2026年現在、シカゴ・カブスに所属する今永昇太の年俸は、2,202万5,000ドル(約34億9,000万円)です。2025年11月にカブスから提示されたクオリファイング・オファー(QO)を受諾し、2026年シーズンは1年契約でプレーしています。日本円に換算すると、横浜DeNAベイスターズ時代の最高年俸1億4,000万円を大幅に上回る金額です。
2016年にDeNAでプロ生活をスタートさせた今永は、NPBで8年間プレーした後、2024年にMLBへ挑戦。渡米1年目から15勝、防御率2.91という好成績を残し、年俸も一気に上昇しました。現在の契約内容や単年契約を選んだ背景、生涯年俸約75億円の内訳、為替によって変わる日本円換算まで、2026年11月時点の情報を整理します。
【2026年最新】今永昇太の年俸はいくら?約34.9億円の内訳

今永昇太の2026年の年俸は、2,202万5,000ドル(22,025,000ドル)です。日本円では約34億9,000万円に相当します。
この金額は、2025年11月18日にMLB公式サイトが発表したクオリファイング・オファーの受諾によって確定しました。2026年のMLBにおける基本年俸として、今永はカブスでプレーしています。
2026年11月6日の為替レートで日本円に換算ドル建ての年俸を日本円に換算する際には、為替レートが大きく影響します。2026年11月6日のドル円相場は158円台で推移しており、為替換算サービスの同日データでは1ドル158.252円が示されています。
このレートを使って計算すると、次のようになります。
22,025,000ドル × 158.252円 = 3,485,500,300円
つまり、約34億8,550万円です。一般的な記事で使われる「約34億円」という表現より、少し細かく見ると約34.9億円という金額になります。
なお、MLB公式日本語版が2026年2月に掲載したキャンプイン記事では、同じ年俸を約33億6,000万円と紹介していました。これは当時の為替水準を反映したものです。契約上のドル金額が変わったわけではなく、円換算額が変動したことによる違いです。
2026年の年俸はMLBでも高水準日本時代の最高年俸が1億4,000万円だった今永にとって、約34.9億円という数字は大きな飛躍です。単純比較すると、DeNA時代の最高年俸の約25倍に相当します。
ただし、これはNPBとMLBの報酬体系の違いも反映した数字です。MLBでは選手の市場価値や契約交渉、FA資格、球団の補強方針などが年俸に大きく関わります。日本時代の年俸と単純に実力の25倍と解釈するのは適切ではありません。
【年俸推移一覧】DeNA時代からカブス移籍後までを比較
今永昇太の年俸推移を見ると、NPB時代は実績を積み重ねながら段階的に上昇し、MLB移籍を境に報酬の規模が大きく変わったことが分かります。
2016年のプロ入り時は推定1,500万円。そこから2017年に4,000万円、2020年には1億円を超え、DeNA最終年の2023年には1億4,000万円に到達しました。
2016〜2026年の年度別年俸一覧| 年度 | 所属 | 推定年俸・基本年俸 | 主な出来事・契約上のポイント |
|---|---|---|---|
| 2016年 | DeNA | 1,500万円 | ドラフト1位入団、プロ1年目 |
| 2017年 | DeNA | 4,000万円 | 11勝を記録 |
| 2018年 | DeNA | 8,400万円 | プロ3年目 |
| 2019年 | DeNA | 6,700万円 | 13勝、防御率2.91 |
| 2020年 | DeNA | 1億3,600万円 | 年俸1億円を突破 |
| 2021年 | DeNA | 1億円 | 推定年俸が減少 |
| 2022年 | DeNA | 1億円 | 11勝、防御率2.26 |
| 2023年 | DeNA | 1億4,000万円 | セ・リーグ最多奪三振を獲得 |
| 2024年 | カブス | 900万ドル(約13.6億円) | MLB移籍、15勝を記録 |
| 2025年 | カブス | 1,300万ドル(約19.8億円) | 25試合に先発 |
| 2026年 | カブス | 2,202万5,000ドル(約34.9億円) | QOを受諾し1年契約 |
※NPB時代の金額は報道資料などをもとにした推定年俸です。MLB時代の円換算は年度平均レートなどを使った概算で、2026年は11月6日の為替レートを使用しています。契約金や出来高などは別扱いです。
DeNA時代は2019年の活躍から2020年に大幅アップ2016年に推定1,500万円でスタートした今永は、2017年に11勝7敗、防御率2.98を記録し、年俸は4,000万円に上昇しました。
