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【歌詞の意味を解説】丸山隆平の絵描き歌は何を表現している?

黒瀬 拓海 黒瀬 拓海 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

番組内では、メンバーが出題カードを引き、そのお題に合わせた絵描き歌を即興で作ります。ほかのメンバーは歌を聞きながら絵を描き、正しく完成させられればポイントを獲得するルールでした。

そこで丸山隆平さんに与えられたお題が、意外にもシンプルな「ウサギ」。ところが、丸山さんが考えた描写は、一般的な絵描き歌とはかなり異なるものでした。

ウサギの輪郭を水槽に見立て、さらにM字の形や底にたまった山など、独特のイメージを次々と歌に盛り込んでいきます。本人は自信を持って歌い上げたものの、聞いていたメンバーは困惑。犬を連想するなど、思い描く絵がバラバラになってしまいました。

番組内のやり取りを紹介した2020年のCoconuts Japanの記事でも、メンバーの困惑や笑いが生まれた様子が取り上げられています。つまり、このフレーズの面白さは、単に言葉が奇妙なことだけではなく、本人の説明と聞き手の解釈がかみ合わないところにあります。

なお、企画の初出は2010年3月31日放送の『関パニ』最終回です。2009年10月から2010年3月まで放送された番組の最後を飾る企画の一つでした。

この歌の意味を理解するには、歌詞を一行ずつ暗記するよりも、どんな形を描こうとしているのかを順番に追うのが近道です。

歌詞の構成は、U字型の輪郭を作り、その上部をM字状の線で閉じ、底に小さな山を配置するというもの。さらに山の頂点に黒い丸を描き、最後に上部へ短い線を2本加えて完成させる流れです。

歌詞の各部分が示すもの

- 最初の描写: 丸みを帯びたU字型の輪郭を作る。
- 次の描写: 上部にM字状の線を加えて形を閉じる。
- 中央の描写: 下側に小さな山のような形を配置する。
- その後の描写: 山の頂点に黒い丸を加える。
- 最後の描写: 上部に短い線を2本描いて仕上げる。

要点は、普通なら「顔」「耳」「目」といった直接的な言葉で説明するところを、丸山さんは水槽や山といった別のものに置き換えていることです。

聞き手は水槽の形を想像し、次に山の位置を考え、さらに黒い丸の意味を推測しなければなりません。絵描き歌としては情報の伝え方が遠回りで、そこに独特の面白さが生まれています。

なぜ「呪いの歌」と呼ばれるのか?

この歌には、もう一つ特徴があります。それは、一度聞いた人が何度も口ずさんでしまうほど、フレーズとメロディーが印象に残ることです。

2010年の番組収録時にも、丸山さんの歌を聞いたメンバーが、その後の別の絵描き歌の場面で同じフレーズを口ずさむ展開がありました。

2020年のCoconuts Japanの記事によると、DVDの未公開映像には、大倉忠義さんや渋谷すばるさんが絵描き歌に挑戦する場面でも、ほかのメンバーが例のフレーズを歌い始める様子が収録されています。

横山裕さんが夢に出てきそうだと困惑する場面も紹介されており、メンバー自身がこの歌の強烈な印象に引っ張られていたことが分かります。

こうした繰り返しの面白さから、ファンの間で「呪いの歌」という愛称が定着しました。もちろん、本当に怖い意味があるわけではなく、頭から離れないという意味で使われるユーモラスな呼び名です。

【完成図は何の絵?】正解はウサギ!ただし番組では伝達失敗

丸みを帯びたu字の水槽

検索する人が特に気になっているのが、「結局、何の絵が完成するのか」という疑問です。

答えはウサギです。丸山さんが引いたお題カードに書かれていたのがウサギであり、本人はその姿を描かせようとしていました。

ただし、ここで注意したいのは、ウサギが正解のお題だったことと、メンバー全員がウサギを描けたことは別だという点です。

実際の企画では、歌を聞いたメンバーがそれぞれ異なる形を想像し、誰も正解のウサギにたどり着けませんでした。アニヲタWikiの番組解説でも、丸山さんは安田章大さんとともに0ポイントで最下位になったと紹介されています。

