現地7月19日の第3戦は、ヤンキースがドジャースを2対1で下した。試合会場はニューヨークのヤンキー・スタジアム。観客数は43,378人、試合時間は2時間51分だった。
MLB公式のスコア記録による最終成績は次のとおり。
LOS ANGELES DODGERS1
NEW YORK YANKEES
2
ドジャース安打
4
ヤンキース安打
8
両チーム失策
0
現地2026年7月19日・ヤンキー・スタジアム
| イニング | ドジャース | ヤンキース |
|---|---|---|
| 1回 | 0 | 1 |
| 2~7回 | 0 | 0 |
| 8回 | 1 | 1 |
| 9回 | 0 | 試合終了 |
| 合計 | 1 | 2 |
試合の流れを大きく変えたのは、8回の両チームによるホームランの応酬だった。
ただし、ヤンキースは初回から先制しており、最後まで一度もリードを許さなかった。ドジャースが同点に追いついた直後に勝ち越した点が、この試合の大きな特徴だ。
「第3戦」と呼ばれる理由にも注意今回の対戦日程には、雨天順延による変更があった。
- 7月17日:第1戦、ドジャースが2対1で勝利。
- 7月18日:予定されていた試合が悪天候の予報により延期。
- 7月19日昼:延期分の試合を実施。ドジャースが8対2で勝利。
- 7月19日夜:シリーズ第3戦。ヤンキースが2対1で勝利。
MLB公式のヤンキース発表によると、7月18日の試合は7月19日のダブルヘッダー第1試合として組み込まれた。今回の2対1の試合は、ダブルヘッダーの第2試合であり、シリーズ全体では第3戦に当たる。
【試合経過】8回までの展開と勝負を分けた場面
1回裏:コディ・ベリンジャーが先制打試合が動いたのは1回裏だった。
ドジャースはウィル・クラインをオープナーとして起用。ヤンキースは2アウトからポール・ゴールドシュミットが二塁打を放ち、続くコディ・ベリンジャーが適時打を記録した。
この一打でヤンキースが1点を先制。ドジャースは追いかける展開となった。
3~5回:ヤンキース投手陣が得点を許さない3回にはドジャースのエリエゼル・アルフォンゾがメジャー初安打を記録したものの、得点には結び付かなかった。
特に注目したいのが5回の攻防だ。
ドジャースは無死満塁のチャンスをつくった。しかし、ヤンキースの救援陣が踏ん張り、走者をホームに返さなかった。
無死満塁は通常、得点が期待される状況だ。ここで追加点を許さなかったことは、ヤンキースにとって非常に大きかった。
試合後半に向けて1点のリードを維持できた背景には、この場面での投手陣の粘りがあった。
6~7回:ベシアの好救援も光るドジャースの救援投手アレックス・ベシアは6回、わずか10球でヤンキースの打者3人を連続三振に仕留めた。
ドジャースとしては、相手に追加点を与えず、終盤の反撃につなげるための重要な投球だった。
一方、ヤンキースもライアン・ヤーブロー、ポール・ブラックバーン、ブレント・ヒードリックの継投でドジャース打線を抑え込んだ。
この時点で試合は1対0。両チームの投手陣が主導権を握る展開が続いた。
【8回の攻防】エドマン同点弾からチザムJr.の決勝弾へ
この試合を象徴するのが8回の攻防だ。
トミー・エドマンが代打ホームランで同点1-1
8回表・代打ソロホームラン
ドジャースは8回表、代打エドマンの一発で試合を振り出しに戻した。
エドマンが対戦したのはヤンキースの救援投手フェルナンド・クルーズ。打席の2球目を捉え、ソロホームランを放った。
この本塁打は2026年シーズンの2号。MLB公式の試合記録によれば、エドマンにとって通算3本目の代打ホームランであり、代打本塁打は2021年7月10日以来だった。
ドジャースにとっては、終盤にようやく生まれた貴重な得点だった。
デビッド・ベドナーがドジャースの逆転を阻止エドマンの同点弾で勢いづいたドジャースは、さらに走者を出して勝ち越しを狙った。
そこでヤンキースが投入したのが、守護神のデビッド・ベドナーだった。
ベドナーは大谷翔平を三振に仕留め、続くアンディ・パヘスの打球もチザムJr.が好捕。ドジャースの攻撃を食い止めた。
この守備と継投によって、ヤンキースは同点のまま8回裏を迎えることができた。
ジャズ・チザムJr.が勝ち越しホームラン2-1
8回裏・勝ち越しソロホームラン
同点に追いつかれた直後、ヤンキースに再びリードをもたらした。
