日本テレビ系の土曜ドラマ『良いこと悪いこと』は、22年ぶりの同窓会とタイムカプセルの発掘をきっかけに、かつての小学校の同級生たちが連続殺人事件に巻き込まれていく考察ミステリーだ。間宮祥太朗と新木優子がダブル主演を務め、卒業アルバムに残された不可解な細工、忘れられていたもう一人の同級生、そして過去のいじめをめぐる複雑な人間関係が物語を動かす。
2025年10月11日にスタートし、12月20日に全10話の最終回を迎えた本作。事件の実行犯は刑事・宇都見啓(木村昴)だったが、最終話では今國一成(戸塚純貴)と東雲晴香(深川麻衣)も計画に関わっていたことが明らかになった。2026年にはシナリオブックとBlu-ray・DVD BOXも発売され、作品を振り返るための関連資料も充実している。
【作品の基本情報】『良いこと悪いこと』のあらすじと物語の始まり
『良いこと悪いこと』の舞台は、東京郊外にある鷹里小学校。物語が始まるのは2025年、学校創立50周年を迎えた年だ。
小学生時代、6年1組のリーダー的存在だった高木将(間宮祥太朗)は、周囲から「キング」と呼ばれていた。22年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こすため、かつての同級生たちが久しぶりに母校へ集まる。
現在の高木は、実家の塗装会社を継いだ3代目社長。妻の加奈と娘の花音と暮らす、ごく普通の父親になっていた。
同窓会には、当時の仲間だった武田敏生(貧ちゃん)、土屋ゆき(ゆっきー)、豊川賢吾(トヨ)、桜井幹太(カンタロー)、小林紗季(委員長)らも参加する。
そこに現れたのが、かつて高木たちからいじめを受けていた猿橋園子(新木優子)だ。現在は週刊アポロの記者として活躍している。
掘り起こされたタイムカプセルには、当時の卒業アルバムが入っていた。しかし、その中には異様なものがあった。高木を含む6人の顔が、黒く塗りつぶされていたのだ。
さらに、同級生の不審死が発生する。かつて描いた将来の夢の絵や、仲間内で作った替え歌が事件と結びつき、過去の記憶が現在の殺人事件へとつながっていく。
高木は、園子と協力して事件の真相を追うことになる。しかし、事件を調べれば調べるほど、2人が忘れていた小学校時代の出来事が浮かび上がってくる。
日本テレビ公式のイントロダクションでも、タイムカプセル、塗りつぶされた卒業アルバム、同級生の不審死という3つの要素が作品の中心として紹介されている。
全10話の放送情報- 作品名:良いこと悪いこと
- 放送局:日本テレビ系
- 放送開始日:2025年10月11日
- 最終回放送日:2025年12月20日
- 放送枠:毎週土曜21時
- 話数:全10話
- 脚本:ガクカワサキ
- 音楽:Jun Futamata
- 主題歌:ポルノグラフィティ「アゲハ蝶」
- 演出:狩山俊輔、滝本憲吾、長野晋也
なお、本編の全10話とは別に、Huluでは全2話のオリジナルストーリーも制作された。本編で描かれなかった登場人物たちの過去や、その後の物語を補完する内容となっている。
ここからは最終回までの重大なネタバレを含む。犯人の正体だけでなく、事件の背景や各話で明らかになった重要な事実も整理する。
第1話~第3話:6人を狙う連続殺人の始まり第1話「6人」では、タイムカプセルから発見された卒業アルバムをきっかけに、過去のいじめと現在の不審死が結びつく。
最初の犠牲者となるのは武田敏生(貧ちゃん)。彼は将来の夢として「空を飛ぶ絵」を描いており、その内容をなぞるように転落死する。
続いて、消防士になる夢を描いていた桜井幹太(カンタロー)が火災に巻き込まれる。事件が単なる偶然ではないと気づいた高木と園子は、ほかの同級生を守るために行動を始める。
