Jリーグ公式記録によると、試合は2026年9月19日(土)14時キックオフ。会場は北海道札幌市の大和ハウス プレミストドームだった。
2026/27 明治安田J2リーグ 第7節1 - 1
北海道コンサドーレ札幌
1
青木亮太 90+5分
大分トリニータ
1
有馬幸太郎 47分
開催日
2026年9月19日
会場
大和ハウス プレミストドーム
入場者数
15,017人
前半スコア
0-0
後半スコア
1-1
試合序盤は札幌が長谷川竜也や白井陽斗を起点に攻撃を仕掛けた。対する大分も宇津元伸弥の左サイドからのクロスなどで応戦し、互いにゴールを狙う展開となった。
前半40分には大分の西村恭史にイエローカードが提示されたものの、スコアは動かず。両チームとも決定的な得点を奪えないまま、0-0でハーフタイムを迎えた。
後半2分:有馬幸太郎が大分に先制点試合が動いたのは後半開始直後だった。
後半2分、大分が左サイドからコーナーキックを獲得。宇津元伸弥がボールを供給し、GK田川知樹が一度クリアした後、宇津元のクロスに反応した有馬幸太郎がペナルティーエリア中央からヘディングシュートを放った。
ボールはゴール右上に吸い込まれ、大分が先制。スコアは0-1となった。
有馬のゴールは、セットプレーから二次攻撃へ移行する流れを生かしたものだった。宇津元のキック精度と有馬のゴール前での反応が結び付いた得点だった。
後半アディショナルタイム:青木亮太が劇的同点弾1点を追う札幌は後半10分に青木亮太を投入。終盤には福森晃斗もピッチに送り込み、攻撃の圧力を高めた。
そして後半45分を過ぎた90分+5分、左サイドから福森がクロスを供給。GKムン・キョンゴンがクリアしたボールに青木が反応し、ペナルティーエリア中央から右足でシュートを放った。
ボールはゴール左下に決まり、札幌が土壇場で1-1に追いついた。
先制した大分にとっては勝利目前での失点だった一方、札幌にとっては最後まで攻撃を続けた姿勢が実を結んだゴールだった。
【スタメン・先発メンバー】札幌は4-2-3-1、大分は3-4-2-1
両チームのスターティングメンバーは、試合前の戦術的な狙いを読み解くうえでも興味深い。
スポーツナビの試合記録では、札幌は4-2-3-1、大分は3-4-2-1の布陣でスタートした。
北海道コンサドーレ札幌の先発メンバー| ポジション | 選手 |
|---|---|
| GK | 田川知樹 |
| DF | 髙尾瑠 |
| DF | 内田瑞己 |
| DF | 野瀬翔也 |
| DF | 西野奨太 |
| MF | 堀米悠斗 |
| MF | 梅津龍之介 |
| FW | 長谷川竜也 |
| FW | 大森真吾 |
| FW | 荒野拓馬 |
| FW | 白井陽斗 |
| ポジション | 選手 |
|---|---|
| GK | ムン・キョンゴン |
| DF | 宮川歩己 |
| DF | 三竿雄斗 |
| DF | ペレイラ |
| MF | 小田逸稀 |
| MF | 西村恭史 |
| MF | 宇津元伸弥 |
| MF | 林田滉也 |
| FW | 有馬幸太郎 |
| FW | マテウス・レイリア |
| FW | 木本真翔 |
今回の試合で特に大きな役割を果たしたのが、札幌の青木亮太と福森晃斗だ。
青木は後半10分に白井陽斗との交代で出場。先発ではなかったものの、最後までゴールを狙い続け、試合終了直前に同点ゴールを記録した。
福森も後半31分に荒野拓馬との交代で投入され、同点ゴールにつながるクロスを供給している。
大分も後半22分にマテウス・レイリアと木本真翔を交代させるなど、前線の選手を入れ替えて試合をコントロールしようとした。
この試合では、先発メンバーだけでなく、後半の選手交代が最終スコアに大きく影響した。
【シュート数・ボール支配率】札幌が攻撃指標で上回るも大分の守備が健闘
札幌対大分の1-1という結果を理解するには、最終スコアだけでなく試合のスタッツを確認する必要がある。
Jリーグ公式記録とスポーツナビの試合データでは、札幌がシュート数とボール支配率で大分を上回っていた。
両チームの試合スタッツ比較| 指標 | 札幌 | 大分 |
|---|---|---|
| シュート数 | 14 | 12 |
| 枠内シュート | 3 | 3 |
