2026年11月現在、女優・女性タレントのCMランキングで注目したいのは、企業が実際に起用した社数と、視聴者が「最近気になる」と感じる人気ランキングでは、首位の顔ぶれが大きく異なることだ。2019年には渡辺直美さんが16社で女性トップを獲得。2025年の視聴者投票では、サントリーのCMで注目を集めた渋谷凪咲さんが4,784人の調査で1位に選ばれた。
加えて、2026年上半期の最新CM起用社数ランキングでは、川口春奈さんが17社で単独首位に立っている。2025年の年間ランキングや、広瀬すずさん、有村架純さん、齋藤飛鳥さん、白石麻衣さん、土屋太鳳さんらが上位に名を連ねた2019年の実績と比較すると、CM業界で求められる女性タレント像の変化も見えてくる。
この記事では、2026年の最新公表データを中心に、歴代のCM女王、視聴者投票の人気ランキング、企業がCM出演者を選ぶ背景まで詳しく整理する。
【2026年最新】女優・女性タレントのCM起用社数ランキング!現在のCM女王は誰?

2026年のCM女王を判断するうえで、まず確認したいのがニホンモニター株式会社が2026年7月1日に発表した「2026上半期タレントCM起用社数ランキング」だ。
調査対象は2026年1月1日から6月21日までに、東京地区の民放5局で放送されたテレビCM。俳優、女優、タレント、スポーツ選手など幅広いジャンルの人物が対象となっている。
上位の顔ぶれは次のとおりだ。
川口春奈17社
2026年上半期
今田美桜16社
同率2位
芦田愛菜15社
上位女性タレント
浜辺美波12社
上位女性タレント
出典:ニホンモニター「2026上半期タレントCM起用社数ランキング」。
2026年上半期のトップは川口春奈さん。17社という起用社数で、男女を含めたタレントランキングでも単独首位となった。
起用企業には、ENEOS、サントリー、小田急電鉄、ジェーシービー、森永乳業、ライオン、はま寿司など、業種の異なる企業が並ぶ。
注目したいのは、食品、金融、交通、エネルギー、美容・健康など、幅広い分野で起用されている点だ。
特定の商品ジャンルだけでなく、生活者との接点が多い企業の広告に出演していることが、幅広いブランド認知につながっている。
2位・今田美桜は16社で追走今田美桜さんは16社で2位。
AOKI、インディード、キリンビール、第一生命保険、任天堂、ミスタードーナツ、楽天モバイルなど、こちらも幅広い業種の企業に起用されている。
ドラマや映画での俳優活動に加え、広告での存在感も強い。
芦田愛菜・浜辺美波も上位を維持芦田愛菜さんは15社、浜辺美波さんは12社。
芦田さんは食品、金融、教育、通信などの広告主に起用され、幅広い年齢層に親しまれるイメージが特徴的だ。
浜辺さんも食品、美容、通信など複数ジャンルで存在感を示している。
なお、ここで紹介した数字は2026年上半期の実績であり、2026年の年間ランキングではない。11月6日時点では、2026年通年の確定ランキングと混同しないことが大切だ。
【歴代ランキング】2019年は渡辺直美が16社で首位!有村架純・広瀬すずも上位
現在のランキングを理解するには、2019年のCM起用社数ランキングも見逃せない。
ニホンモニターが2019年12月2日に発表した年間ランキングでは、渡辺直美さんが16社で女性部門のトップを獲得した。
当時のランキングには、現在も知名度の高い女優や元アイドルが多数登場している。
2019年女性タレントCM起用社数ランキング| 順位 | 名前 | 起用社数 |
|---|---|---|
| 1位 | 渡辺直美 | 16社 |
| 2位 | 有村架純 | 12社 |
| 2位 | 齋藤飛鳥 | 12社 |
| 2位 | 白石麻衣 | 12社 |
| 2位 | 広瀬すず | 12社 |
| 3位 | 土屋太鳳 | 11社 |
| 4位 | 綾瀬はるか | 10社 |
| 4位 | 川栄李奈 | 10社 |
| 4位 | 清野菜名 | 10社 |
| 4位 | 中村アン | 10社 |
| 4位 | 吉田羊 | 10社 |
出典:ニホンモニター「2019タレントCM起用社数ランキング」。同順位の表記は同社発表に準拠。
渡辺直美が16社を獲得した理由16社
2019年女性部門1位
渡辺直美さんは、2019年の女性タレントCM起用社数ランキングで16社を記録した。