完成図をイメージするためのポイント

絵の構造を理解するなら、次の3点を押さえると分かりやすくなります。

第一に、土台となる丸みのある輪郭です。第二に、頭部に加える特徴的な線。第三に、最後に付け加える短い線によって動物らしい印象を作ろうとすることです。

ただし、これらは歌詞から絵の構造を理解するためのイメージであり、番組に登場した実際の映像や原画そのものではありません。ネット上には再現イラストもありますが、公式の完成図とファンによる再現図は区別して見る必要があります。

この企画の本質は、完成図の美しさではありません。出題者が伝えたいイメージと、聞き手が頭の中で作るイメージに大きな差が生まれたことが、笑いにつながったのです。

【広まった理由と歴史】2017年の再ブームから2020年の大合唱まで

『関パニ』の放送終了後も、丸山さんの絵描き歌はファンの間で語り継がれていました。しかし、放送から約7年が経過した2017年、SNSでの動画投稿をきっかけに再び大きな注目を集めます。

ジャニーズ研究会が2017年3月8日に掲載した記事によると、同年3月2日深夜にTwitterへ投稿された動画がファン以外にも広がり、約2万リツイートに迫る勢いで拡散。3月6日には「U字の水槽」がTwitterのトレンドに登場しました。

その後、2020年2月14日の徳島公演では、ファンが持参したうちわをきっかけに会場全体で歌うという出来事が起こります。

丸みを帯びたU字の水槽をめぐる年表
時期 出来事・関係者 意味・背景 2009年10月 『関パニ』放送開始 関ジャニ∞のメンバーがさまざまな企画に挑戦。 2010年3月31日 丸山隆平・絵描き歌伝えまSHOW ウサギのお題から伝説のフレーズが誕生。 2010年7月28日 『関パニ』DVD Vol.3発売 絵描き歌企画と未公開映像を収録。 2017年3月 Twitterで再拡散 動画投稿をきっかけにトレンド入り。 2020年2月14日 47都道府県ツアー徳島公演 村上信五さんの呼びかけでファンとメンバーが大合唱。 2024年2月4日 関ジャニ∞からSUPER EIGHTへ改名 グループの現在の名称に変更。

この年表から分かるのは、一度のテレビ放送だけで完結した話題ではないということです。番組、DVD、SNS、ライブという異なるメディアや場所を経由しながら、長い時間をかけて共有されてきました。

特に2017年の再拡散は重要です。ジャニーズ研究会の記事では、動画が既存のファンだけでなく、グループを詳しく知らない人にも広がった経緯が紹介されています。

一度聞けば覚えやすい短いフレーズであり、動画を見れば番組の面白さも伝わる。そのため、SNSで共有するコンテンツとして相性が良かったと考えられます。

【2020年徳島公演の伝説】うちわを見つけた村上信五がきっかけに!

この絵描き歌が再び大きな話題になった出来事として、2020年2月14日の「関ジャニ∞ 47都道府県ツアー UPDATE」徳島公演は外せません。

会場は徳島県の鳴門市文化会館。ライブに参加したファンのレポートによると、客席に「丸みを帯びたU字の水槽」と書かれたうちわを持つファンがいました。

そのうちわに気づいたのが村上信五さんです。村上さんが丸山さんに歌ってみるよう促し、そこからメンバーと観客による絵描き歌の大合唱へと発展しました。

当日の様子を報じたCoconuts Japanの記事でも、村上さんがうちわを見つけて丸山さんに歌うようお願いしたこと、会場のファンが一緒に歌ったことが紹介されています。

徳島公演で何が起きたのか?

