本田望結の子役時代を語るうえで興味深いのが、幼い頃の性格と撮影現場での振る舞いの違いだ。
2023年6月、集英社オンラインのインタビューで、本田は幼少期について、比較的人見知りだったと振り返っている。3歳で子役やキッズモデルの活動を始めたばかりの頃は、母親の手を握り、後ろに隠れているような子供だったという。
マネージャーに対しても、あいさつができれば十分というほど恥ずかしがり屋だった。しかし、撮影が始まると様子が変わった。カメラが回ると泣き止んだり、恥ずかしさが薄れたりすることがあり、周囲からもカメラの前でスイッチが切り替わると評されていた。
普段は控えめでも、人に見られる場面では自分を表現できる。この特徴は、後に女優とフィギュアスケートの両方を続ける本田望結の個性にもつながっている。
芸能界デビューのきっかけはテレビへの憧れ2024年10月の双葉社「THE CHANGE」のインタビューでは、芸能活動を始めたきっかけについて、本人が具体的に語っている。
3歳の頃、テレビを見て自分も出演してみたいと思い、家族に「どうしたらテレビに入れるの?」と尋ねた。家族が芸能事務所について調べたことから、芸能活動への道が開けたという。
最初から女優になることを目指していたというより、テレビの中で何かを表現することへの純粋な興味が出発点だった。本人も当時は演技を仕事として意識するのではなく、楽しんで取り組んでいたと振り返っている。
3歳の子役デビューと2010年のCM出演はどう整理する?本田望結のデビュー年については、活動開始と具体的な出演記録を分けて見る必要がある。
本人のインタビューでは3歳頃から芸能活動やCM出演を始めたことが語られている。一方、2013年の日刊スポーツの記事では、2010年のピザハットのCMが芸能界デビューとして紹介されている。また、2024年のMANTANWEBのインタビューでは、初めて顔が映ったCM撮影について、オムライスを食べる場面だったと説明している。
つまり、3歳で芸能界に入ったという本人の回想と、2010年のCM出演という公表された経歴は、活動開始と具体的な出演記録として区別すると理解しやすい。
初期のCMでは、父親役の人物と手をつないだ手元だけが映る出演もあったという。現在のように顔や表情で視聴者を引きつける俳優になる前から、少しずつ撮影経験を積んでいたことが分かる。
【家政婦のミタ・希衣ちゃん】7歳で全国的な人気子役になった理由

本田望結の名前を全国に広めた代表作が、日本テレビ系ドラマ『家政婦のミタ』だ。
同作は2011年10月12日から12月21日まで放送された全11話の連続ドラマ。松嶋菜々子が演じる家政婦・三田灯を中心に、母親を亡くした阿須田家の家族が再生していく物語だった。
本田が演じたのは、阿須田家の末娘・希衣(きい)。当時7歳だった。松嶋菜々子、長谷川博己、相武紗季、忽那汐里、中川大志らと共演し、幼いながらも存在感のある演技を披露した。放送ライブラリーやBS日テレの番組情報にも、希衣役として本田の名前が記録されている。
オーディションでは忽那汐里の妹役を希望実は、本田自身が『家政婦のミタ』に出演することになった背景にも、印象的なエピソードがある。
2023年の集英社オンラインのインタビューによると、本田は当時、忽那汐里のファンだった。忽那が阿須田家の長女・結役で出演することを知り、妹役を演じたいと思ってオーディションに参加したという。
オーディションは大規模で、3次面接ほどまで進んだ。最終選考では、兄役の候補者と妹役の候補者を組み合わせながら演技を確認する形式だったと明かしている。
そのとき、本田は希衣役に強い手応えを感じたという。
「希衣ちゃんは私にしかできない!」
この言葉からは、幼いながらも役柄への強い思い入れがあったことが伝わってくる。加えて、それまで何百回ものオーディションに落ちていた経験もあったと語っている。単なる幸運ではなく、積み重ねてきた挑戦の先にあった合格だった。
希衣ちゃんの泣く演技が視聴者の心をつかんだ『家政婦のミタ』で特に印象に残ったのが、本田の涙の演技だ。
2011年12月のWEBザテレビジョンのインタビューでは、希衣が泣く場面について、演じる女の子の気持ちを想像し、その子が同じ状況になったらどう感じるかを考えることで涙が出ると説明していた。