広告主には、味の素、NTTドコモ、花王、トヨタ自動車、日本コカ・コーラ、タカラトミー、阪急交通社などが名を連ねている。
特徴的なのは、食品や通信、美容、自動車、旅行など、生活に密着した多様な企業から起用されていたことだ。
芸人としての表現力や明るいキャラクターは、短いCM時間でも視聴者の記憶に残りやすい。商品そのものだけでなく、広告を見たときの楽しさや親しみやすさも企業にとって価値のある要素だったと考えられる。
有村架純・齋藤飛鳥・白石麻衣・広瀬すずが12社で並ぶ2019年の2位グループには、4人の人気女性タレントが並んだ。
12社・2019年
伊藤園、KDDI、JA共済、第一三共ヘルスケアなどに起用された。
12社・2019年
乃木坂46として活動していた時期で、食品、通信、ゲーム、日用品などのCMに出演。
12社・2019年
資生堂、ソフトバンク、セブン‐イレブン、明治など幅広い企業の広告に登場。
12社・2019年
アサヒ飲料、スズキ、富士フイルム、ロッテなどのCMに起用。
4人に共通するのは、芸能活動における認知度だけでなく、企業広告のイメージキャラクターとして幅広い層に訴求できる存在だったことだ。
土屋太鳳は11社でランクイン11社
2019年女性部門・3位
土屋太鳳さんは11社で上位に入った。
資生堂、ソフトバンク、日本コカ・コーラ、日本中央競馬会、ロッテなど、こちらも業種の幅が広い。
2019年のランキングを見ると、現在の人気女優だけでなく、当時のアイドルグループ出身者やお笑い芸人も広告市場で大きな存在感を持っていたことが分かる。
【2025年人気投票】最近気になるCM女優ランキング1位は渋谷凪咲!サントリーCMが話題
CM起用社数とは異なる角度から女性タレントの人気を測ったのが、ランキングー!が2025年6月26日に発表した「最近気になるCM女優・女性タレントランキング」だ。
この調査では、10~50代の男女を中心とした4,784人が回答。調査日は2025年1月13日となっている。
その結果、1位に選ばれたのは渋谷凪咲さんだった。
256票
有効回答者4,784人
注目された出演CM
サントリーチューハイ「−196(イチキューロク)」
渋谷凪咲さんは、NMB48卒業後もバラエティー番組などで活躍し、俳優としても活動の幅を広げている。
今回のランキングで取り上げられたのは、サントリーのチューハイ「−196」のCMだ。
CMでは「−196ウーマン」として登場。印象的な演出や、明るく親しみやすいキャラクターが特徴となっている。
ランキングー!の記事では、視聴者から寄せられた評価として、笑顔や親しみやすさ、面白さを好意的に受け止める声が紹介されている。
ここで注目したいのは、渋谷さんがCM出演社数のトップとして選ばれたわけではないことだ。
あくまでも「最近気になるCM女優・女性タレント」というテーマで、視聴者が印象に残った人物として選んだ結果である。
2025年の人気投票TOP10| 順位 | 人物 | 得票数 | 主なCM |
|---|---|---|---|
| 1位 | 渋谷凪咲 | 256票 | サントリー −196 |
| 2位 | 黒木華 | 235票 | サントリー 金麦 |
| 3位 | 河合優実 | 205票 | クラフトボス、さとふる |
| 4位 | 松本穂香 | 199票 | au 高杉くん |
| 5位 | 原菜乃華 | 195票 | apollostation |
| 6位 | 中村アン | 193票 | ビオスリー |
| 7位 | 桜田ひより | 190票 | ホットペッパービューティー |
| 8位 | 吉谷彩子 | 188票 | ビズリーチ |
| 9位 | 出口夏希 | 187票 | 生茶 |
| 10位 | 小坂菜緒 | 172票 | ソニー損保 |
出典:ランキングー!「最近気になるCM女優・女性タレントランキング」。
この結果で興味深いのは、必ずしもCM出演社数が多い人物だけが上位に入っているわけではない点だ。
黒木華さん、河合優実さん、松本穂香さんなど、特定のCMシリーズで印象的な演技を見せる俳優も高く評価されている。
つまり、企業からの起用実績と、視聴者が感じるCMの魅力は別々に評価する必要がある。
【比較・関係性一覧】2019年から2026年までのCM女王と注目女優の変化
ここまで紹介したランキングを時系列で並べると、CM市場の変化がより分かりやすくなる。