| ボール支配率 | 59% | 41% |
| パス成功率 | 81.2% | 70.2% |
| コーナーキック | 6 | 11 |
| フリーキック | 10 | 10 |
| オフサイド | 1 | 1 |
| イエローカード | 1 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
札幌はボール支配率59%、シュート14本という数字を記録した。
大分よりもボールを保持し、パスをつなぎながら攻撃を組み立てる時間が長かったことが分かる。
特にパス成功率81.2%は、大分の70.2%を大きく上回っている。
ただし、シュート14本のうち枠内に飛んだのは3本。シュート数の多さが、そのまま決定機の多さや得点力に直結したわけではない。
大分はコーナーキック11本で札幌を上回る一方、大分が目立ったのはセットプレーの機会だ。
コーナーキックは札幌の6本に対して大分は11本。ボール支配率では劣ったものの、ゴール前にボールを送り込む機会を確保していた。
実際、有馬幸太郎の先制点も宇津元伸弥のキックから生まれている。
この数字から見えるのは、両チームの攻撃方法の違いだ。
- 札幌:ボール保持とパス交換によって攻撃を組み立てる。
- 大分:サイド攻撃やセットプレーからゴール前のチャンスを作る。
札幌は試合全体の主導権を握る時間を作ったものの、大分の守備を崩し切るには至らなかった。大分は少ない保持時間でも、セットプレーを得点につなげる効率的な攻撃を見せた。
ボール支配率が高いチームが必ず勝つわけではないというサッカーの特徴が表れた一戦だった。
【得点者と関係者を整理】青木亮太・有馬幸太郎・宇津元・福森の役割
この試合を理解するうえで重要なのは、ゴールを決めた2人だけでなく、得点に関わった選手の役割を整理することだ。
| 選手・チーム | 試合での役割 | 結果への影響 |
|---|---|---|
| 有馬幸太郎(大分) | 後半2分に先制 | ヘディングでゴールを記録 |
| 宇津元伸弥(大分) | 先制点をアシスト | クロスから有馬の得点を演出 |
| 青木亮太(札幌) | 後半10分に途中出場 | 90分+5分に同点ゴール |
| 福森晃斗(札幌) | 後半31分に途中出場 | 左サイドからのクロスで同点弾を演出 |
| ムン・キョンゴン(大分) | GKとして出場 | 終盤のクロスに対応するも失点 |
青木亮太の得点は、単なる試合終盤の1点ではない。
後半10分から途中出場した選手が、試合終了直前にチームを敗戦から救ったという点に意味がある。
札幌は先制を許した後も交代カードを切りながら攻撃を続け、最終盤に福森のクロスから得点機会を作った。
交代選手が攻撃の流れを変え、最後にゴールを決める。この一連の展開は、選手層と試合中の修正力が結果に結び付いた場面だった。
有馬幸太郎と宇津元伸弥が見せた大分の連係大分の先制点は、有馬と宇津元の連係が光った場面だった。
宇津元は左サイドからのクロスでチャンスを作り、有馬が中央で合わせた。
ボール支配率では札幌が優位だったが、大分はセットプレーを起点に得点を奪っている。
試合を通じて保持率だけでは評価できない大分の攻撃力が表れた場面といえる。
【過去の対戦成績】札幌と大分は互角の対戦歴
北海道コンサドーレ札幌と大分トリニータは、J1・J2やカップ戦などで対戦してきた。
今回の試合前に掲載されたSPAIAの対戦データでは、両者の過去の対戦成績は10勝8分10敗。まさに互角の数字だった。
2026年9月19日の引き分けを加えると、この集計範囲では札幌側から見て10勝9分10敗となる。
直近の主な対戦結果Jリーグ公式サイトに掲載された直近5試合は次のとおりだ。
| 開催日 | 大会 | 結果(札幌から見たスコア) |
|---|---|---|
| 2020年12月12日 | J1 | 1-1 |
| 2021年6月19日 | J1 | 2-0 |
| 2021年8月21日 | J1 | 1-1 |
| 2025年2月16日 | J2 | 0-2 |
| 2025年11月8日 | J2 | 3-1 |
この5試合だけを見ると、札幌は2勝2分け1敗と勝ち越している。
