2026年11月現在の城島茂は、TOKIO時代から続くテレビ出演を維持しながら、個人事業の基盤づくりにも取り組んでいる。単にグループ解散後の仕事を探しているという状況ではない。自身の会社を活動の拠点とし、芸能活動と地域社会に関わる仕事を組み合わせた活動スタイルへ移行している。
現在の主なテレビ・ラジオ出演株式会社城島ファームの公式サイトに掲載されている主な出演情報は、次のとおりだ。
- 『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系):出演継続を表明した長年のレギュラー番組。
- 『らくらく茂』(ABCテレビ):2021年から続く冠番組。
- 『リーダーズサーチ 街でウワサの匠さん』(テレビ朝日系):2024年から出演する番組。
- 『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ):ラジオでの活動。
このほか、毎日新聞の連載『城島茂・出会いに感謝』など、テレビ以外の発信活動も公式プロフィールに掲載されている。
注目したいのは、出演ジャンルが一つに限定されていないことだ。長年培ってきたバラエティー番組での経験に加え、職人や専門家を紹介する番組、生活情報、ラジオなど、幅広い分野で活動している。
公式Instagramも2026年元日に開設城島は2026年1月1日、自身の公式Instagramを開設した。翌5日には城島ファームの公式サイトと公式Xも公開され、個人としての情報発信を本格化させている。
Instagramの開設は、所属グループや芸能事務所の公式発信に依存せず、自らの活動を直接伝えるための新しい窓口という意味を持つ。会社の取り組みと個人の出演情報を結びつける役割も期待できる。
城島は1970年11月17日生まれ、奈良県出身。2026年11月6日時点では55歳で、同月17日に56歳を迎える。
【新会社の全貌】城島ファーム設立とSTARTO契約満了の意味

2026年1月の城島茂をめぐる最大のニュースは、株式会社城島ファームの設立だった。
同社は2026年1月1日創業。城島自身が代表取締役に就任し、1月5日に公式サイトと公式Xを開設した。同時に、STARTO ENTERTAINMENTとの契約期間が満了したことも公表している。
城島ファームの代表取締役として何をするのか会社名だけを見ると、農業生産を中心とした法人を想像するかもしれない。しかし、公式サイトに掲載されている事業内容は、農業だけに限定されていない。
企業理念として掲げられている言葉は、「今日を耕し、明日を育てる。」。食卓、教育、地域、環境など、暮らしに身近なテーマを結びつけ、メディアでの発信と実際の地域活動をつなぐことを目指している。
公式サイトが示す主な事業は次の4分野だ。
- 芸能活動:テレビ、ラジオ、雑誌、執筆など、これまでの表現活動を継続する。
- 講演・教育連携:暮らし、子育て、農業、福祉などをテーマに講演し、行政や教育機関と連携する。
- EC・地域連携事業:地域の生産者や事業者と協力し、商品や生産者の思いを発信する。
- 社会的連携・プロジェクト推進:農福連携、事業承継支援、地域課題の解決などに取り組む。
ここでいう農福連携とは、農業と福祉の連携を通じて、障害のある人などの就労機会や地域の担い手づくりを進める取り組みだ。
城島ファームの特徴は、芸能活動で得た知名度や発信力を、地域の生産者、教育機関、福祉関係者などとの接点に生かそうとしている点にある。
STARTO ENTERTAINMENTとの契約満了は何を意味する?契約関係については、二つの出来事を分けて理解する必要がある。
最初に、STARTO ENTERTAINMENTは2025年11月30日、株式会社TOKIOとのエージェント契約を2025年12月31日をもって終了すると公表した。STARTO側は、株式会社TOKIOから契約終了の申し入れがあったと説明している。
その後、2026年1月5日、城島自身もSTARTO ENTERTAINMENTとの契約期間満了を公式Xなどで報告した。
つまり、株式会社TOKIOとSTARTOの契約終了に続き、城島個人も新会社を設立して活動の拠点を移したという流れだ。
この変化は、単なる所属先変更にとどまらない。出演交渉、講演、地域連携、商品企画など、複数の活動を一つの会社の事業として展開できる体制が整ったことを意味する。
なお、城島ファームは芸能活動だけを管理する会社ではなく、地域や教育、社会連携まで事業領域に含めている。今後の成長を判断するうえでは、テレビ出演の数だけでなく、こうした事業がどのように具体化するかにも注目したい。
【時系列で検証】TOKIO解散の理由と31年の歴史、城島茂の転換点
TOKIOは1994年にCDデビューし、音楽活動とテレビ番組の両方で人気を築いたグループだ。2025年6月25日、株式会社TOKIOはグループの解散を正式発表。約31年間の活動に幕を下ろした。
解散に至る直接的なきっかけは、2025年6月に明らかになった国分太一のコンプライアンス問題だった。
解散までに何が起きたのか2025年6月20日、日本テレビは国分太一について、複数のコンプライアンス上の問題が確認されたとして、『ザ!鉄腕!DASH!!』からの降板を発表した。株式会社TOKIOも同日、国分の無期限活動休止を公表している。