また、撮影現場では共演者たちとの関係も良好だった。女性自身の2011年の取材では、阿須田家の子供たちが撮影を重ねるうちに打ち解け、メークルームでも役柄を交えながら楽しく過ごしていた様子が紹介されている。
幼い子供が演技をする場合、セリフを正確に覚えることだけでは感情表現は成立しない。希衣という人物の気持ちを想像して演じる姿勢が、本田の魅力を際立たせた。
「家政婦のミタ」以外にも出演作があった本田望結は『家政婦のミタ』だけで活躍していたわけではない。2011年には『さよならぼくたちのようちえん』や『マルモのおきて』にも出演。2012年にはTBS系『コドモ警察』でマイコ・林舞子役を演じ、同年の『サマーレスキュー~天空の診療所~』にもレギュラー出演した。
こうした出演歴を振り返ると、希衣ちゃん役は突然現れた一発のブレークではなく、それまでに積み上げていた演技経験が広く知られるきっかけになった作品だったと分かる。
【子役時代から現在まで】テアトルアカデミー・オスカープロモーションと出演歴
本田望結の芸能活動は、幼少期のCM出演からドラマ、映画へと広がっていった。所属事務所の変化も、子役から大人の俳優へ成長する過程で重要な転機となった。
以下は、所属事務所の公式プロフィール、当時の報道、本人のインタビューをもとに整理した経歴と関係人物の一覧だ。
出典:オスカープロモーション公式プロフィール、日刊スポーツ、集英社オンライン、映画『高校生家族』公式サイト。
テアトルアカデミーからオスカープロモーションへの移籍本田は子役時代、テアトルアカデミーに所属していた。2013年6月、日刊スポーツはオスカープロモーションへの移籍を報道し、同年7月1日から新しい所属先で活動すると伝えた。
当時、本田は9歳。日刊スポーツの記事では、子役として人気を得た後、思春期を経て大人の女優へ成長することを見据えた移籍として紹介されている。
記事では、将来的に大人の女優として活躍するためには、声や体形、性格などが変化する時期をどう乗り越えるかが重要だと指摘されていた。
実際、その後の本田は映画『ポプラの秋』で主演を務め、2017年には『探偵少女アリサの事件簿』でドラマ初主演を果たしている。所属事務所の移籍は、子役としての人気を維持するだけでなく、俳優としてキャリアを広げるための節目だった。
【本田望結の幼少期画像と子供時代のエピソード】5人きょうだいの素顔
本田望結の子役時代の画像を探す読者が多い理由は、現在の大人びた姿と、希衣ちゃん時代の幼い表情との違いにある。
本田は2021年10月、『家政婦のミタ』の初回放送から10年を迎えた際、自身の公式Instagramで当時の写真を公開した。幼稚園の制服姿や笑顔、涙を流す演技中の姿などが掲載され、7歳だった希衣ちゃんが17歳になったことを振り返った。
幼少期の写真を見る際には、本人の幼い頃の写真とドラマの役柄として撮影された劇中写真を区別すると、成長の過程がより分かりやすい。
本田望結は5人きょうだいの三女本田家は5人きょうだいで、望結は4番目に生まれた三女だ。兄の本田太一、姉の本田真凜、妹の本田紗来らとともに、フィギュアスケートとの関わりを持ってきた。
2025年6月の『徹子の部屋』出演に関連したテレ朝POSTの記事では、望結が子役時代、オーディションのために京都と東京を往復し、母親が付き添うことが多かったと紹介された。
5人きょうだいの中で母親と過ごす時間が多かったため、ほかのきょうだいに寂しい思いをさせているのではないかと、当時は申し訳なさを感じていたという。
芸能活動の華やかな側面だけでなく、幼い頃から仕事と家族の時間を両立してきたことが分かるエピソードだ。
妹・本田紗来も『家政婦のミタ』の練習に参加していた本田望結の子供時代を語るうえで、妹の本田紗来とのエピソードも興味深い。
2025年6月、スポニチの報道によると、本田はラジオ番組で『家政婦のミタ』のセリフ練習について振り返った。きょうだい全員が役割を分担して練習に付き合ってくれたという。
姉が姉役、兄が兄役を担当する中、当時3~4歳だった紗来には担当する役がなかったため、平泉成が演じる祖父役を任せたという。望結によれば、紗来は当時のセリフを今でも覚えているそうだ。