第2話「歌」では、かつて仲間内で作った替え歌が事件の順番を示している可能性が浮上。高木は次の標的が中島笑美(ニコちゃん)だと考えるが、彼女も命を落としてしまう。
第3話「絶交」では、アメリカから帰国した小山隆弘(ターボー)が疑いの目を向けられる。高木との間には小学生時代の絶交という過去があり、2人の友情にも亀裂が生じる。
第4話~第6話:ターボーへの疑惑と園子への攻撃第4話「黒」では、次の標的と考えられた羽立太輔(ちょんまげ)が登場する。彼は同級生との再会を喜ぶどころか、高木たちを友達ではないと拒絶する。
一方、物語の重要人物である宇都見啓が、実は刑事だったことも判明する。事件を捜査する立場の人物が、後に重大な役割を担うことになる点は重要だ。
第5話「みんなの夢」では、かつての担任だった大谷典代を訪ね、卒業アルバムや将来の夢に関する映像の手がかりを追う。学校に残されていた記録には、まだ明らかになっていない事実が隠されていた。
第6話「傘」では、園子が連続殺人事件の犯人ではないかという疑惑記事がライバル誌に掲載される。記者として働いてきた園子は、世間からの激しい批判にさらされることになる。
園子は学級委員長だった小林紗季のもとに身を寄せる。高木や小山も彼女を助けたいと考えるが、事件はさらに悪い方向へ進んでいく。
第7話~第8話:忘れられた7人目ともう一人のドの子第7話「バトン」では、元担任の大谷典代が犠牲者となる。事件に巻き込まれる人が増え、高木は仲間たちを危険にさらしたくないという思いから、周囲を突き放してしまう。
一方、羽立の部屋から発見された手がかりによって、かつての仲良しグループには6人だけでなく、もう1人の仲間がいたことが明らかになる。
その人物が森智也。小学生時代の呼び名は「博士」だった。
第8話「7人」では、博士の正体が高木の娘・花音の担任教師である森智也(古舘佑太郎)だと判明する。森は過去のいじめと自分の存在が忘れられていたことに複雑な思いを抱えていた。
そして、タイムカプセルから抜き取られていたDVDが物語を大きく動かす。
そこには、卒業アルバムに登場しない少女・瀬戸紫苑が映っていた。高木は彼女の存在を思い出し、「もう一人のドの子」という重大な事実に気づく。
第9話~第10話:真犯人の逮捕と衝撃の結末第9話「カノン」では、瀬戸紫苑(大後寿々花)の過去が明らかになる。紫苑は高木たちからいじめを受け、夢だったピアニストへの道にも深い傷を負っていた。
紫苑は後に宇都見啓の婚約者となっていたが、1年前に亡くなっていた。宇都見は彼女の死と過去のいじめをきっかけに、復讐を計画していた。
宇都見は小山隆弘を殺害し、高木に自分が一連の事件の犯人であることを明かす。その後、紫苑の追悼コンサートで警察に逮捕される。
しかし、最終回「はじまり」では、事件の背景にさらに大きな計画があったことが判明する。今國と東雲も宇都見の仲間だったのだ。
高木は最後の選択を迫られる。今國から銃を渡され、自分を撃ってヒーローになれと迫られるが、引き金を引くことはできなかった。
その後、高木は過去のいじめを認め、園子の独占取材を通じて自分の行為と向き合うことを決意する。物語は、花音が学校でいじめられ、倉庫に閉じ込められる場面と、そこへ助けに来た人物の姿で幕を閉じた。
各話の放送日とタイトルは日本テレビの公式ストーリーページで確認できる。全10話を通して、事件の被害者が増えるたびに、過去の記憶と登場人物の関係性が更新されていく構成だった。
【キャスト・相関図】キング・どの子・ターボーを中心とした人物関係
本作の人物関係を理解するうえで重要なのは、現在の職業や立場だけでなく、小学校時代に誰がいじめる側で、誰がいじめられる側だったのかという過去だ。
特に高木、園子、小山の3人は物語の中心人物であり、瀬戸紫苑、宇都見、今國、東雲との関係を把握すると最終回の意味が理解しやすくなる。