2025年には大分が2-0で勝利した一方、同年11月の対戦では札幌が3-1で勝利。ホームとアウェイを問わず、両チームが勝ち点を奪い合ってきた。
なお、通算成績はリーグ戦のみか、天皇杯などを含むかによって集計対象が異なる。単純に異なるサイトの数字を並べるのではなく、対象大会と集計期間をそろえて比較することが大切だ。
今回の1-1も、こうした拮抗した対戦関係を象徴する結果となった。
【2026年最新J2順位】札幌7位、大分8位に位置する両チーム
2026年11月6日時点で確認できるJリーグ公式順位表は、2026年11月3日17時14分更新のものだ。
この時点で、北海道コンサドーレ札幌は7位、大分トリニータは8位に位置している。
2026/27 J2リーグ順位比較| 項目 | 北海道コンサドーレ札幌 | 大分トリニータ |
|---|---|---|
| 順位 | 7位 | 8位 |
| 勝ち点 | 23 | 22 |
| 試合数 | 15 | 15 |
| 勝利 | 7 | 5 |
| 引き分け | 2 | 7 |
| 敗戦 | 6 | 3 |
| 得点 | 21 | 18 |
| 失点 | 19 | 12 |
| 得失点差 | +2 | +6 |
出典:Jリーグ公式順位表、2026年11月3日更新。
札幌は勝利数、大分は引き分けの多さが特徴札幌は15試合で7勝を挙げており、大分よりも勝利数が多い。
一方、大分は5勝にとどまるものの、引き分けが7試合。敗戦も3試合と少なく、勝ち点を安定して積み上げている。
また、得失点差は札幌のプラス2に対し、大分はプラス6。得点数では札幌が上回るものの、失点数では大分が12点に抑えている。
両チームの特徴を簡単に整理すると、札幌は勝ち切る試合を増やすこと、大分は引き分けを勝利に変えることが、それぞれ順位を押し上げるうえでの課題になる。
なお、今回の9月19日の対戦当日は、試合前の順位が札幌19位・勝ち点4、大分16位・勝ち点6だった。11月3日の順位表と比較すると、その後のリーグ戦で両チームが勝ち点を積み上げたことも分かる。
【札幌対大分】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:札幌対大分の2026年9月19日の試合結果は?
A1:北海道コンサドーレ札幌と大分トリニータは1-1で引き分けた。大分の有馬幸太郎が後半2分に先制し、札幌の青木亮太が90分+5分に同点ゴールを決めた。
Q2:札幌対大分の得点者は誰?
A2:大分は有馬幸太郎、札幌は青木亮太。大分の先制点は宇津元伸弥のクロスから生まれ、札幌の同点弾は福森晃斗のクロスから生まれた。
Q3:札幌対大分のシュート数とボール支配率は?
A3:シュート数は札幌14本、大分12本。ボール支配率は札幌59%、大分41%だった。枠内シュートは両チームとも3本。
Q4:札幌対大分のスタメンは?
A4:札幌は田川知樹、髙尾瑠、内田瑞己、西野奨太、野瀬翔也らを先発起用。大分はムン・キョンゴン、宮川歩己、三竿雄斗、ペレイラ、有馬幸太郎らが先発した。
Q5:2026年11月時点のJ2順位は?
A5:Jリーグ公式順位表の2026年11月3日更新分では、札幌が7位で勝ち点23、大分が8位で勝ち点22となっている。
2026年9月19日のJ2第7節、北海道コンサドーレ札幌と大分トリニータの試合は、1-1の引き分けに終わった。
大分は有馬幸太郎のヘディングで先制し、セットプレーを生かした攻撃と粘り強い守備を披露。一方の札幌はボール支配率59%、シュート14本と攻撃面で優位に立ち、青木亮太の90分+5分のゴールで同点に追いついた。
この試合から読み取れる要点は3つある。
- 札幌の収穫:途中出場の青木と福森が同点ゴールを生み、最後まで攻撃を続ける姿勢を示した。
- 大分の収穫:宇津元と有馬の連係で先制し、保持率で劣りながらも勝利に迫った。
- 今後の課題:札幌は攻撃機会を得点に結び付ける決定力、大分は終盤までリードを守り切る試合運びが焦点となる。
11月3日時点の順位では札幌が7位、大分が8位。勝ち点差はわずか1ポイントであり、両チームの今後の結果は順位争いにも影響する。
今回の1-1は、単に勝ち点を分け合った試合ではない。札幌の攻撃力と大分の守備力、それぞれの持ち味がぶつかり合い、最後の最後まで勝敗が分からなかった試合だった。