ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 【令和ロマンの結成秘話】魔人無骨からM-1王者になるまで

【令和ロマンの結成秘話】魔人無骨からM-1王者になるまで

藤咲 昂 藤咲 昂 • 更新: • 公開: • 読了約 17 分
目次

令和ロマンの原点は、慶應義塾大学のお笑いサークル「お笑い道場O-keis」にある。

2人は大学の先輩・後輩として出会い、2018年4月にコンビを結成。当初のコンビ名は「魔人無骨(まじんぶこつ)」だった。

コンビ名を令和ロマンに変更した理由

魔人無骨時代の2人は、結成直後から賞レースで存在感を示していた。

2018年には「NSC大ライブTOKYO」で優勝し、NSC東京校23期の首席としてデビュー。芸歴1年目ながら、ヨシモト∞ホールのファーストクラスメンバーに昇格するなど、早い段階から実力を評価されていた。

その後、コンビ名の読みづらさなども背景に改名を決断する。

2019年5月1日、新元号「令和」の施行に合わせて「令和ロマン」に改名。

新時代の幕開けとともに名前を変えたことは、結果的にコンビの知名度を広げる象徴的な転換点となった。

この結成経緯は、大宅壮一文庫の人物紹介でも取り上げられている。

令和ロマンがM-1で頭角を現すまで

結成後、2人は毎年のようにM-1グランプリへ挑戦した。

2018年に準決勝へ進出した一方、2019年から2021年は準々決勝で敗退。2022年には準決勝まで進み、翌年の飛躍につなげている。

単に一度の大会で結果を出したのではなく、ネタの分析と改善を積み重ねてきた点が特徴だ。

2020年にはNHK新人お笑い大賞で優勝。2022年にはABCお笑いグランプリで準優勝を獲得した。

そして2023年、ついにM-1グランプリの頂点に立つ。

【令和ロマンのメンバー】髙比良くるまと松井ケムリのプロフィール・経歴

令和ロマン




髙比良くるま

ボケ担当
- 生年月日:1994年9月3日
- 出身地:東京都
- 2026年11月現在:32歳
- 慶應義塾大学出身
- 監督・脚本・俳優などにも活動領域を拡大





松井ケムリ

ツッコミ担当
- 生年月日:1993年5月29日
- 出身地:神奈川県
- 2026年11月現在:33歳
- 慶應義塾大学出身
- テレビ・ラジオ・イベントMCなどで活躍


髙比良くるまの現在:漫才師から映像クリエイターへ

髙比良くるまは、令和ロマンのネタ作りを担う中心人物の一人だ。

M-1の戦略や漫才の構造を深く考察する姿勢でも知られ、2024年には著書『漫才過剰考察』を刊行している。

2026年は、その表現活動がさらに広がった。

特に注目されるのが、短編映画『BREAK SHOT』への取り組みだ。

同作では「くるま」名義で監督・脚本を担当し、自身も出演。2026年7月31日に劇場公開された。

作品は18分の短編ブラックコメディで、深夜の高速道路を舞台に、複数の車内で繰り広げられる人間模様をドライブレコーダー視点で描く。

お笑いの発想を映像作品に応用した点は、2026年の髙比良くるまを語るうえで見逃せない実績だ。

松井ケムリの現在:テレビ・ラジオ・MCで存在感

松井ケムリは、コンビのツッコミとしての活動に加え、テレビ番組やラジオで活躍している。

特にテレビでは、TBS系『ラヴィット!』への出演が知られている。

ラジオではJ-WAVEの『GURU GURU!』に水曜日のナビゲーターとして出演。番組を通じて、漫才とは異なるトークの魅力も発揮している。

また、令和ロマンとしての音声コンテンツやYouTubeにも関わり、コンビの活動を支える重要な存在だ。

【令和ロマンの経歴・年表】M-1グランプリ2023・2024の2連覇を達成

令和ロマンのキャリアを語るうえで、最大の実績はM-1グランプリ史上初となる2年連続優勝だ。

2018年から2024年までの主要な転換点
時期 出来事・実績 意味 2018年4月 魔人無骨として結成 大学のお笑いサークルが原点 2018年 NSC大ライブTOKYO優勝 若手時代から実力を発揮 2019年5月1日 令和ロマンに改名 新元号の開始と同時に改名 2020年 NHK新人お笑い大賞優勝 若手実力派として評価 2022年 ABCお笑いグランプリ準優勝、M-1準決勝進出 決勝進出への足場を固める 2023年12月24日 M-1グランプリ2023優勝 初のM-1王者に 2024年12月22日 M-1グランプリ2024優勝 大会史上初の2連覇 2025年4月28日 髙比良くるまの吉本興業との契約終了 所属形態が変化。コンビ活動は継続 2026年5月16日 単独ライブ「RE:IWAROMAN」 Kアリーナ横浜で大規模公演 2026年7月31日 映画「BREAK SHOT」公開 髙比良くるまが監督・脚本を担当