2018年は4勝11敗、防御率6.80と苦しいシーズンになり、翌2019年の推定年俸は8,400万円から6,700万円に減少しています。しかし、2019年には25試合に登板して13勝7敗、防御率2.91という好成績を残しました。
この活躍が評価され、2020年の推定年俸は1億3,600万円に到達。NPBでのキャリアにおける大きな節目となりました。
2023年にDeNA時代の最高年俸を記録2021年と2022年は推定1億円で推移しましたが、2022年には11勝4敗、防御率2.26と安定した投球を披露しています。
そして2023年には22試合に登板し、7勝4敗、防御率2.80、174奪三振を記録。セントラル・リーグの最多奪三振タイトルを獲得しました。
この実績を受け、2023年の推定年俸は1億4,000万円に上昇。これが横浜DeNAベイスターズ在籍時の最高額となっています。
NPBの年俸推移データベースによると、DeNAでプレーした2016〜2023年の推定年俸合計は6億8,200万円。8年間の平均は約8,525万円です。
【カブスとの契約内容】4年契約から2026年の単年契約に至るまで
今永昇太がMLBへ移籍したのは2024年です。シカゴ・カブスとは2024年1月に契約を結び、当初の契約は4年総額5,300万ドルの保証付き契約でした。
ただし、この契約は単純な4年間の固定契約ではありません。球団側のオプションや選手側のオプション、契約条件に連動する昇給条項などが組み込まれた複雑な構造でした。
2024年の好成績が契約条件に影響今永はMLB移籍1年目の2024年、29試合に先発して15勝3敗、防御率2.91を記録しました。174奪三振を挙げ、オールスターにも選出されています。
加えて、ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞投票で5位に入りました。この評価によって、その後の契約上の年俸に年間25万ドルの増額が反映される条件も生まれました。
MLB公式の契約解説によると、2025年終了後にはカブス側に2026〜2028年を対象とする3年総額5,775万ドルの球団オプションがありました。この選択肢が、2025年オフの契約交渉の焦点になりました。
2025年オフに何が起きたのか契約の流れを理解するうえで重要なのは、カブスと今永の双方が当初のオプションを行使しなかったことです。
カブスは3年総額5,775万ドルの球団オプションを行使せず、その後、今永には2026年の年俸1,525万ドルの選手オプションを選択する道が残されていました。
しかし、今永もこの選手オプションを行使せず、FA市場に進みました。その後、カブスが提示したクオリファイング・オファーを受諾し、2026年の年俸が2,202万5,000ドルに決まりました。
この一連の経緯は、2025年11月18日のMLB公式発表でも確認できます。
つまり、現在の単年契約は、2024年に結んだ当初の4年契約をそのまま延長したものではありません。複数のオプションが終了した後に成立した、2026年限定の新たな契約です。
【単年契約の理由】今永昇太が1年2,202万5,000ドルを選んだ背景
2026年の今永昇太は、なぜ複数年契約ではなく1年契約でカブスに残留したのでしょうか。
要点は、前年までの契約条件、2025年の成績、そして2027年以降のFA市場を見据えた選択にあります。
理由1:選手オプションより約680万ドル高かった最も分かりやすい理由は、年俸の違いです。
当初の契約に残されていた2026年の選手オプションは1,525万ドルでした。一方、クオリファイング・オファーは2,202万5,000ドルです。
差額は677万5,000ドル。単純計算では、約680万ドル、円換算で約10億円以上の増額となります。
2025年オフの段階で、選手オプションを行使するよりもQOを受諾する方が、2026年の基本年俸を大きく引き上げられる条件でした。
理由2:2025年の成績とコンディションを考慮できる2025年の今永は25試合に先発して9勝8敗、防御率3.73、144回2/3を投げました。2024年の15勝、防御率2.91と比較すると、成績はやや落ち着いています。
また、2025年は左ハムストリングの故障による離脱も経験しました。シーズン終盤には本塁打を許す場面が増え、2025年の被本塁打は31本でした。
こうした状況では、長期契約を結ぶ際に球団側が慎重になる可能性があります。一方、1年契約なら翌年の成績や健康状態を踏まえて、再び市場で評価を受けられます。
理由3:2027年に改めてFA市場へ出られるQOを受諾した場合、2026年のシーズン終了後には、改めてFA市場に進む機会が生まれます。今回の契約では、翌年以降の選択肢を残せることも大きな特徴です。
2025年11月の契約発表後、MLB公式は、今永がQOを受け入れることで2026年に一定の収入を確保し、翌オフには再びFA市場へ出られる点を説明しています。