主要キャストと役柄の関係一覧| 登場人物 | キャスト | 役柄・人物関係 |
|---|---|---|
| 高木将(キング) | 間宮祥太朗 | 元6年1組のリーダー。現在は家業の塗装会社を継ぐ社長で、過去のいじめに向き合う。 |
| 猿橋園子(どの子) | 新木優子 | 高木たちからいじめを受けた元転校生。現在は週刊アポロの記者。 |
| 小山隆弘(ターボー) | 森本慎太郎(SixTONES) | 高木の親友。アプリ開発会社を経営し、事件に巻き込まれる。 |
| 宇都見啓 | 木村昴 | 刑事。瀬戸紫苑の婚約者で、連続殺人の実行犯。 |
| 今國一成 | 戸塚純貴 | スナック「イマクニ」の店主。紫苑と同じタクト学園に通い、復讐計画に加担。 |
| 東雲晴香 | 深川麻衣 | 園子の同僚。紫苑と同じタクト学園の出身で、事件の計画を知る人物。 |
| 瀬戸紫苑(ドの子) | 大後寿々花 | 高木たちからいじめを受けた少女。ピアニストを夢見ていた。 |
| 森智也(博士) | 古舘佑太郎 | かつての7人目の仲間。現在は花音の担任教師。 |
| 羽立太輔(ちょんまげ) | 森優作 | 元6年1組の同級生。事件の被害者となる。 |
| 高木花音 | 宮崎莉里沙 | 高木の娘。父親の過去と現在のいじめをつなぐ重要人物。 |
このほか、剛力彩芽が土屋ゆき、工藤阿須加が桜井幹太、松井玲奈が中島笑美、稲葉友が豊川賢吾、藤間爽子が小林紗季を演じる。
公式キャスト情報では、徳永えり、木村昴、深川麻衣、田中美久、水川かたまりなど、幅広い出演者が名を連ねている。
間宮祥太朗が演じるキングの人物像高木将は、子どもの頃にクラスの中心にいた人物だ。本人にとっては軽い冗談や遊びだったとしても、その言動によって傷ついた人がいたことを、長い間深く考えずに生きてきた。
大人になった高木は家庭を持ち、仕事にも責任を負っている。しかし、過去の行為が消えるわけではない。娘の花音がいじめに巻き込まれたことで、自分が過去にしたことと、父親として守りたいものが正面からぶつかる。
間宮祥太朗の演技で印象的なのは、キングというかつての強者が、自分の過ちを認められずに苦しむ姿だ。最終回での謝罪は、単なる犯人への謝罪ではなく、自分の人生を見直す決断でもあった。
新木優子が演じるどの子と、もう一人のドの子猿橋園子は、子どもの頃にいじめを受けた経験を持つ人物だ。大人になった現在は記者として活躍し、事件の真相を追う側に立っている。
一方、瀬戸紫苑もまた、かつて高木たちからいじめを受けた少女だった。彼女は「ド」の音をめぐる出来事から「ドの子」と呼ばれるようになり、園子とは別の存在として物語の奥に隠されていた。
ここで重要なのは、「どの子」と「ドの子」が同じ人物を指しているわけではないことだ。園子だけに注目していると、物語の本当の発端を見落としてしまう。
森本慎太郎が演じるターボーの役割小山隆弘、通称ターボーは、高木にとって大切な親友だった。大人になってからも2人の間には、昔の友情と絶交した記憶が残っている。
小山が事件の犯人ではないかと疑われる展開は、視聴者にとって大きなミスリードとなった。高木が彼を信じようとする姿は、単なる友情だけでなく、過去に失った関係を取り戻そうとする物語でもある。
第9話で宇都見に殺害される展開は、事件の残酷さを決定づける場面だった。
【最終回ネタバレ】良いこと悪いことの真犯人と正体を完全解説
ここが作品最大の謎だ。第9話で宇都見が連続殺人の実行犯として明らかになったものの、最終回では事件の計画に関わった人物がさらに存在することが判明した。
実行犯は宇都見啓(木村昴)宇都見は警察の刑事という立場を利用しながら、高木たちの周辺に接近していた人物だ。