日本テレビは第三者の弁護士による調査結果などを踏まえて降板を決定したと説明した。一方、具体的な行為については、プライバシーへの配慮を理由に公表を控えた。
そして6月25日、株式会社TOKIOはグループの解散を発表した。公式発表では、国分のコンプライアンス違反行動によって関係者に迷惑や心配をかけたことを重く受け止め、メンバー間で意思を確認した結果、グループとして再び信頼や応援を得ることは難しいと判断したとしている。
解散は国分の問題を発端とするグループとしての判断であり、単に活動方針の違いやメンバー間の不仲によって決まったと説明されたものではない。
TOKIOの歴史と城島茂の主な転換点解散に至るまでの流れと、城島のキャリアに関係する重要な出来事を整理すると、次のようになる。
出典:株式会社TOKIOの解散発表、株式会社城島ファーム公式情報、福島県の公表資料などをもとに整理。
この年表から読み取れるのは、城島の活動がTOKIOの解散によって突然ゼロになったわけではないということだ。番組出演、地域との関係、個人としての芸能活動など、グループ時代に築いた仕事の一部は新しい形で引き継がれている。
国分太一と解散の真相をめぐる誤解検索では「国分太一と城島茂の関係が悪化したのではないか」「メンバー間の対立が解散の原因だったのではないか」といった疑問も見られる。
しかし、公式に説明された解散理由は、国分のコンプライアンス違反行動を受けて、グループとして信頼を回復し活動を続けることは難しいとメンバーが判断したことだ。
国分の具体的な問題行為について、日本テレビはプライバシーへの配慮から詳細を公表していない。したがって、ネット上で語られる個別の行為や城島との対立説を、解散の確定した理由として扱うことはできない。
ここで押さえておきたいのは、国分の問題が解散の直接的な契機だったことと、城島個人がその問題に関与していたということは全く別の話だという点である。
【松岡昌宏との違い】鉄腕DASH出演継続を選んだ城島茂の決断
TOKIO解散後、城島と松岡昌宏の活動方針に違いが生まれたことも、2026年の大きな話題となった。
長年の共演者である2人は、国分の降板を受けてそれぞれ『ザ!鉄腕!DASH!!』との向き合い方を検討。その結果、松岡は降板を選び、城島は出演継続を決めた。
城島はなぜ『鉄腕DASH』に残ることを選んだのか2026年2月15日、城島ファームは公式サイトで、城島が今後も『ザ!鉄腕!DASH!!』への出演を継続すると発表した。
発表に先立ち、城島は日本テレビの福田博之社長と面会し、今後の番組づくりについて話を聞いたという。
そのうえで、DASH村の師匠である三瓶明雄をはじめ、これまで関わってきた人々から受け継いだ知恵や志を次世代につなぐことが、自分の責務だという考えを示した。
「この思いのもと、城島茂は今後も『ザ!鉄腕!DASH!!』への出演を継続する決断をいたしました。」
これは2026年2月15日付の株式会社城島ファームによる公式発表の一節だ。
城島にとって同番組は、単なるレギュラー番組ではない。農業、ものづくり、地域の人々との交流など、長年の経験を積み重ねてきた活動の場でもある。
特にDASH村での経験は、現在の城島ファームが掲げる農業、地域、教育、環境というテーマとも重なる。番組で得た知識や人とのつながりを、芸能活動以外にも生かそうとする姿勢がうかがえる。
松岡昌宏は2026年2月13日に降板を表明一方、松岡は2026年2月13日、長年出演してきた『ザ!鉄腕!DASH!!』から降板する意向を発表した。
松岡は番組に区切りをつける決断をしたと説明。日本テレビ側も、約30年にわたり番組を支えてきたことへの感謝を表明した。
日本テレビの福田社長によると、局側は城島と松岡に番組への出演継続を依頼していたが、松岡は後日、降板の意向を伝えたという。一方、城島からは後輩やスタッフとより良い番組をつくりたいという意欲が示された。
城島と松岡の関係は悪化したのか出演継続と降板という異なる選択をしたことから、2人の関係を心配する声もある。しかし、番組への出演方針が違うことだけで、個人的な関係の悪化を意味するわけではない。
実際、2026年3月には、城島と松岡の双方が福島県の復興支援に協力する意向を示している。TOKIOというグループがなくなっても、共通の活動を続ける関係は残っている。
2人の違いは、過去の仕事をどう継承するかについて、それぞれが別の判断をした結果と見るのが自然だろう。
【福島県との絆】TOKIO解散後も城島茂が復興支援を続ける理由
城島茂の活動を語るうえで、福島県との関係は欠かせない。
TOKIOは『ザ!鉄腕!DASH!!』を通じて福島県内で農業や地域に関わる活動を続けてきた。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の後には、福島県産品のPRなどにも取り組み、県の復興や風評払拭に関わってきた。
その関係を象徴していたのが、2021年に設けられた福島県の仮想部署「TOKIO課」だった。
2026年3月、福島県が復興支援の継続を正式公表2026年3月25日、福島県は公式サイトで、城島と松岡から今後も福島県の復興に協力したいとの意向が示されたと公表した。
