出羽ノ龍の四股名は「出羽ノ龍 和希」。読み方は「でわのりゅう かずき」です。本名のトムルバートル・テムレンとは異なる四股名で活動しています。
日本相撲協会の力士プロフィールに掲載されている基本情報を整理しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 四股名 | 出羽ノ龍 和希 |
| 読み方 | でわのりゅう かずき |
| 本名 | トムルバートル・テムレン |
| 生年月日 | 2001年3月7日 |
| 年齢 | 25歳(2026年11月時点) |
| 出身地 | モンゴル・ウランバートル |
| 所属部屋 | 出羽海部屋 |
| 身長 | 181.0cm |
| 体重 | 154.0kg |
| 得意技 | 突き・押し |
| 初土俵 | 2019年11月場所 |
| 新十両 | 2026年1月場所 |
| 新入幕 | 2026年11月場所 |
| 最高位 | 西前頭14枚目 |
| 通算成績 | 189勝121敗10休 |
出典は日本相撲協会公式サイトの力士プロフィールです。特に身長・体重については、検索結果の一部に180.1cm・151.0kgという数値も見られますが、2026年11月時点の公式プロフィールでは181.0cm・154.0kgとなっています。最新情報を確認する際は、公式掲載値を基準にするのが適切です。
また、通算成績は189勝121敗だけでなく、10休を含む189勝121敗10休が公式の記録です。42場所の生涯戦歴として掲載されています。
こうした数字からも、単に体格の大きさだけでなく、長期間にわたって番付を上げてきた力士であることが分かります。
【経歴・生い立ち】モンゴルから日本へ、出羽海部屋で幕内を目指した道のり

出羽ノ龍は2001年3月7日、モンゴルの首都ウランバートルで生まれました。相撲を始めたのは8歳のときです。
幼少期から相撲に親しみ、モンゴル出身の力士たちから指導を受けながら競技経験を重ねました。相撲専門の観戦ガイドによる来歴では、中学3年時に白鵬杯の団体優勝を経験したことが紹介されています。
その後、日本で本格的に相撲を学ぶため、福岡県中間市の希望が丘高校へ相撲留学しました。
希望が丘高校で磨いた相撲の実力高校時代には、全国規模の大会で実績を残しています。
2年次には高校総体でベスト16。3年次には金沢大会や十和田大会で団体ベスト8に入り、世界ジュニア相撲選手権大会では重量級で準優勝しました。
高校卒業後は出羽海部屋への入門を決め、プロの力士としての道を歩み始めます。
出羽海部屋への入門と序二段優勝2019年11月場所に前相撲で初土俵を踏みました。初めて番付に名前が掲載されたのは2020年1月場所です。
同年3月場所には東序二段49枚目で7戦全勝。見事に序二段優勝を飾りました。入門して間もない段階で優勝を経験したことは、将来への期待を抱かせる結果でした。
しかし、そこから関取への道は簡単ではありませんでした。
幕下で約5年。けがとの苦闘2021年1月場所には新幕下へ昇進しましたが、幕下上位の壁に何度もぶつかります。
2022年3月場所には西幕下3枚目まで上がったものの、首の負傷によって全休。その後、番付を大きく落とす苦しい時期も経験しました。
幕下上位で勝ち越すことは、十両昇進を決めるための重要な条件です。実力があっても、7番の取組で安定して白星を積み重ねなければ関取にはなれません。
出羽ノ龍は幕下で長い時間を過ごしながら、再び上位に戻るための経験を積みました。2025年11月場所、西幕下3枚目で5勝2敗と勝ち越し、ようやく十両昇進を決めています。
この歩みは、若くして注目される力士であっても、関取になるまでには継続的な努力と結果が必要であることを示しています。
【2026年最新】十両優勝から新入幕までの成績と番付推移
出羽ノ龍のキャリアが大きく動いたのは2026年です。1月場所に新十両となり、わずか5場所で幕内昇進を実現しました。
特に注目したいのが3月場所の十両優勝です。11勝4敗という好成績を残し、優勝決定戦では若ノ勝を寄り切りで破りました。
2026年の場所別成績| 場所 | 番付 | 成績 | 主な出来事 |
|---|---|---|---|
| 2026年1月 | 西十両13枚目 | 8勝7敗 | 新十両 |
| 2026年3月 | 東十両10枚目 | 11勝4敗 | 十両優勝 |
| 2026年5月 | 東十両3枚目 | 7勝8敗 | 負け越し |