このエピソードは、子役として活動していた望結を家族が身近で支えていたことを示している。後に本田三姉妹として知られるようになる望結、真凜、紗来の関係を知るうえでも印象的な話だ。
【女優とフィギュアスケート】本田望結を支えた二つの活動
本田望結のキャリアをほかの子役出身俳優と分ける大きな特徴が、芸能活動とフィギュアスケートを並行してきたことだ。
兄や姉がスケートをしている姿を見て、自分もやってみたいと思ったことが競技との出会いだった。本人は2024年の双葉社のインタビューでも、3歳の頃に芸能活動を始めたのと同じ時期に、兄や姉の練習を見てスケートにも興味を持ったと説明している。
兄・本田太一と姉・本田真凜から受けた影響本田太一は兄としてフィギュアスケートに取り組み、姉の本田真凜も競技者として活躍してきた。望結はきょうだいの姿に刺激を受け、自分もスケートを始めた。
2023年の集英社オンラインのインタビューでは、きょうだいがスケートを始めたことが、自分や妹の紗来にも影響したと語っている。
本田家にとってフィギュアスケートは、単なる個人競技ではなく、きょうだいの共通体験でもあった。望結がスケートを長く続けてきた背景には、身近な家族が同じ競技に取り組んでいた環境がある。
スケートの経験が女優としての表現力にもつながる本田は集英社オンラインのインタビューで、フィギュアスケートについて「体の半分」と表現している。お芝居も自分の半分であり、どちらか一方だけでは現在の自分はなかったという考えだ。
競技に取り組む過程は決して楽なものではなかった。練習の厳しさや全国、日本一を目指してきた経験についても振り返っている。
特に印象的なのは、試合前の緊張感を大切にしている点だ。練習がうまくいっていても、準備が整っていても、試合直前には大きな緊張を感じる。その感覚を味わうために厳しい練習を続けてきたと説明している。
こうした経験は、演技の現場で求められる集中力や、本番で力を発揮する姿勢にも通じる。
『ONE PIECE ON ICE』ではナミ役に挑戦二つの活動が交差した代表的な仕事が、2023年のアイスショー『ONE PIECE ON ICE』だ。本田は人気漫画『ONE PIECE』のナミ役を担当した。
このショーでは、スケートの技術だけでなく、キャラクターの感情や物語を氷上で表現することも求められた。本田自身も、ジャンプや技だけでなく、芝居で魅せることが大切だとインタビューで話している。
子役時代から培ってきた演技力と、長年取り組んできたフィギュアスケート。その両方があるからこそ挑戦できた役柄だった。
【2026年最新】本田望結の現在は22歳!女優としての活動と新たな挑戦
2004年6月1日生まれの本田望結は、2026年11月現在、22歳になっている。
子役時代の印象が強い一方、現在は映画やドラマ、イベントなど幅広い分野で活動している。所属するオスカープロモーションの公式プロフィールにも、ドラマや映画、テレビ番組などの出演歴が掲載されている。
2025年から2026年にかけての出演・活動2025年には、映画『きさらぎ駅 Re:』で主演の宮崎明日香役を担当。映画『愛されなくても別に』にも出演した。また、ドラマ『ふたりソロキャンプ』では草野雫役を演じ、『すべての恋が終わるとしても』にも出演している。
2026年1月には、オスカープロモーションが「第5回 はじめたいこと見つけよう!2026年はじめたいことRANKING発表会」への出席を発表。「はじめてみたパーソンオブザイヤー」を受賞した。
さらに同年10月28日には、妹の本田紗来とともにサンリオの体験型イベント「Hello Kitty’s Lounge」のプレス発表会に登壇。姉妹でイベントを楽しみながら、お互いへの思いについても語った。
2026年の活動を見ると、子役時代のイメージにとどまらず、女優、タレントとして幅広い仕事に参加していることが分かる。
2027年公開予定の映画『高校生家族』にも出演次の出演作として注目されるのが、映画『高校生家族』だ。
映画公式サイトによると、同作は2027年1月8日公開予定。香取慎吾が主演を務め、仲里依紗、齋藤潤、永尾柚乃、水沢林太郎、影山優佳、木村柾哉、本田望結らが出演する。
家族全員が同じ高校に通うというユニークな設定の青春コメディーで、本田もキャストに名を連ねている。
