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【製品別に比較】プルームテック・プラス・Ploom XとIQOS・gloの健康リスク

月城 蓮 月城 蓮 • 更新: • 公開: • 読了約 10 分
目次

加熱式たばこは、同じカテゴリーの商品でも加熱方式や使用するたばこ製品が異なります。プルーム・テックの体調不良を調べる際には、従来型のプルーム・テック、プルーム・テック・プラス、Ploom Xを同じ製品として扱わないことが大切です。

プルーム・テックとプルーム・テック・プラスの違い

従来型のプルーム・テックは、リキッドを加熱して蒸気を発生させ、たばこカプセルに通過させる方式です。たばこ葉を直接加熱しない点が特徴でした。

一方、プルーム・テック・プラスも低温加熱型の製品ですが、従来型とは製品設計が異なります。JTの2023年6月29日の発表では、プルーム・テック・プラス1.5とプルーム・テック・プラス・ウィズのデバイスについて、在庫終了をもって販売を終了すると告知されました。

このため、2026年に旧製品を使用している場合は、現在の製品ラインアップと区別して考える必要があります。

Ploom Xは従来型と仕組みが違う

Ploom Xは、従来型のプルーム・テックとは異なり、たばこスティックを高温で加熱する製品です。JTの公表資料では、Ploom X ADVANCEDに独自のPOWER HEATFLOW技術を搭載し、最高加熱温度を約320℃としていることが説明されています。

そのため、Ploom Xを使い始めて喉の違和感や咳、頭痛などが出た場合も、従来型プルーム・テックの研究結果をそのまま当てはめることはできません。

IQOS・glo・PULZEとの比較

各製品の大きな違いは、たばこ葉をどのように加熱するかという点です。

主要な加熱式たばこの仕組み



プルーム・テック(従来型)

低温・間接加熱型
リキッドを加熱し、その蒸気をたばこカプセルに通過させる方式。たばこ葉を直接加熱しない。


プルーム・テック・プラス

低温加熱型
従来型と同じく、リキッドを利用するインフューズド方式のシリーズ。


Ploom X

高温加熱型・外側加熱
専用たばこスティックを加熱する方式。


高温加熱型・内側加熱
たばこスティックの内部から加熱する方式。


高温加熱型・外側加熱
たばこスティックの周囲から加熱する方式。


高温加熱型・内側加熱
セラミックヒーターで専用スティックを内部から加熱する方式。日本国内では2021年に販売終了が告知された。


製品の構造は日本たばこ協会、各メーカーの製品資料に基づく。PULZEの加熱方式はメーカー公表情報による。

ここで注意したいのは、加熱方式の違いだけで健康リスクの順位を決められないことです。IQOS、glo、Ploom、PULZEでは、加熱温度、たばこ原料、エアロゾルの成分、ニコチン曝露量などが異なります。

また、2023年6月29日、JTは従来型プルーム・テックのデバイス販売を終了し、専用たばこカプセルも同年12月以降に販売終了すると発表しました。プルーム・テック・プラスのデバイスも同時期に販売終了となっています。2026年現在、旧製品とPloom Xなどの現行世代を混同しないことが重要です。

紙巻きたばこと加熱式たばこはどちらが危険?

紙巻きたばこの大きな問題は、たばこ葉を燃焼させることで多種類の有害化学物質が発生する点です。加熱式たばこは燃焼を伴わないため、一部の有害物質の発生量が紙巻きたばこより少ないという分析結果があります。

しかし、加熱式たばこから発生するエアロゾルにもニコチンや有害化学物質が含まれます。米国CDCも、加熱式たばこは紙巻きたばこと比べて一部の有害成分が少ない場合がある一方、安全な製品ではないと説明しています。

したがって、紙巻きたばこから加熱式たばこへの切り替えを、健康被害がなくなることと同一視してはいけません。複数のたばこ製品を併用すれば、ニコチンへの曝露が続く可能性もあります。

【使用中止の目安】プルームテックで体調不良が出たらどうする?