| 2026年7月 | 西十両3枚目 | 9勝6敗 | 勝ち越し |
| 2026年9月 | 東十両筆頭 | 10勝5敗 | 新入幕を決定づける成績 |
| 2026年11月 | 西前頭14枚目 | 0勝0敗 | 新入幕 |
出典:日本相撲協会公式プロフィール、各場所の星取表。11月場所の成績は場所開始前の掲載値です。
この表から分かるのは、十両昇進後に一度も大きく崩れることなく、最終的に幕内への昇進をつかんだことです。
3月場所の十両優勝が転機に2026年3月場所は、出羽ノ龍にとって大きな節目となりました。
東十両10枚目で11勝4敗を記録。優勝争いに加わり、優勝決定戦で若ノ勝を寄り切って十両優勝を達成しました。
序二段優勝に続く、2度目の各段優勝です。長く幕下で苦戦した力士が、関取になってから優勝を果たしたという点でも意味のある結果でした。
九月場所の10勝5敗が新入幕を後押し2026年9月場所では東十両筆頭に番付を上げ、10勝5敗で勝ち越しました。
この成績によって幕内昇進が現実のものとなり、11月場所の新入幕が決定。出羽海部屋からの新入幕は、2015年11月場所の御嶽海以来となる快挙です。
なお、九月場所の竜電戦を紹介した動画情報には、取組前の両者の成績として9勝5敗と記載されたものがあります。しかし、これは千秋楽の取組前の数字です。最終的には出羽ノ龍が勝ち、出羽ノ龍10勝5敗、竜電9勝6敗で場所を終えています。
【現在の実力を分析】出羽ノ龍の得意技と幕内で注目したい強み
出羽ノ龍の公式プロフィールに記載された得意技は「突き・押し」です。一方、実際の勝ち星を分析すると、寄り切りによる勝利も大きな割合を占めています。
日本相撲協会の決まり手傾向では、過去6場所の取組を対象に、勝った決まり手の割合が次のように掲載されています。
| 決まり手 | 割合 |
|---|---|
| 寄り切り | 53% |
| 押し出し | 20% |
| 送り出し | 7% |
| その他 | 20% |
対象は77取組のうち45勝です。つまり、出羽ノ龍は前に出る攻めを持ちながら、相手との組み合いでも勝ち切れるタイプと考えられます。
左四つから前に出る攻め2026年9月場所の竜電戦では、出羽ノ龍の相撲の特徴がよく表れました。
左を差して四つに組み、右からおっつけながら前進。相手に十分な体勢を作らせず、最後は寄り切りで勝利しました。
竜電は高田川部屋所属で、最高位は小結。経験豊富な相手を千秋楽に破ったことは、出羽ノ龍にとって自信につながる白星だったと考えられます。
2026年11月場所で試されるポイント幕内では、十両とは異なる相手との対戦が増えます。立ち合いの強さ、相手に先に有利な形を作らせない技術、15日間を通して安定した相撲を取る力が大切です。
出羽ノ龍の場合、注目したいのは次の3点です。
- 左を差す形をどれだけ安定して作れるか。
- 右からのおっつけで相手の攻めを封じられるか。
- 幕内上位経験者の圧力に対して、前に出る相撲を貫けるか。
新入幕の西前頭14枚目は、幕内での実力を試す最初の位置です。十両優勝の実績を持つ一方、幕内での戦歴はこれから積み上げる段階にあります。
2026年11月場所の公式星取表では、初日の相手として玉鷲が掲載されています。幕内で最初にどのような相撲を見せるかは、今場所の大きな見どころです。
【人物・関係者相関】出羽ノ龍と出羽海部屋、竜電との関係
出羽ノ龍の歩みを理解するには、所属する出羽海部屋や、十両時代に対戦した力士との関係を整理すると分かりやすくなります。
主な関係をまとめました。
| 人物・組織 | 関係 | 内容 |
|---|---|---|
| 出羽ノ龍 和希 | 主役 | 本名トムルバートル・テムレン |
| 出羽海部屋 | 所属部屋 | 大相撲の伝統ある相撲部屋 |
| 希望が丘高校 | 母校 | 福岡県で相撲を学んだ |
| 若ノ勝 | 優勝決定戦の相手 | 2026年3月の十両優勝決定戦で対戦 |
| 竜電 | 対戦相手 | 2026年9月場所の千秋楽で対戦 |
出羽海部屋は大相撲の歴史を持つ名門部屋です。出羽ノ龍は同部屋に入門し、幕下での長い期間を経て関取、そして幕内へと昇進しました。
2026年11月場所の新入幕は、部屋にとっても御嶽海以来の新入幕という節目になりました。
竜電との対戦成績は?竜電との対戦は、2026年9月場所の千秋楽が特に注目された一番です。