2026年2月のMLB公式日本語版のインタビューでは、本人も1年契約について次のように話しています。
「周りの意見も聞きながら、最善の選択をしたと思いますし、今年1年、まずカブスのために力を尽くすことは決定しているので、それを全うしたいなと思います」
この発言から分かるのは、今永が契約の選択を終え、2026年はカブスで結果を残すことに集中しているということです。
単年契約だからといって、球団との関係が悪化したと判断するのは早計です。契約制度上の選択肢を活用し、収入と将来の自由度を両立させた契約と捉えるのが自然です。
【生涯年俸約75億円】NPBとMLBでどれほど収入が変わったのか
今永昇太の生涯年俸を考えるとき、注目したいのが日本時代とメジャー時代の差です。
NPB時代の8年間で積み上げた推定年俸は6億8,200万円。一方、MLB移籍後は、2024年から2026年までの基本年俸だけで円換算約68億円規模に達しています。
年俸DBの集計では、2026年までのNPB・MLB通算生涯年俸は約75億2,367万円とされています。
NPBとMLBの年俸比較それぞれの時代の収入規模を比較すると、次のようになります。
- DeNA時代:2016〜2023年の推定合計6億8,200万円。
- MLB時代:2024〜2026年の基本年俸を円換算すると約68億円規模。
- 通算:約75億円規模。
NPB時代の8年間で稼いだ推定年俸を、MLB移籍後のわずか3年間で大きく上回った計算です。
特に2026年の2,202万5,000ドルという年俸は、DeNA時代の最高年俸1億4,000万円と比べると、円換算で約25倍に達します。
生涯年俸75億円は手取り額ではないここで注意したいのは、約75億円という数字が実際に本人の銀行口座に残る金額ではないことです。
一般的な年俸集計は、税金や代理人手数料などを差し引く前の契約上の基本年俸を中心に計算します。スポンサー契約、広告収入、出来高、契約金なども、集計方法によって含まれるかどうかが異なります。
また、NPB時代の年俸は推定値であり、球団が全選手の契約額を公式に開示しているわけではありません。
そのため、約75億円は今永の競技活動に伴う推定年俸の累計として理解するのが適切です。実際の総収入や手取り額とは区別する必要があります。
為替レートによって生涯年俸も変わるMLB時代の年俸はドル建てなので、円換算する際には為替の影響を受けます。
例えば、2026年の2,202万5,000ドルを換算すると、次のような違いが生じます。
- 1ドル140円の場合:約30億8,350万円
- 1ドル150円の場合:約33億375万円
- 1ドル158円の場合:約34億7,995万円
- 1ドル160円の場合:約35億2,400万円
ドル建ての契約額が同じでも、円安が進めば日本円での評価額は増えます。逆に円高になれば、円換算額は減少します。
なお、NPB・MLBの生涯年俸を集計した年俸DBでは、MLBの各年度の基本年俸を年度平均レートで換算しています。2026年11月6日のスポットレートで計算する方法とは基準が違うため、約75億2,367万円という集計額と、今回の約75億1,000万円前後という概算には差が生じます。
年俸の比較では、ドル建ての契約額と日本円換算額を分けて見ることが大切です。
【2026年の成績と評価】34億円の年俸に見合う投球を見せたのか
高額年俸を受け取る選手には、当然ながら結果も求められます。今永は2026年シーズン、カブスの先発投手としてどのような成績を残したのでしょうか。
MLB公式選手データやBaseball Savantの2026年シーズン集計によると、今永のレギュラーシーズン成績は以下のとおりです。
- 登板・先発:32試合・32先発
- 勝敗:11勝10敗
- 防御率:3.77
- 投球回:174回1/3
- 奪三振:174
- WHIP:1.10
2025年の144回2/3から投球回を増やし、2026年は174回1/3を記録しました。32試合すべてに先発し、174奪三振を挙げた点は、先発ローテーションを担う投手としての働きを示しています。
2024年のMLBデビューから現在まで今永のMLBでの評価を理解するには、渡米1年目の成績も重要です。
2024年は15勝3敗、防御率2.91という好成績を残し、ナショナル・リーグの新人王投票でも4位、サイ・ヤング賞投票でも5位に入りました。日本から移籍した左腕として、非常に印象的なデビューシーズンでした。
2025年は故障や被本塁打の増加もあり、前年ほどの安定感を示せませんでした。しかし、2026年には32試合に先発し、174回以上を投げるシーズンを送りました。
このように、2026年の年俸は2025年オフに成立したQOによって決まった契約額であり、2026年の成績に応じて後から決定されたものではありません。両者を混同しないことが大切です。
【プロの結論】今永昇太の年俸から分かるMLB移籍の価値