次の表では、主要人物と調査結果、CMとの関係をまとめた。
| 人物 | 年・実績 | CMとの関係 |
|---|---|---|
| 渡辺直美 | 2019年・16社 | 女性起用社数1位 |
| 有村架純 | 2019年・12社 | 企業広告で幅広く起用 |
| 齋藤飛鳥 | 2019年・12社 | 乃木坂46在籍時に多数出演 |
| 白石麻衣 | 2019年・12社 | 美容・通信・食品など |
| 広瀬すず | 2019年・12社 | 飲料・自動車・食品など |
| 土屋太鳳 | 2019年・11社 | 幅広い業種の広告に出演 |
| 渋谷凪咲 | 2025年・256票 | サントリー−196のCMで人気投票1位 |
| 川口春奈 | 2025年・21社 | 年間起用社数1位 |
| 川口春奈 | 2026年上半期・17社 | 上半期起用社数1位 |
| 今田美桜 | 2026年上半期・16社 | 上半期2位 |
| 芦田愛菜 | 2026年上半期・15社 | 上半期上位 |
2026年の上半期データと合わせて押さえたいのが、ニホンモニターが2025年12月2日に発表した年間ランキングだ。
この調査では川口春奈さんが21社で単独首位。芦田愛菜さんが20社で続いた。
今田美桜さんは15社、浜辺美波さんは13社、広瀬すずさんは12社だった。
つまり、2019年に上位だった広瀬すずさんや有村架純さんらの時代から、川口春奈さん、芦田愛菜さん、今田美桜さんらが中心となる構図へと変化している。
ただし、2019年と2025年のランキングを単純に比較する場合は、調査期間や集計方法の違いにも注意したい。
【なぜ順位が違う?】CM契約社数ランキングと視聴者人気ランキングの決定的な違い
女優CMランキングを調べる読者が混乱しやすいのが、ランキングごとに1位の人物が異なることだ。
これは調査の誤りではなく、そもそも測定しているものが違うためである。
1.CM起用社数ランキングは企業側の実績ニホンモニターのランキングは、実際にテレビCMに出演したタレントを企業数で集計するものだ。
2026年上半期の調査では、次の条件が設けられている。
- 東京地区の民放5局が対象。
- 2026年1月1日から6月21日までの放送分を集計。
- 番組宣伝やナレーションのみの出演などは除外。
- 契約期間ではなく、出演CMが実際に放送されたかどうかでカウント。
- グループ企業内の複数企業による起用は、それぞれ別会社として集計。
つまり、一般に「CM契約社数」と呼ばれる数字でも、実際には調査期間内に放送されたCMの起用企業数を示している。
契約を結んだだけで放送されなかった広告は、同じ意味ではカウントされない。
2.視聴者人気ランキングは印象や好感度を反映一方、2025年の渋谷凪咲さんの1位は、4,784人のインターネット調査による結果だ。
ここで評価されているのは、企業が何社起用したかではなく、視聴者がどの人物を最近気になると感じたかという点である。
そのため、CM出演社数が少なくても、特定のCMで強い印象を残した人物が上位になる可能性がある。
3.テレビCMとWEB広告は別の評価軸もう一つ重要なのが、テレビCMとWEB広告の違いだ。
企業の広告活動はテレビだけで完結しない。
YouTube、SNS、動画配信サービス、企業公式サイトなど、広告が届く場所は多様化している。
テレビCMの起用社数ランキングだけでは、WEB広告を含めたすべての広告出演実績を把握できない。
例えば、テレビCMでは見かけない人物でも、WEB動画やSNSキャンペーンで企業のイメージキャラクターを務めている場合がある。
ランキングを見る際には、次の3つを区別すると理解しやすい。
| 評価基準 | 何を測るか | 主な注目点 |
|---|---|---|
| CM起用社数 | 放送CMの広告主数 | 企業からの起用実績 |
| 視聴者人気 | アンケートの得票数 | 印象・好感度 |
| WEB広告出演 | ネット広告への出演実績 | デジタル上の露出 |
企業がタレントを選ぶ際には、知名度だけでなく、ブランドイメージとの相性、商品ターゲットとの一致、広告の記憶されやすさなども判断材料になる。
CM女王とは、単にテレビに多く出演する人ではなく、企業が伝えたい価値と視聴者の受け取り方を結びつけられる存在でもある。
【プロの結論】2026年に注目したいCM女優・女性タレントは?