この出来事を順番に整理すると、次のようになります。

  1. ファンが「丸みを帯びたU字の水槽」と書かれたうちわを掲げる。
  2. 村上信五さんがそのうちわに気づく。
  3. 村上さんが丸山隆平さんに歌ってみるよう促す。
  4. 丸山さんとメンバー、会場のファンが一緒に歌う。
  5. ファンが歌詞をしっかり覚えていたことに、メンバーが驚く。

特に印象的なのは、メンバーがファンの記憶力に驚いたという点です。Coconuts Japanの記事では、メンバーの反応として「なんで歌えるのー?」という言葉も紹介されています。

約10年前に番組内で生まれた即興の絵描き歌を、ファンがライブ会場で一緒に歌えるほど覚えていた。これは、単なる懐かしい番組ネタを超えた、グループとファンの間で共有されてきた思い出の表れでもあります。

うちわは公式グッズだった?

ここも気になるところですが、当日の報道で紹介されているのは、ファンが持参した「U字の水槽」と書かれたうちわです。

公式ツアーグッズとして販売された商品ではなく、ファンがメンバーに気づいてもらうために掲げた応援うちわとして紹介されています。

当時の公式グッズには別のデザインのうちわもありました。したがって、このエピソードで重要なのはグッズの販売情報ではなく、ファン自身が考えたうちわがライブ中の交流につながったことです。

なお、UPDATEは47都道府県を巡るツアーとして企画されていましたが、2020年8月28日、公式サイトは振替日程の調整が困難として残る全公演の中止を発表しています。徳島公演は、こうした公演中止の発表より前に開催された公演でした。

【2026年現在】YouTubeで見られる?『関パニ』の映像と現在のグループ名

2026年現在も、このフレーズを調べる人の多くは、元の番組映像や歌っている場面を見たいと考えているはずです。

まず押さえておきたいのは、「丸みを帯びたU字の水槽」は正式なシングル曲やアルバム収録曲ではなく、テレビ番組の企画から生まれた絵描き歌だということです。

元の映像を確認するなら『関パニ』Vol.3


『関パニ』Vol.3

2010年7月28日発売/TEBI-8829
「絵描き歌伝えまSHOW」を収録。テレビ放送の企画を映像で振り返りたい人にとって、確認先となる公式DVDです。

販売元のテイチクエンタテインメントとSTARTO ENTERTAINMENTのディスコグラフィーには、Vol.3の収録内容として「絵描き歌伝えまSHOW」が掲載されています。

加えて、各DVDにはオンエアされなかった未公開映像も収録されています。番組本編だけでなく、メンバーが歌を繰り返す場面も楽しめることが、この作品の見どころです。

YouTubeで検索するときの注意点

YouTubeでは、このフレーズを使った動画や歌唱再現、ファンによる投稿などが検索結果に表示されることがあります。

ただし、動画が見つかったからといって、すべてが公式配信とは限りません。番組映像の切り抜き、ファンによる再現、歌ってみた動画などは、それぞれ別のものです。

当時の番組映像そのものを見たい場合は、公式DVDの収録情報を基準に探すのが確実です。YouTube上の個別動画については、投稿者や公式チャンネルの表示、公開状況を確認しましょう。

関ジャニ∞は現在SUPER EIGHTに

もう一つ、2026年時点で知っておきたいのがグループ名の変更です。

関ジャニ∞は2024年2月4日にグループ名をSUPER EIGHTへ変更しました。これはINFINITY RECORDSの公式発表でも確認できます。

そのため、現在のグループ名で検索するなら「SUPER EIGHT 丸みを帯びたU字の水槽」という組み合わせも有効です。

一方、2010年当時の番組名や出演者を調べる場合には「関ジャニ∞」「関パニ」「丸山隆平」という旧来のキーワードが重要です。検索時には当時の名称と現在の名称を使い分けると、目的の情報にたどり着きやすくなります。

【プロの結論】丸みを帯びたU字の水槽が長く愛される3つの理由

このフレーズが長く語り継がれている背景には、単なる懐かしさだけでは説明できない、エンターテインメントとしての面白さがあります。

1. 意味が分からないのに映像が浮かぶ

水槽、山、黒い丸といった言葉は、どれも具体的な形を想像しやすいものです。しかし、それらを組み合わせたときに何が完成するのかは、すぐには分かりません。

この理解できそうで理解できない絶妙な距離感が、聞き手の想像力を刺激します。

2. メンバーの反応まで含めて一つの作品になっている

歌詞だけを文字で読んでも、この企画の面白さを完全には理解できません。丸山さんの自信たっぷりな歌い方、困惑するメンバー、何度も繰り返されるフレーズまで含めて、初めて魅力が伝わります。