今永昇太の年俸を分析すると、単純な金額の上昇だけでは説明できない、NPBとMLBの選手評価の違いが見えてきます。
1. NPBでの実績がMLBでの契約評価につながった今永はDeNA時代に8年間で64勝を挙げ、通算1,021奪三振、防御率3.18という成績を残しました。2023年にはセ・リーグ最多奪三振を獲得しています。
こうした実績を土台に、2024年からMLBへ挑戦しました。移籍初年度から15勝を挙げたことは、契約に対する期待に応えた大きな実績です。
MLB移籍による年俸の増加は、単に海外へ行ったことだけで実現したものではありません。日本で積み上げた実績と、渡米後に示した適応力が評価された結果です。
2. 単年契約は必ずしも評価の低さを意味しない複数年契約は安定性を確保できる一方、選手の将来の市場価値を固定してしまう側面があります。
今永の2026年契約は1年限りですが、2,202万5,000ドルという高額な年俸を確保しながら、翌年以降の選択肢を残せる形になっています。
選手にとって重要なのは契約年数だけではありません。年俸、保証額、FA資格、故障リスク、次の交渉機会などを総合的に判断する必要があります。
3. 年俸を比較するときは3つの数字を確認する今永のような海外でプレーする日本人選手の年俸を見る際には、次の3点を分けて考えると数字の誤解を防げます。
- ドル建ての基本年俸:契約上の金額を確認する。
- 円換算額:換算に使った日付と為替レートを確認する。
- 生涯年俸:基本年俸だけなのか、契約金や出来高も含むのかを確認する。
特に、MLB選手の年俸を日本人選手同士で比較する場合、異なる年度の為替レートを使っていると順位や金額の印象が変わります。
今永の2026年の年俸は2,202万5,000ドルという契約額そのものが比較の基準です。日本円で約34.9億円という数字は、2026年11月時点の為替水準を反映した参考値として扱うのが適切です。
【今永昇太の年俸】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:今永昇太の2026年の年俸はいくらですか?
A1:2026年の年俸は2,202万5,000ドルです。2026年11月6日の為替水準で換算すると約34億8,550万円、約34.9億円になります。
Q2:今永昇太のDeNA時代の最高年俸はいくらですか?
A2:2023年の推定1億4,000万円です。2016年のプロ入り時は1,500万円で、8年間の推定年俸合計は6億8,200万円とされています。
Q3:今永昇太の生涯年俸はいくらですか?
A3:NPBとMLBを合わせた推定生涯年俸は約75億円です。年俸DBでは約75億2,367万円と集計されています。為替レートや集計基準によって多少変わります。
Q4:今永昇太が2026年に単年契約を選んだ理由は何ですか?
A4:当初の契約にあった選手オプションより高額な2,202万5,000ドルのクオリファイング・オファーを受諾したためです。2026年の収入を確保しながら、翌年以降に再びFA市場へ進める選択肢も残しました。
Q5:今永昇太の2026年の年俸は日本円で確定していますか?
A5:ドル建ての契約額2,202万5,000ドルは確定していますが、日本円換算額は為替レートによって変動します。約34.9億円は2026年11月6日の為替水準を使った概算です。
Q6:今永昇太の2023年の年俸と成績は?
A6:2023年の推定年俸は1億4,000万円です。22試合に登板して7勝4敗、防御率2.80、174奪三振を記録し、セ・リーグ最多奪三振のタイトルを獲得しました。
今永昇太の2026年の年俸は、カブスとの1年契約による2,202万5,000ドルです。2026年11月6日の為替レートで計算すると約34億8,550万円となり、DeNA時代の最高年俸1億4,000万円から大きく飛躍しました。
DeNA時代は2016年から2023年までの8年間で推定6億8,200万円を積み上げ、2024年のMLB移籍後は年俸が急上昇。2026年までの生涯年俸は約75億円規模に達しています。
2025年オフに複数年オプションではなくクオリファイング・オファーを受諾したことも、今永のキャリアにおける重要な転換点です。2026年は11勝10敗、防御率3.77、174奪三振という成績を残し、カブスの先発投手としてシーズンを戦いました。
今後の注目点は、2027年以降の契約です。2026年の単年契約を経て、再びFA市場でどのような評価を受けるのか。MLBでの実績、コンディション、そして市場環境が次の契約を左右します。
今永昇太の年俸を正しく理解するには、単純な円換算だけでなく、契約制度、年度別の推移、NPBとMLBの報酬体系、為替変動を合わせて見ることが欠かせません。約75億円という生涯年俸は、日本で実績を積み重ねた左腕がメジャーの舞台で築いてきたキャリアの大きさを示しています。