なぜM-1の2連覇が特別なのか

2023年のM-1グランプリには8,540組、2024年には10,330組がエントリーした。

その厳しい競争を2年連続で勝ち抜いたことが、令和ロマンの実績を際立たせている。

特筆すべきなのは、2023年に優勝した翌年も同じ大会に出場し、再び頂点に立ったことだ。

M-1は優勝によって知名度が大きく上がる一方、翌年は優勝者として比較される立場になる。過去のネタを超える新しい漫才を求められるため、前年の成功を再現するだけでは勝ち抜けない。

令和ロマンは、ネタの分析力と構成力を武器に、そのプレッシャーを結果へと変えた。

M-1公式の大会記録でも、2023年と2024年の両大会の優勝者として令和ロマンの名前が記録されている。

【2025年の吉本興業との契約終了】解散ではなくコンビ活動を継続

令和ロマンの現在を理解するうえで、避けて通れないのが2025年4月28日の発表だ。

この日、吉本興業は髙比良くるまとのマネジメント契約終了を公式サイトで公表した。

契約終了に至った背景

2025年2月、髙比良くるまは過去のオンラインカジノ利用を認め、謝罪するとともに活動自粛を発表した。

その後、4月28日に活動再開を報告。同日、吉本興業とのマネジメント契約終了も明らかになった。

日刊スポーツなどの報道によると、契約終了は双方合意によるもので、吉本興業の公式発表にも同じ説明が記されている。

吉本興業の公式発表で重要なのは「コンビ活動は継続」という部分

吉本興業の発表では、契約終了だけでなく、令和ロマンとしての活動継続についても明確に説明された。

弊社所属 令和ロマン 髙比良くるまについて、双方合意の上、2025年4月28日付をもってマネジメント契約を終了しましたのでご報告します。 なお、令和ロマンとしての活動は継続し、相方の松井ケムリは引き続き、弊社所属のまま、タレント活動をしてまいります。

出典:吉本興業「令和ロマン 髙比良くるま 契約終了のご報告」2025年4月28日

この発表から分かるのは、髙比良くるま個人のマネジメント契約と、令和ロマンというコンビの活動は別の問題だということだ。

現在の所属関係を整理

- 髙比良くるま:2025年4月28日付で吉本興業とのマネジメント契約終了。
- 松井ケムリ:吉本興業所属を継続。
- 令和ロマン:コンビ活動を継続。

つまり、2人が別々のマネジメント体制になったことと、コンビが解散したことは同義ではない。

「吉本興業との契約終了=令和ロマン解散」という理解は誤りだ。

【令和ロマンの2026年最新活動】テレビ・ラジオ・映画・単独ライブ

2026年の令和ロマンは、テレビ出演だけでなく、大規模ライブや映画制作にも活動を広げている。

1.Kアリーナ横浜で単独ライブ「RE:IWAROMAN」を開催

2026年5月16日、令和ロマンはKアリーナ横浜で単独ライブ「RE:IWAROMAN」を開催した。

この公演は、約7年ぶりの単独ライブとして企画されたもの。約2万人規模の音楽アリーナで漫才を披露するという、お笑いライブとしても異例の挑戦だった。

公演後の報道によると、当日の来場者数は18,063人。新作漫才6本を披露し、一般販売された約2万席も即日完売したと伝えられている。

この公演の意義は、単に大勢の観客を集めたことだけではない。

漫才は、言葉の細かなニュアンス、声の強弱、間の取り方が笑いを生む芸能だ。音楽ライブ向けに設計された大規模会場で、その繊細な表現をどこまで届けられるかという挑戦でもあった。

2.髙比良くるまが映画「BREAK SHOT」で監督デビュー

2026年7月31日に公開された短編映画『BREAK SHOT』では、髙比良くるまが監督・脚本を担当した。

作品の基本情報は次のとおり。

- 公開日:2026年7月31日
- 上映時間:18分
- ジャンル:ブラックコメディ
- 監督・脚本:くるま
- 出演:児玉智洋、高良健吾、森川葵、前田旺志郎、オダギリジョー、くるま、松井ケムリほか

深夜の高速道路で発生した渋滞を舞台に、複数の車内で展開される人間模様を描いた作品だ。

お笑いの世界で培ってきた構成力を、映像という別の表現形式へ移した点が興味深い。

3.2026年11月現在のテレビ・ラジオ出演番組

令和ロマンの出演番組を把握する際は、コンビ出演と個人出演を分けて見ると分かりやすい。

主な番組・音声コンテンツ

- 『ラヴィット!』(TBS系):令和ロマンが木曜隔週レギュラーとして掲載。
- 『永野&くるまのひっかかりニーチェ』(テレビ朝日系):髙比良くるまの出演番組。
- 『GURU GURU!』(J-WAVE):松井ケムリが水曜日のナビゲーターを担当。
- 『令和ロマンのご様子』(stand.fm):2人のトークを楽しめる音声番組。
- 『3003 -サンゼロゼロサン-』(Podcast):髙比良くるまの音声コンテンツ。

TBSの番組情報では、2026年11月9日放送分の『ラヴィット!』の木曜レギュラー欄に令和ロマンの名前が掲載されている。J-WAVEの公式プロフィールでも松井ケムリの担当番組が案内されている。