2026年のランキングを踏まえると、注目したい女性タレントは大きく3つのタイプに分けられる。
安定した企業起用を誇る川口春奈・芦田愛菜
川口春奈
2025年年間21社、2026年上半期17社。複数ジャンルの企業から継続的に起用される強さがある。
芦田愛菜
2025年年間20社、2026年上半期15社。幅広い年齢層に親しまれるイメージが広告市場で存在感を発揮している。
この2人は、年間と上半期の双方で上位を維持している点が特徴だ。
俳優としての活躍と広告人気を両立する今田美桜・浜辺美波
今田美桜
2026年上半期16社。食品、通信、金融など幅広い広告ジャンルで存在感を示す。
浜辺美波
2026年上半期12社。2025年年間ランキングでも13社を獲得している。
映画やドラマなどの出演活動と、広告での認知度が相互に影響する点にも注目したい。
特定のCMで強い印象を残す渋谷凪咲・河合優実
渋谷凪咲
サントリー「−196」のCMで、2025年の視聴者人気投票1位。
河合優実
同ランキング3位。クラフトボスなどのCMが取り上げられた。
この2人は、単純な企業起用社数だけでは測りきれない、CMそのものの印象や話題性という観点で興味深い存在だ。
ランキングを見るときの判断基準読者がCM女優の人気を比較するなら、次の基準を意識するとよい。
- 企業からの信頼度を知りたい人: 年間CM起用社数ランキングを確認する。
- 最近話題になっている人物を知りたい人: 視聴者アンケートを確認する。
- 広告業界全体での活動を知りたい人: テレビCMだけでなくWEB広告やSNSの出演実績も調べる。
逆に、調査期間が異なる数字をそのまま比較したり、女性タレント全般のランキングを女優限定の順位として解釈したりするのは適切ではない。
2026年は川口春奈さんが企業起用社数で先頭を走り、渋谷凪咲さんは2025年の人気投票で強い印象を残した。この違いこそ、CMランキングを読み解く面白さだ。
【女優のCMランキングに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年最新のCM女王は誰ですか?
2026年上半期のCM起用社数ランキングでは、川口春奈さんが17社で単独1位です。2026年通年の年間ランキングとは区別する必要があります。
Q2:歴代のCM女王で渡辺直美は何社に起用されましたか?
2019年の女性タレントCM起用社数ランキングで16社です。ニホンモニターの年間調査で女性部門の首位を獲得しました。
Q3:最近気になるCM女優ランキングで1位になったのは誰ですか?
2025年6月26日発表のランキングでは渋谷凪咲さんが1位です。4,784人の調査で256票を獲得し、サントリー「−196」のCMが紹介されています。
Q4:有村架純・齋藤飛鳥・白石麻衣・広瀬すずのCM出演社数は?
2019年の年間ランキングでは、4人とも12社です。同年の女性部門で同率2位に入りました。
Q5:CM起用社数とCM契約社数は同じ意味ですか?
一般的には近い意味で使われますが、調査によって集計方法が異なります。ニホンモニターのランキングでは契約期間ではなく、調査期間内に実際に放送されたCMを基準に企業数を集計しています。
Q6:2026年の年間CM女王はもう決まっていますか?
2026年11月6日時点では、ここで確認できる最新の公式集計は上半期ランキングです。年間の確定順位は、今後発表される通年データを待つ必要があります。
2026年の女優・女性タレントCMランキングを整理すると、企業からの起用社数と視聴者からの人気投票では、評価されるポイントが異なることが分かる。
2019年は渡辺直美さんが16社で女性部門トップ。2025年の人気投票では渋谷凪咲さんが4,784人の調査で1位となった。そして、2025年の年間起用社数と2026年上半期のランキングでは川口春奈さんが首位を獲得している。
特に注目したいのは、川口春奈さんが2025年年間21社、2026年上半期17社と高い起用実績を維持している点だ。今田美桜さん、芦田愛菜さん、浜辺美波さんらも上位に入り、次世代のCM市場を支える顔ぶれが見えてきた。
CMランキングは、単なる芸能人の人気投票ではない。企業がどのようなイメージを求め、視聴者がどのような人物に親しみを感じるのかを映し出す広告市場の指標でもある。
今後の2026年年間ランキングでは、川口春奈さんの首位維持に加え、今田美桜さんや芦田愛菜さんがどこまで迫るのかも大きな見どころとなる。
最終的には、起用社数・視聴者人気・テレビCMとWEB広告の実績を分けて見ることが、CM女王の本当の実力を理解する近道だ。