竜電は山梨県甲府市出身で、高田川部屋所属。最高位は小結です。出羽ノ龍より年齢も経験も上のベテラン力士です。
2026年9月27日の千秋楽では、両者とも二桁勝利を目指す状況で対戦。出羽ノ龍が左を差し、右から攻めながら前進して寄り切りで勝利しました。
対戦データベース「相撲番付」の通算集計では、両者の対戦成績は出羽ノ龍の2勝2敗です。直近の一番では出羽ノ龍が勝ち、対戦成績を五分に戻しています。
この一番は、幕内昇進を決めた九月場所の締めくくりとしても意味のある勝利でした。
【プロの結論】出羽ノ龍は幕内に定着できるのか?今後の注目点
出羽ノ龍の2026年までのキャリアを振り返ると、最大の特徴は幕下での長い停滞を乗り越え、十両昇進後に一気に幕内まで駆け上がったことです。
2020年の序二段優勝から2026年の十両優勝まで、約6年をかけて段階的に実力を伸ばしてきました。
幕下で約5年を過ごした経験は、関取としての勝負強さを身につける時間でもあったはずです。特に2026年3月の十両優勝と9月の10勝5敗は、幕内昇進を支えた重要な結果です。
今後の評価を左右する3つの判断基準1. 幕内で勝ち越せるか
新入幕力士にとって、まず目指すべきは8勝以上の勝ち越しです。前頭14枚目からのスタートであり、幕内に定着するための最初の試金石となります。
2. 得意の寄り切りを発揮できるか
公式の決まり手傾向では寄り切りが最多です。幕内でも左を差して前進する相撲を維持できれば、持ち味を生かした勝負が期待できます。
3. 15日間の安定感を保てるか
幕内では相手の研究も進みます。立ち合いで主導権を握れない日や、相手の変化に対応する必要がある日も出てきます。相撲の幅を広げられるかが重要です。
日本相撲協会の公式アンケートには、出羽ノ龍の好きな言葉として「三年先の稽古」が掲載されています。短期的な結果だけでなく、先を見据えて稽古を積む姿勢をうかがわせる言葉です。
「三年先の稽古」
出羽ノ龍の日本相撲協会公式プロフィール・好きな言葉より。
十両優勝を経験し、幕内に到達したことは大きな成果です。しかし、ここから先は新たな勝負になります。2026年11月場所は、出羽ノ龍が幕内でどこまで通用するのかを測る重要な場所です。
【出羽ノ龍に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:出羽ノ龍の本名は何ですか?
A1:本名はトムルバートル・テムレンです。四股名は出羽ノ龍和希といいます。
Q2:出羽ノ龍は何歳で、どこの出身ですか?
A2:2001年3月7日生まれの25歳です。モンゴルのウランバートル出身で、出羽海部屋に所属しています。
Q3:出羽ノ龍の身長と体重は?
A3:日本相撲協会の2026年11月時点の公式プロフィールでは、身長181.0cm、体重154.0kgです。
Q4:出羽ノ龍の2026年11月場所の番付は?
A4:西前頭14枚目です。2026年11月場所で新入幕を果たし、自己最高位を更新しました。
Q5:出羽ノ龍は十両優勝をしていますか?
A5:はい。2026年3月場所に11勝4敗を記録し、優勝決定戦で若ノ勝を破って十両優勝を果たしました。
Q6:出羽ノ龍と竜電の対戦成績は?
A6:相撲番付のデータベース集計では2勝2敗です。2026年9月場所の千秋楽では出羽ノ龍が寄り切りで勝利しています。
Q7:出羽ノ龍の通算成績は?
A7:日本相撲協会の公式プロフィールでは、2026年11月場所時点で189勝121敗10休、42場所です。
出羽ノ龍和希は、モンゴル・ウランバートル出身の25歳。本名はトムルバートル・テムレンで、出羽海部屋に所属しています。
8歳で相撲を始め、希望が丘高校への相撲留学を経て、2019年11月場所に初土俵。2020年の序二段優勝、幕下での長い経験、2026年3月の十両優勝を経て、同年11月場所に西前頭14枚目で新入幕を果たしました。
公式プロフィールの体格は181.0cm・154.0kg。通算成績は189勝121敗10休で、得意技は突き・押し。実際の勝ち星では寄り切りも大きな割合を占めています。
九月場所の竜電戦で見せた寄り切りは、幕内昇進を目前にした力強い一番でした。今後は幕内での勝ち越し、そして上位進出が次の目標になります。
2026年11月場所は、出羽ノ龍にとって新しいキャリアの出発点です。長い幕下生活を乗り越えた力士が、幕内の土俵でどのような存在感を示すのか。今後の取組から目が離せません。