彼の動機は、婚約者だった瀬戸紫苑を失ったことにある。紫苑は小学生時代のいじめによって深く傷つき、ピアニストという夢を抱きながらも、その過去のトラウマから逃れられなかった。
紫苑は1年前に亡くなっていた。宇都見は彼女の死を過去のいじめと結びつけ、高木たちに復讐することを決める。
宇都見は小山を殺害した後、高木に一連の犯行を告白する。第9話で警察に逮捕され、事件の実行犯としての正体が明らかになった。
今國一成と東雲晴香も共犯だった最終回で明かされた最大の事実は、今國と東雲も宇都見の計画に関わっていたことだ。
今國は、スナック「イマクニ」の店主として高木たちと親しく接していた。しかし、その出会いは偶然ではなかった。彼は高木を店の常連にすることで、復讐計画の一部を進めていた。
今國もまた、過去にいじめを受けた人物だった。紫苑や東雲と同じタクト学園で過ごし、3人はつらい過去を乗り越えながら関係を築いていた。
東雲も紫苑と同じタクト学園の出身で、過去のいじめを経験していた。園子の同僚として働きながら、事件の背景を知っていたのだ。
つまり、宇都見は紫苑を失った婚約者として復讐を実行し、今國と東雲は同じように過去のいじめを経験した仲間として計画を支えていた。
高木が最後に銃を撃たなかった理由最終回の重要な場面が、今國と高木の対峙だ。
今國は宇都見から預かった銃を高木に差し出し、自分を撃つよう迫る。高木が今國を殺せば、復讐の連鎖は別の形で完成する。高木自身が新たな加害者となり、事件の構図が一巡するからだ。
今國は、高木に自分を撃つことでヒーローになれと迫る。しかし、高木は引き金を引くことができなかった。
彼は過去のいじめについて、悪いことだと分かっていたのに止めなかった自分を認め、今國に謝罪する。
この選択が重要なのは、復讐によって過去を帳消しにするのではなく、加害者が自分の行為を認めて責任を負うという別の道を示したからだ。
最終回の最後に花音を助けた人物は誰?物語のラストでは、高木の娘・花音が学校の倉庫に閉じ込められ、いじめを受けている様子が描かれる。
やがて倉庫の扉が開き、光の向こうから誰かが花音に声をかける。最後の人物は明確に名前が示されず、視聴者に余韻を残す演出となった。
この場面は、高木が過去にしてきたことを次の世代が繰り返すのか、それとも誰かが勇気を出して止めるのかという、作品全体のテーマを象徴している。
最終回の事件の全貌と花音のラストシーンについては、エンタメニュースサイトentaxの放送後レポートでも詳しく取り上げられた。
【伏線回収・犯人考察】タイムカプセルと卒業アルバムに隠された謎
『良いこと悪いこと』が考察ミステリーとして注目された理由は、犯人の正体だけでなく、物語の序盤から小さな違和感を積み重ねていた点にある。
伏線1:6人の顔が塗りつぶされた卒業アルバム最初に登場する最大の謎が、卒業アルバムの顔の塗りつぶしだ。
単なるいたずらではなく、過去のいじめに関係した人物を示す印だった。高木を含む6人が標的になっているという事実が、物語の出発点となった。
しかし、卒業アルバムに記録されていた人物だけが事件のすべてではなかった。瀬戸紫苑のように、すでに学校を去っていた人物は、アルバムを見ただけでは存在に気づきにくかった。
伏線2:タイムカプセルに入っていた「みんなの夢」のDVDタイムカプセルの中にあったDVDには、当時の子どもたちが将来の夢を語る映像が収められていた。
この映像は、事件の標的や犯行の順番を考える重要な手がかりとなる。さらに、最後に登場した瀬戸紫苑の映像が、高木たちの記憶から消えていたもう一人のドの子を思い出させた。
DVDが一時的に失われていたことも、犯人の動機と過去の記録がどのようにつながっているかを考えるうえで重要だった。
伏線3:替え歌と将来の夢が犯行に結びついていた小学生時代に作られた替え歌は、事件の進行順を読み解くためのヒントだった。