8回裏、1アウトから打席に立ったチザムJr.は、ドジャースのエバン・フィリップスと対戦した。
カウント1ボールからの速球を捉え、左中間方向へ運ぶソロホームラン。これが2026年シーズン14号となった。
試合は2対1。ヤンキースが再びリードを奪い、そのまま勝利を手にした。
同点弾を打たれた直後に、今度は自軍が勝ち越す。終盤の一発に対する応答という意味で、チザムJr.の本塁打は試合の流れを決定付けた一打だった。
【ドジャース・ヤンキースのスタメン】注目選手と打順を比較
今回の試合では、大谷翔平がドジャースの1番・指名打者として出場した。
両チームとも打順の上位に主力打者を配置。ドジャースはフレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツ、カイル・タッカーらを並べ、ヤンキースはトレント・グリシャム、ベン・ライス、ポール・ゴールドシュミットらを起用した。
以下は、シリーズ第3戦に当たる7月19日夜の試合のスタメンだ。MLB公式の当日ラインアップ記録に基づいている。
- 大谷翔平: 1番・指名打者として出場。攻撃の起点を担った。
- トミー・エドマン: 途中出場から同点ホームランを記録。
- ジャズ・チザムJr.: 二塁手として出場し、決勝ホームランと8回の好守で貢献。
- コディ・ベリンジャー: 初回の先制適時打でヤンキースに得点をもたらした。
- デビッド・ベドナー: 終盤のピンチを抑え、勝利投手となった。
この試合は、先発メンバーだけでなく、代打や救援投手、守備固めを含めた選手起用が結果を左右した一戦だった。
【投手成績】ベドナーが勝利投手、フィリップスが敗戦投手
今回の試合で特に注目されたのが、両チームのブルペン運用だ。
ドジャースは複数の救援投手を投入し、ヤンキースも継投によって相手打線を封じた。
ドジャースの投手リレー詳細なボックススコアによる投手成績は次のとおり。
- ウィル・クライン:1回、3被安打、1失点
- ハート:2回、無失点
- エドガルド・エンリケス:0回2/3、無失点
- ジャック・ドレイヤー:0回1/3、無失点
- ブロック・スチュワート:2回、無失点
- アレックス・ベシア:1回、無失点、3奪三振
- エバン・フィリップス:1回、2被安打、1失点
ドジャースは合計8イニングを投げ、8安打、2失点、9奪三振だった。
特にベシアは6回に3者連続三振を奪い、試合を立て直す投球を見せた。一方、最後の局面でフィリップスがチザムJr.に本塁打を許したことが敗戦につながった。
ヤンキースの投手リレー- ライアン・ヤーブロー:2回2/3、2被安打、無失点
- ポール・ブラックバーン:2回1/3、1被安打、無失点
- ブレント・ヒードリック:2回、無安打、無失点、3奪三振
- フェルナンド・クルーズ:0回1/3、1被安打、1失点
- デビッド・ベドナー:1回2/3、無安打、無失点、2奪三振
ヤンキースは5投手の継投でドジャース打線を4安打に封じた。
クルーズはエドマンに同点ホームランを許したものの、後を受けたベドナーが追加点を阻止。最終回も無失点で締めくくった。
この投手リレーが、ヤンキースの勝利を支えた。
勝利投手・敗戦投手の記録
デビッド・ベドナー4勝3敗
1回2/3・無失点・2奪三振
エバン・フィリップス0勝1敗
1回・1失点・1奪三振
ベドナーは同点の場面で登板し、相手の勝ち越しを許さなかった。対照的にフィリップスは、チザムJr.の本塁打によって決勝点を与えた。
ただし、敗戦投手という記録だけでフィリップス個人の投球全体を評価するのは適切ではない。試合の結果を決めたのは、8回という極めて限定された局面での一打だった。
大谷翔平の打撃成績は?日本のファンが気になる大谷翔平の成績は以下のとおり。
1番・指名打者4打数1安打
打点
0
得点
0
三振
1
四球
0
試合終了時点のボックススコア
大谷は1安打を記録したものの、打点には結び付かなかった。
特に8回表、ベドナーとの対戦で三振を喫した場面は重要だった。エドマンの同点弾で生まれたチャンスを、追加得点につなげられなかったためだ。
もっとも、大谷の4打数1安打だけで敗戦の責任を判断することはできない。ドジャース全体で4安打にとどまったこと、5回の満塁機を逃したこと、8回裏に決勝弾を許したことを合わせて見る必要がある。