プルームテック体調不良

使用後に体調の変化が出た場合、最も優先すべきなのは、原因を確かめるために吸い続けることではなく、いったん使用を中止することです。

使用を中止して様子を見るべき症状

次のような症状が使用後に現れた場合は、再使用を控えてください。

  • 頭痛やめまいが繰り返し起こる
  • 吐き気や胃の不快感が続く
  • 喉の痛みやイガイガが強くなる
  • 乾いた咳や痰が増える
  • 動悸や冷や汗が出る
  • 使用するたびに体調が悪くなる

使用をやめても症状が続く場合や、日常生活に支障が出る場合は、内科や呼吸器内科などを受診してください。

すぐに医療機関へ相談すべき症状

以下の症状は、単なる喉の刺激や軽いニコチン反応として扱わないでください。

  • 呼吸が苦しい、息ができない
  • 強い胸痛や著しい動悸がある
  • 意識がもうろうとする、失神する
  • けいれんが起きる
  • 嘔吐が激しく、水分も取れない
  • 突然の激しい頭痛や神経症状がある

こうした症状がある場合は、使用を中止して直ちに救急対応を求めてください。呼吸困難や意識障害など緊急性の高い症状では119番への連絡が必要です。

使用を控える判断基準

体調不良が起きたときは、次の3点を確認すると判断しやすくなります。

① 使用直後に症状が出ていないか。吸入後に毎回同じ症状が出る場合は、製品との関連を疑う材料になります。

② 使用頻度が増えていないか。チェーンスモークやほかのニコチン製品との併用がある場合、ニコチン曝露量が増えている可能性があります。

③ 中止後も症状が残っていないか。使用をやめても改善しない場合は、別の疾患が隠れている可能性もあるため、医師の診察を受けてください。

特に、妊娠中の人、20歳未満の人、これまでたばこを使用していなかった人は、加熱式たばこを健康リスクの少ない代替品として始めるべきではありません。

【よくある質問】プルームテックの体調不良に関するFAQ

Q1:プルームテックで頭痛や吐き気が起きるのはニコチン中毒ですか?

A1:ニコチンの過剰曝露は原因の一つとして考えられます。ただし、頭痛や吐き気にはほかの原因もあります。冷や汗、動悸、嘔吐などを伴う場合は使用を中止し、症状が強ければ医療機関に相談してください。

Q2:プルームテックのPG成分で喉が痛くなることはありますか?

A2:PGを含むエアロゾルの吸入で喉に刺激を感じる可能性はあります。ただし、プルーム・テックの使用者におけるPG過敏反応が、喉の痛みや咳の原因だと一律に確定しているわけではありません。症状が続く場合は使用を控えてください。

Q3:プルームテックは紙巻きたばこより健康に悪くないのでしょうか?

A3:一部の有害化学物質は紙巻きたばこより少ないと報告されています。JTの2020年調査でも一部の生体指標は非喫煙者に近い値でした。ただし、長期的な疾病リスクが十分に低下することや、安全性が確立されたことを意味しません。

Q4:プルームテックとPloom Xは健康リスクが同じですか?

A4:同じとは判断できません。従来型プルーム・テックはリキッドの蒸気をたばこカプセルに通す方式ですが、Ploom Xはたばこスティックを直接高温加熱する方式です。JTの2020年調査の結果をPloom Xにそのまま適用することはできません。

Q5:体調不良が治れば再び使用しても問題ありませんか?

A5:症状が改善したからといって、再使用しても安全とは限りません。特に、使用するたびに頭痛、吐き気、咳などが出る場合は再開を避け、医師に相談してください。

プルーム・テック使用後の体調不良には、ニコチンへの曝露、PGを含むエアロゾルによる刺激、使用頻度、個人の体質など、複数の要因が関係する可能性があります。

頭痛や吐き気はニコチンの影響を考える必要があり、喉の痛みや咳については吸入成分による刺激や呼吸器の状態も考慮しなければなりません。特定の成分だけを原因と決めつけず、症状の種類や発生時期を確認することが大切です。

また、JTの2020年調査はプルーム・テック使用者の一部の生体指標について有用な情報を示しましたが、長期的な健康被害がないことを証明したものではありません。2026年に公表された厚生労働科学研究でも、加熱式たばこ全体について健康リスクへの懸念が残っています。

編集上の最も重要な判断基準は、煙の少なさや使用感ではなく、実際に自分の身体に症状が出ているかどうかです。頭痛、吐き気、喉の痛み、咳などが出たら使用を中断し、繰り返す症状や長引く不調については医療機関で相談してください。

加熱式たばこは紙巻きたばこと仕組みが異なっていても、無害な製品ではありません。健康を守るという観点では、製品を乗り換えることよりも、ニコチンを含むたばこ製品の使用そのものをやめることが、最も確実な選択です。

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月城 蓮
トレンドリサーチャー 月城 蓮
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美容と暮らしの話題を担当。メーカー公式の成分表記、商品ページ、専門家の公開コメントを確認し、効果を断定しない書き方を徹底しています。

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