さらに、将来の夢の絵と事件の手口が結びつくことで、過去の遊びが現在の犯罪に利用されていることが分かる。
この仕掛けが巧妙なのは、子ども時代の何気ない記憶が、大人になってから恐ろしい意味を持つように描かれていることだ。
伏線4:タクト学園とイマクニの共通点最終回で重要になるのが、タクト学園とスナック「イマクニ」のマークの類似性だ。
高木はこの共通点に気づいたことで、今國と紫苑の関係を疑うようになる。今國が単なる飲食店の店主ではなく、過去のいじめと深く関係する人物だったことが明らかになる。
何気ない小道具や背景に重要な意味を持たせる演出は、視聴者に画面を細かく観察させる仕組みになっていた。
伏線5:森智也は本当に犯人だったのか第8話で7人目の仲間・博士の正体が森智也だと分かったことで、森が連続殺人の犯人ではないかという疑いが強まった。
しかし、最終回まで見ると、森は実行犯ではなかった。彼は高木たちの過去のいじめによって傷ついた人物であり、事件の背景を理解するうえで欠かせない存在だった。
森の存在は、いじめの被害が一人だけにとどまらず、周囲の人間関係や人生にも長く影響することを示している。
伏線6:週刊アポロの後輩・松井は黒幕だったのか放送中に視聴者の注目を集めた人物に、園子の後輩である松井(秋谷郁甫)がいる。彼が園子のパネルを殴る場面など、意味深な行動が描かれていたため、犯人との関係を疑う考察も生まれた。
しかし、最終回で明らかになった事件の計画に松井は関わっていない。MANTANWEBも、事件とは無関係だった松井の行動に視聴者が疑問を抱いたことを報じている。
この点は、怪しい行動をする人物が必ずしも事件の黒幕とは限らないという、本作のミスリードを象徴している。
【主題歌・音楽】ポルノグラフィティ「アゲハ蝶」が物語にもたらした意味
『良いこと悪いこと』の主題歌は、ポルノグラフィティの「アゲハ蝶」だ。
2001年に発表された楽曲が、平成の小学校時代を描く本作の音楽として起用されたことには、作品の時代設定とのつながりがある。
ドラマには、タイムカプセル、卒業アルバム、替え歌、当時の子ども文化など、平成を過ごした世代にとって懐かしさを感じさせる要素が数多く登場する。
「アゲハ蝶」の印象的なメロディーは、懐かしい記憶と現在の事件が交錯する本作の雰囲気を支えている。
なぜ「アゲハ蝶」が作品に合っていたのか本作は単なる殺人事件の謎解きではない。子ども時代の思い出が、大人になった登場人物たちの人生にどのような影響を与えているかを描いている。
懐かしい音楽を使うことで、視聴者自身の学生時代の記憶も呼び起こされる。過去を美化するだけではなく、忘れていた傷や後悔まで思い出させる点が、主題歌の選択と作品のテーマに重なる。
日本テレビの公式発表でも、主題歌の起用はドラマに散りばめられた平成の雰囲気を彩るものとして紹介された。
【2026年最新情報】Blu-ray・DVD・シナリオブックの発売状況
2026年には、ドラマをもう一度楽しみたい人に向けた関連商品が発売された。特に注目したいのは、Blu-ray・DVD BOXとシナリオブックの2つだ。
Blu-ray・DVD BOXは2026年6月10日発売日本テレビと発売元のVAPから、Blu-ray BOXとDVD BOXが2026年6月10日に発売された。
本編は全10話で、約450分を収録。特典ディスクにはメイキング映像が収録され、オールカラーブックレットも封入されている。
- Blu-ray BOX:29,040円(税込)
- DVD BOX:22,990円(税込)
- 発売日:2026年6月10日
- ディスク構成:4枚組(本編3枚・特典1枚)
- 映像特典:メイキング
- 封入特典:オールカラーブックレット
- 先着購入特典:オリジナルステッカー6枚セット