【プロの結論】ドジャースが敗れた本当の理由は8回だけではない
今回の試合を分析すると、勝敗を分けた要素は大きく3つある。
1. 5回の無死満塁を生かせなかったドジャースにとって最大の課題は、得点圏での攻撃だった。
5回に無死満塁という絶好機を迎えながら無得点。さらに試合全体でも4安打に抑え込まれた。
8回にエドマンが同点弾を放ったものの、それまでに複数の得点機をつくることができなかった。
2. ヤンキースの救援陣が勝負どころで踏ん張ったヒードリックの2イニング無失点、ベドナーの終盤の好投は大きかった。
特にベドナーは、同点に追いつかれた直後のピンチを抑え、勝ち越しを許さなかった。
5人の投手が連携してドジャース打線を4安打に抑えたことが、勝利の土台となった。
3. チザムJr.が同点直後に結果を出したエドマンの同点弾によって、ヤンキースは試合を振り出しに戻された。
しかし、8回裏にチザムJr.がすぐさま勝ち越しホームランを放った。
終盤に同点に追いつかれても、次の攻撃で得点を奪えるかどうか。接戦では、この切り替えが勝敗に直結する。
今回のヤンキースは、その局面で結果を残した。
2026年のドジャース対ヤンキースの対戦成績今回の第3戦だけを見るとヤンキースの勝利だが、シリーズ全体の結果は異なる。
| 現地日付 | 試合結果 | 勝利チーム |
|---|---|---|
| 7月17日 | ドジャース 2-1 ヤンキース | ドジャース |
| 7月19日・第1試合 | ドジャース 8-2 ヤンキース | ドジャース |
| 7月19日・第2試合 | ドジャース 1-2 ヤンキース | ヤンキース |
2026年のこの3試合の対戦成績は、ドジャースの2勝1敗。
ヤンキースは最終戦を制したものの、シリーズ全体ではドジャースが勝ち越した。最終戦の勝利とシリーズ全体の勝敗を混同しないことが大切だ。
【ドジャース対ヤンキース第3戦】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ドジャース対ヤンキース第3戦の結果は?
A1:現地2026年7月19日の第3戦は、ヤンキースが2対1で勝利した。8回表にトミー・エドマンが同点ホームランを放ち、8回裏にジャズ・チザムJr.が勝ち越しホームランを記録した。
Q2:勝ち越しホームランを打った選手は誰?
A2:ヤンキースのジャズ・チザムJr.。8回裏、エバン・フィリップスから14号ソロホームランを放ち、2対1とした。
Q3:トミー・エドマンのホームランは何回に出た?
A3:8回表。フェルナンド・クルーズから代打ソロホームランを放ち、1対1の同点に追いついた。
Q4:勝利投手と敗戦投手は誰?
A4:勝利投手はヤンキースのデビッド・ベドナー(4勝3敗)、敗戦投手はドジャースのエバン・フィリップス(0勝1敗)。
Q5:大谷翔平の打撃成績は?
A5:4打数1安打、0打点、0得点、1三振だった。
Q6:2026年のドジャース対ヤンキースの対戦成績は?
A6:今回の3試合ではドジャースが2勝1敗で勝ち越した。第3戦はヤンキースが勝利しているが、シリーズ全体の勝者はドジャースだった。
Q7:試合のハイライトや公式記録はどこで確認できる?
A7:MLB公式のGame Story、MLB Film Room、公式スコア記録で確認できる。エドマンの同点弾、チザムJr.の決勝弾、ベドナーの好救援など、試合の重要な場面が記録されている。
2026年7月19日のドジャース対ヤンキース第3戦は、ヤンキースが2対1で勝利した。
8回表にトミー・エドマンが代打ホームランで同点に追いついたものの、8回裏にジャズ・チザムJr.が勝ち越しホームランを放ち、試合を決めた。
勝利投手はデビッド・ベドナー、敗戦投手はエバン・フィリップス。大谷翔平は4打数1安打だった。
勝敗を分けたのは、ヤンキースの救援陣の粘り、5回の満塁機を逃したドジャースの攻撃、そしてチザムJr.の勝ち越し弾だ。
なお、シリーズ全体ではドジャースが2勝1敗で勝ち越している。最終戦の敗北だけで両チームの力関係を判断するのではなく、3試合の結果と投手陣・打線の働きを合わせて評価したい。
主な参照資料:MLB公式 Game Story・Film Room・Starting Lineups・2026年7月18日付ヤンキース公式発表、Baseball Almanac詳細ボックススコア。