また、11月6日から13日の番組表には『沸騰ワード』『夜明けのラヴィット!』『池上彰のニュースそうだったのか!!』『スクール革命!』など、松井ケムリの出演番組が複数掲載されている。個人出演も含め、テレビでの露出は続いている。

2026年の令和ロマンをどう評価するべきか

2026年の活動を見ると、令和ロマンはM-1の優勝実績に依存するだけのコンビではない。

- 漫才:Kアリーナ横浜での大規模単独公演。
- テレビ:バラエティ番組への出演。
- ラジオ・音声:継続的なトークコンテンツ。
- 映画:髙比良くるまの監督・脚本への挑戦。
- 個人活動:松井ケムリのMCやナビゲーターとしての活動。

それぞれの活動を組み合わせることで、コンビとしての知名度と個人としての表現領域を両立させている。

【プロの結論】令和ロマンの本当の強みはM-1連覇後の展開にある

令和ロマンを評価する際、M-1グランプリ2023・2024の連覇だけに注目するのは十分ではない。

むしろ重要なのは、優勝後にどのような活動を選択してきたかだ。

1.賞レースの分析力を大規模な舞台に応用

令和ロマンの漫才には、構成や言葉の選択を緻密に考える姿勢がある。

その強みは、M-1という競技性の高い舞台で結果を出すだけでなく、約2万人規模の会場で漫才を披露するという新しい挑戦にもつながっている。

2.所属事務所とコンビの活動を切り分けた

2025年の契約終了は、芸能活動のマネジメントとコンビとしての創作活動が必ずしも同じ枠組みである必要はないことを示した。

松井ケムリは吉本興業に所属し、髙比良くるまは契約終了後の活動体制で仕事を続ける。

2人の活動基盤は異なるが、コンビとしての関係は維持されている。

3.お笑い以外の領域に挑戦できること

映画『BREAK SHOT』の監督・脚本は、その象徴的な事例だ。

漫才で培った発想力や構成力は、テレビ、音声、映像など、異なるメディアでも活用できる。

こうした活動の広がりは、今後の芸人のキャリアを考えるうえでも興味深い。

令和ロマンの評価基準は、M-1で何回優勝したかだけではない。優勝後にどのような作品や舞台を生み出せるか、そして2人の活動をどれだけ長く継続できるかにある。

【令和ロマンに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:令和ロマンは2026年現在、解散したのですか?

A1:解散していない。2025年4月28日に髙比良くるまと吉本興業とのマネジメント契約が終了したが、吉本興業は令和ロマンとしての活動継続を公式発表している。

Q2:令和ロマンのメンバーは誰ですか?

A2:髙比良くるまと松井ケムリの2人。髙比良くるまがボケ、松井ケムリがツッコミを担当している。

Q3:令和ロマンはM-1グランプリで何連覇しましたか?

A3:2023年と2024年に優勝し、2連覇を達成した。M-1グランプリ史上初の快挙である。

Q4:髙比良くるまは現在、吉本興業に所属していますか?

A4:2025年4月28日付で吉本興業とのマネジメント契約を終了している。相方の松井ケムリは引き続き吉本興業に所属している。

Q5:松井ケムリは現在もテレビに出演していますか?

A5:出演している。『ラヴィット!』などのテレビ番組や、J-WAVEの『GURU GURU!』などで活動している。

Q6:令和ロマンの2026年の代表的な活動は何ですか?

A6:5月16日のKアリーナ横浜での単独ライブ「RE:IWAROMAN」が代表的な実績。髙比良くるまは7月公開の映画『BREAK SHOT』で監督・脚本も担当した。

Q7:令和ロマンの前のコンビ名は何ですか?

A7:「魔人無骨(まじんぶこつ)」。慶應義塾大学のお笑いサークルで結成され、2019年5月1日に令和ロマンへ改名した。

2026年11月現在、令和ロマンは髙比良くるまと松井ケムリのコンビとして活動を続けている。

M-1グランプリ2023・2024の2連覇、2025年の吉本興業との契約終了、2026年のKアリーナ横浜での単独ライブ、そして映画『BREAK SHOT』への挑戦。ここ数年の歩みは、大きな転換点の連続だった。

現在の状況を理解するうえで、押さえておきたいのは次の3点だ。

- コンビは解散していない。 吉本興業も活動継続を公式発表している。
- 2人の所属・活動形態は異なる。 松井ケムリは吉本興業所属、髙比良くるまはマネジメント契約終了後の体制で活動している。
- 2026年も活動の幅を広げている。 漫才、テレビ、ラジオ、ライブ、映画など、複数の分野で実績を重ねている。

M-1の連覇によって築いた知名度を、どのような新しい表現につなげていくのか。令和ロマンの今後を追う際には、テレビ出演の本数だけでなく、2人が生み出す漫才や作品、そしてコンビとしての活動にも注目したい。

同じカテゴリの記事

藤咲 昂
コンテンツディレクター 藤咲 昂
プロフィールを見る →

公開情報のリサーチを担当。官公庁の統計、企業のIR資料、裁判所の公開記録を優先し、出典のない噂は記事の根拠にしません。

おすすめの関連記事