同時に、グループTOKIOが解散したことを踏まえ、「TOKIO課」という名称は今後使用しないことも発表している。
ただし、県との連携そのものが終了したわけではない。これまでTOKIO課が担っていた、城島や松岡が福島県内で実現したいプロジェクトを進める際の県庁側の窓口機能は、引き続き風評・風化戦略室が担うことになった。
つまり、名称と組織の形は変わっても、福島県との協力関係は継続するということだ。
城島ファームの事業との共通点福島県との関係は、城島ファームが掲げる事業内容とも深く結びついている。
地域の農業や生産者を応援すること、地域産品を広く発信すること、次世代に地域の文化や技術を伝えることは、会社の事業方針に含まれる。
これまでのTOKIOの活動は、テレビ番組を通じて地域の魅力を伝えるという側面が大きかった。今後は、会社を通じて講演、教育連携、EC、農福連携など、より幅広い取り組みに展開できる可能性がある。
ただし、福島県との復興支援継続の意向が公表されたことと、城島ファームによる具体的な事業がすべて実施済みであることは同じではない。個別のプロジェクトについては、今後の県や会社からの発表が注目される。
【プロの結論】城島茂の今後を判断する3つのポイント2026年の城島の活動を評価する際には、次の3点を分けて見ると全体像がつかみやすい。
- 芸能活動の継続性:『鉄腕DASH』をはじめ、テレビやラジオなどの出演をどの程度維持・拡大するか。
- 会社経営の具体性:城島ファームが掲げる教育連携、EC、農福連携などを、どのような実際のプロジェクトに結びつけるか。
- 地域との長期的な関係:福島県をはじめとする地域との協力を、一時的なPRではなく継続的な取り組みに発展させられるか。
城島の強みは、芸能人としての知名度と、長年の番組出演を通じて培った現場経験を併せ持っていることだ。農業やものづくりをテレビで紹介するだけでなく、実際に現場に入り、地域の人々と関係を築いてきた経験は、新会社の事業にも生かせる。
今後の注目点は、会社設立そのものではなく、そこで掲げた理念がどれだけ具体的な成果につながるかにある。
【FAQ】城島茂の現在に関するよくある質問
Q1:城島茂は2026年現在、何をしている?
A1:株式会社城島ファームの代表取締役として会社を運営しながら、テレビ、ラジオ、講演、地域連携などの活動を続けている。公式サイトには『ザ!鉄腕!DASH!!』『らくらく茂』『リーダーズサーチ 街でウワサの匠さん』などが掲載されている。
Q2:城島ファームはいつ設立された?
A2:2026年1月1日に創業した。城島茂が代表取締役を務め、芸能活動、講演・教育連携、EC・地域連携、社会的連携・プロジェクト推進の4分野を事業として掲げている。
Q3:城島茂はSTARTO ENTERTAINMENTを退所した?
A3:2026年1月5日に、STARTO ENTERTAINMENTとの契約期間満了を公表した。自身の新会社である株式会社城島ファームを活動の拠点としている。
Q4:TOKIOはなぜ解散した?
A4:2025年6月20日に国分太一のコンプライアンス問題が公表され、番組降板と無期限活動休止が発表された。その後、メンバー間で意思を確認し、グループとして信頼を取り戻して活動を続けることは難しいと判断し、6月25日に解散した。
Q5:城島茂は鉄腕DASHを降板した?
A5:降板していない。2026年2月15日に、今後も『ザ!鉄腕!DASH!!』への出演を継続すると公式発表した。
Q6:松岡昌宏と城島茂は現在も関係が続いている?
A6:2人はTOKIO解散後も福島県の復興支援に協力する意向を示している。鉄腕DASHについては松岡が降板を選び、城島は出演継続を選択したが、それだけで2人の関係が悪化したとは判断できない。
Q7:城島茂の公式Instagramはある?
A7:ある。2026年1月1日に公式Instagramを開設した。城島ファームの公式サイトや公式Xとともに、本人の活動を知るための情報発信窓口となっている。
城島茂の2026年は、31年間続いたTOKIOの歴史に区切りをつけ、個人として新たな活動を始めた一年となった。
1月1日の株式会社城島ファーム設立とSTARTO ENTERTAINMENTとの契約満了、2月15日の『ザ!鉄腕!DASH!!』出演継続表明、3月25日に明らかになった福島県との復興支援の継続。これらの出来事は、グループ解散後も城島が芸能活動と社会的な取り組みの両方を重視していることを示している。
特に注目すべきなのは、城島ファームが芸能活動だけでなく、教育、地域、農業、福祉、ECまで事業領域を広げていることだ。TOKIO時代に培った経験や人とのつながりを、個人の仕事として次の世代へ引き継ごうとしている。
今後は、新会社がどのような地域プロジェクトを実現するのか、福島県との連携がどう発展するのか、そして『鉄腕DASH』でどのような役割を果たしていくのかが注目される。
TOKIOのリーダーから、芸能活動と地域社会をつなぐ事業家へ。城島茂の新しい挑戦は、グループ解散による終わりではなく、これまで積み重ねてきた経験を別の形で生かす新たなスタートになっている。