特典内容や先着購入者向けのステッカーは、販売店によって取り扱いが異なる場合がある。購入時には販売店の商品情報を確認したい。
シナリオブックは2026年3月16日発売もう一つの注目商品が、宝島社から発売された『良いこと悪いこと シナリオブック』だ。
発売日は2026年3月16日。価格は2,420円(税込)、全400ページで、脚本家ガクカワサキが手がけた全10話とHuluオリジナルストーリーのシナリオを収録している。
さらに、脚本家のガクカワサキとプロデューサーの鈴木将大による特別対談も掲載。ドラマの誕生秘話や、話題になった伏線、主題歌「アゲハ蝶」の起用理由、別案として存在したエンディングなど、映像だけでは分からない制作の裏側も紹介されている。
特に、最終回を見た後にシナリオブックを読むと、登場人物の心理や伏線の配置を別の角度から確認できる。作品の考察を深めたい人にとって価値のある資料だ。
2026年に作品を振り返るならどれを選ぶべきか映像と演技をもう一度楽しみたい人にはBlu-ray・DVD BOX、脚本の意図や制作の裏側を知りたい人にはシナリオブックが向いている。
また、本編の10話だけでは物足りない場合は、Huluオリジナルストーリーも確認したい。本編とは別の全2話で構成されており、作品世界をより深く楽しめる。
日本テレビ公式の関連発表と宝島社の商品情報によると、2026年の主な関連展開はこれらの映像商品とシナリオブックだ。
【プロの結論】『良いこと悪いこと』が描いた本当のテーマとは
本作を単純に「犯人を当てるミステリー」として見ると、最終回の本当の意味を見落としてしまう。
作品の中心にあるのは、いじめをした側が過去の出来事を忘れても、された側の傷は消えないという現実だ。
加害者にとっての過去と被害者にとっての過去は違う高木たちにとって、小学生時代のいじめは昔の出来事だった。大人になり、仕事や家庭を持った現在では、すでに終わったこととして扱われていた。
しかし、紫苑や園子にとっては違う。周囲が忘れてしまった出来事でも、本人にとっては人生を変えるほどの傷になっていた。
この記憶の非対称性こそが、事件の根底にある問題だ。いじめた側が忘れているからといって、被害が消えるわけではない。
復讐ではなく責任を取ることが物語の答え今國と東雲は、いじめをなくすために社会へ訴えるという目的を掲げていた。しかし、その手段として連続殺人に加担したことで、自分たちも新たな加害者となってしまった。
園子は東雲の計画に協力することを拒み、人々が自分で良いことを選ぶ可能性を信じる道を選ぶ。
高木もまた、誰かを殺して過去を償うのではなく、自分の行為を認めて責任を負うことを選択した。
この結末には、加害者が自分の過去を公に認めることの難しさと、それでも変わり続けようとすることの意味が込められている。
作品をおすすめできる人・注意したい人おすすめできる人
- 伏線やミスリードを考察するミステリーが好きな人
- 同窓会や学生時代の記憶を題材にしたドラマに興味がある人
- 複数の登場人物の関係性を読み解く作品が好きな人
- 事件の謎だけでなく、社会的なテーマも楽しみたい人
- 最終回を見た後に序盤を見直したい人
注意したい人
- いじめや自殺、殺人などの重い描写が苦手な人
- 最後まですべての謎が明確に説明される作品を求める人
- 復讐劇における暴力的な展開が苦手な人
特に、本作は一部の登場人物の行動やラストシーンに解釈の余地を残している。すべての伏線が明確な答えを持つわけではないため、結末をどう受け止めるかも作品の楽しみ方の一つになる。
【『良いこと悪いこと』のあらすじ・結末】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ドラマ『良いこと悪いこと』の真犯人は誰ですか?