つまり、この歌は単独の楽曲というより、番組内のやり取りによって完成したコメディーコンテンツなのです。

3. ファンが共有できる合言葉になった

2020年の徳島公演は、このフレーズがファンとメンバーをつなぐ合言葉になっていたことを象徴しています。

うちわを見ただけで村上さんが反応し、丸山さんが歌い、観客が一緒に歌える。こうした共通の記憶があるからこそ、昔のテレビ番組の一場面が何年も経ってから再び話題になるのです。

特に、初めて知った人でもフレーズを覚えやすい点は、SNS時代の拡散にも向いていました。短い言葉のインパクトと、動画で伝わるリアクションの面白さが組み合わさったことが、長く愛される理由といえます。

【丸みを帯びたU字の水槽】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:丸みを帯びたU字の水槽の元ネタは何ですか?
A1:関ジャニ∞が出演していたテレビ朝日系のバラエティー番組『関パニ』の企画「絵描き歌伝えまSHOW」です。2010年3月31日の最終回で、丸山隆平さんが披露しました。

Q2:丸みを帯びたU字の水槽は何の絵ですか?
A2:正解のお題はウサギです。ただし、番組ではほかのメンバーが歌の内容からウサギを描くことができず、伝達に失敗しました。

Q3:歌詞の意味は何ですか?
A3:U字型の輪郭やM字型の線、下側の山、黒い丸、最後の短い線などを順番に描いて、ウサギを表現しようとした絵描き歌です。

Q4:2020年の徳島公演では何があったのですか?
A4:2020年2月14日の47都道府県ツアーUPDATE徳島公演で、ファンが持っていた絵描き歌のうちわに村上信五さんが気づき、丸山隆平さんに歌うよう促しました。その結果、メンバーと観客による大合唱になりました。

Q5:YouTubeで公式映像を見られますか?
A5:YouTubeには関連動画やファンによる再現動画などが表示されることがあります。ただし、すべてが公式映像とは限りません。企画の収録は『関パニ』Vol.3の公式商品情報で確認できます。

Q6:現在の関ジャニ∞のグループ名は何ですか?
A6:2024年2月4日にSUPER EIGHTへ改名しました。2010年当時の番組やエピソードを検索するときは、関ジャニ∞という名称を使うと情報を見つけやすくなります。

「丸みを帯びたU字の水槽」は、関ジャニ∞時代の丸山隆平さんが『関パニ』の「絵描き歌伝えまSHOW」で生み出した、ウサギを描くための絵描き歌です。

2010年3月31日の番組最終回で誕生し、2010年発売のDVD Vol.3にも収録。2017年にはSNSで再び拡散され、2020年2月14日の徳島公演では、ファンのうちわをきっかけに会場全体で歌うという印象的な出来事につながりました。

2026年現在、グループ名はSUPER EIGHTに変わっていますが、このフレーズの元ネタは関ジャニ∞時代の『関パニ』にあります。

水槽の歌なのか、ウサギの歌なのか。一見すると意味不明な言葉の連続ですが、その裏には丸山さんの独特な発想と、メンバー同士の掛け合い、そしてファンとの長い思い出が詰まっています。

単なる一発ネタで終わらず、10年以上経過してもライブ会場で大合唱が起こる。それこそが、この絵描き歌が持つ最大の魅力です。

主な参考資料:STARTO ENTERTAINMENT『関パニ』作品情報、テイチクエンタテインメント『関パニ Vol.3』商品情報、Coconuts Japan(2020年2月15日掲載)、ジャニーズ研究会(2017年3月8日掲載)、INFINITY RECORDS公式発表(2024年2月4日)。

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黒瀬 拓海

映画と配信作品を担当。配給会社の公式サイト、劇場の上映スケジュール、作品公式SNSを確認し、公開日や上映時間は取得時点を添えて紹介します。

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