子役として幼い頃から映像作品に出演してきた本田が、22歳を迎えた現在、幅広い世代の俳優とどのような掛け合いを見せるのか注目される。
【プロの結論】本田望結の子役時代と現在を比較すると見える3つの成長
本田望結の子役時代と2026年現在を比較すると、変化は外見や年齢だけではない。キャリアの積み重ねから、三つの特徴が見えてくる。
1. 人見知りから自分を表現できる俳優へ幼少期は母親の後ろに隠れるほど人見知りだった一方、カメラの前では自然に表情が変わっていた。現在まで続く表現活動の原点は、この幼い頃の経験にある。
2. 子役としての人気から作品を背負う主演俳優へ『家政婦のミタ』で注目を集めた後、映画『ポプラの秋』では9歳で映画初主演、12歳では『探偵少女アリサの事件簿』でドラマ初主演を経験した。
その後も朝ドラ『らんまん』や映画『カーリングの神様』など、異なるジャンルの作品に出演してきた。子役時代の知名度だけに依存せず、役柄の幅を広げてきたことがキャリア上の大きな特徴だ。
3. 女優とスケートの経験を一つの表現力に変えているフィギュアスケートは本田望結にとって、幼少期から続けてきた大切な活動だ。女優とスケーターという二つの顔は、別々の肩書きというよりも、表現することへの興味からつながっている。
『ONE PIECE ON ICE』でのナミ役は、その二つの経験を組み合わせた仕事だった。演技力と氷上での身体表現を同時に生かせる点は、本田ならではの強みといえる。
子役時代の本田望結を知るときの判断基準本田望結について調べる際には、次の三つを区別すると、経歴を正しく理解しやすい。
- 3歳のデビュー:本人が語る芸能活動の始まりと、2010年のCM出演記録を混同しない。
- 希衣ちゃん時代:『家政婦のミタ』の役柄としての写真と、本人の幼少期の写真を区別する。
- 現在の活動:女優業だけでなく、フィギュアスケートや氷上での表現活動も含めて経歴を捉える。
子役時代のかわいらしさだけを切り取るのではなく、当時の出演作品、本人が語った経験、現在の仕事を一続きのキャリアとして見ることが、本田望結という表現者を理解するポイントだ。
【本田望結の子役時代】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:本田望結は何歳で子役デビューしましたか?
A1:本人のインタビューによると、3歳頃に芸能活動を始めた。テレビへの憧れから家族に相談し、芸能事務所に所属したことがきっかけ。初期にはCM出演なども経験している。
Q2:本田望結が子役時代に出演した代表作は何ですか?
A2:最も有名なのは2011年の日本テレビ系ドラマ『家政婦のミタ』。阿須田希衣役を演じて全国的に知られるようになった。そのほか『マルモのおきて』『コドモ警察』『サマーレスキュー~天空の診療所~』などにも出演している。
Q3:本田望結は2026年現在、何歳ですか?
A3:2004年6月1日生まれの22歳。オスカープロモーションに所属し、女優やタレントとして活動している。フィギュアスケートにも継続して関わり、2027年公開予定の映画『高校生家族』への出演も発表されている。
本田望結は3歳頃に芸能活動を始め、幼少期の人見知りを乗り越えながら、カメラの前で自分を表現する経験を重ねてきた。
2011年の『家政婦のミタ』で演じた希衣ちゃん役は、現在でも多くの人に記憶されている代表的な出演作だ。その後、テアトルアカデミーからオスカープロモーションへ移籍し、映画やドラマで主演を経験するなど、俳優として着実にキャリアを築いてきた。
加えて、本田太一や本田真凜らきょうだいの影響も受けながら、フィギュアスケートにも取り組んできた。2026年には22歳となり、女優としての活動に加え、妹の紗来とのイベント出演など、新しい仕事にも挑戦している。
7歳の希衣ちゃんを知る世代にとって、現在の本田望結の姿は感慨深いものがあるはずだ。しかし、子役時代と現在をつないでいるのは、単なる成長ではない。幼い頃から持ち続けてきた表現することへの好奇心と、二つの活動を続けてきた努力こそが、彼女のキャリアを形づくっている。
2027年公開予定の『高校生家族』をはじめ、これからどのような役柄に挑戦していくのか。希衣ちゃんとして親しまれた子役時代を原点に、本田望結の次のステージにも期待したい。