A1:連続殺人の実行犯は宇都見啓(木村昴)です。最終回では今國一成(戸塚純貴)と東雲晴香(深川麻衣)も計画に加担していたことが明らかになります。
Q2:瀬戸紫苑とどの子・園子は同一人物ですか?
A2:別人です。猿橋園子は「どの子」と呼ばれた転校生で、瀬戸紫苑はその前にいじめを受けていた「ドの子」です。2人の存在を区別することが事件の真相を理解する鍵になります。
Q3:ターボーこと小山隆弘は犯人ですか?
A3:犯人ではありません。高木の親友だった小山は、最終的に宇都見に殺害されます。物語の途中で疑いを向けられますが、実際には事件の実行犯ではありません。
Q4:森智也(博士)は連続殺人の犯人ですか?
A4:違います。森はかつての7人目の仲間であり、現在は高木の娘・花音の担任教師です。事件の背景を知る重要人物ですが、連続殺人の実行犯ではありません。
Q5:『良いこと悪いこと』は全何話ですか?
A5:本編は全10話です。2025年10月11日に放送開始し、同年12月20日に最終回が放送されました。別途、Huluオリジナルストーリーが全2話あります。
Q6:主題歌は誰が歌っていますか?
A6:ポルノグラフィティの「アゲハ蝶」です。平成の懐かしさを感じさせる楽曲が、作品の時代背景と物語を彩っています。
Q7:Blu-ray・DVD BOXの発売日はいつですか?
A7:2026年6月10日です。Blu-ray BOXは29,040円(税込)、DVD BOXは22,990円(税込)で発売されました。
Q8:シナリオブックは発売されていますか?
A8:はい。宝島社から2026年3月16日に発売されました。全10話とHuluオリジナルストーリーのシナリオに加え、脚本家とプロデューサーの対談も収録されています。
『良いこと悪いこと』は、22年ぶりの同窓会とタイムカプセルの発掘から始まった連続殺人事件を通じて、過去のいじめと現在の責任を描いた考察ミステリーだ。
キングこと高木将、どの子こと猿橋園子、ターボーこと小山隆弘を中心に展開する物語は、もう一人のドの子・瀬戸紫苑の存在によって大きく変わっていく。
真犯人の構図は、宇都見が実行犯、今國と東雲が計画の協力者というものだった。しかし、最終回が伝えたかったのは犯人の逮捕だけではない。いじめをした側が過去を認め、被害を受けた側の痛みと向き合うことの難しさだった。
高木が最後に銃を撃たず、自分の過ちを認めたことは、本作のテーマを象徴する結末といえる。復讐によって新たな被害者を生むのではなく、自分の行為に責任を持つことを選んだのだ。
2026年にはBlu-ray・DVD BOXとシナリオブックが発売され、映像や脚本を通じて作品を振り返る環境も整った。特に、最終回を知ったうえで第1話から見直すと、卒業アルバム、DVD、替え歌、タクト学園など、序盤に散りばめられた伏線の意味が改めて見えてくる。
『良いこと悪いこと』が最後に問いかけたのは、誰が悪い人間なのかという単純な問題ではない。過去の自分の行動を認め、これから何を選択して生きるのか。その問いこそが、事件の真相以上に視聴者の心に残る作品の核心だ。
主な事実確認資料: 日本テレビ公式番組サイト・各話ストーリー・キャスト相関図、VAP公式商品情報、宝島社公式シナリオブック情報、entax、MANTANWEBの最終回報道。