2026年大会の視聴環境を理解するうえで、テレビとラジオの役割を分けて考えることが重要だ。
今回のWBC本戦では、映像配信をNetflixが担当し、ニッポン放送は音声による実況中継を担当した。
大会公式の国内放送・配信予定でも、東京プールの本戦はNetflixによる配信と、対象試合のニッポン放送によるラジオ中継が案内されていた。地上波・BS・CSでは本戦のテレビ放送は予定されていなかった。【大会公式発表】【放送事業者のお知らせ】
テレビとラジオの比較| 比較項目 | テレビ・映像配信 | ラジオ |
|---|---|---|
| 主なサービス | Netflix | ニッポン放送など |
| 視聴・聴取形式 | 映像と音声 | 音声のみ |
| 試合の確認 | 映像で確認 | 実況・解説で把握 |
| スマホ利用 | Netflixアプリ | radikoアプリ |
| 無料利用 | 本戦の無料テレビ放送なし | 地上波ラジオ・対象エリアのradiko |
| 通信環境 | 動画通信が必要 | radikoは音声通信 |
| ながら観戦 | 画面を見る必要がある | 作業中や移動中にも聴きやすい |
なお、強化試合と本戦は放送環境が異なる。3月2日のオリックス対日本戦はTBS系列、3月3日の阪神対日本戦はテレビ朝日系列で生中継されたが、これは本戦ではなく強化試合の放送だった。【大会公式発表】
ラジオ観戦ならではのメリットラジオの最大の特徴は、画面を見続けなくても試合の展開を追えることだ。
例えば、通勤中や家事の最中でも実況を聴けば、投球の結果や打者の状況、試合の流れを把握できる。
また、解説者が配球や守備位置、選手の心理などを言葉で説明するため、映像だけでは気づきにくい野球の戦術面を理解するきっかけにもなる。
一方、打球の方向や守備の細かな動きは映像ほど直接的には確認できない。選手の表情や球場の映像を楽しみたい人にはNetflix、実況を中心に試合を楽しみたい人にはラジオが適している。
ニッポン放送のAM1242・FM93で聴く方法スマートフォンを使わず、通常のラジオ受信機で聴く方法もある。
AMラジオ1242 kHz

ニッポン放送のAM周波数
ワイドFM93.0 MHz
ニッポン放送のFM補完放送
ニッポン放送の公式案内によると、FM93.0MHzは東京23区と埼玉県・千葉県・神奈川県の主要都市および周辺地域で受信できる。
ワイドFMはAMに比べて雑音が少なく、建物内でも比較的受信しやすいという特徴がある。
ただし、FM93.0MHzとAM1242kHzはニッポン放送の周波数であり、全国どこでも同じ周波数で聴けるわけではない。地方では各ネット局の周波数に合わせる必要がある。【ニッポン放送公式・聴き方ガイド】
【プロの結論】WBCラジオ中継を楽しむための選び方と注意点
今回の中継体制から見えてくるのは、ラジオが映像配信の単なる代替手段ではなかったということだ。
全国30局のネットワークを構築し、プロ野球中継で培ってきた実況・解説のノウハウを国際大会に投入した点に、ニッポン放送の強みがある。
特に2026年は、ニッポン放送の「ショウアップナイター」が放送開始60周年を迎えた節目でもあった。
長年の野球中継で蓄積した制作力を、WBCという大規模な国際大会に生かした編成だった。【ニッポン放送公式発表】
どの聴取方法が向いている?| 聴取方法 | おすすめの人 | 注意点 |
|---|---|---|
| AM1242 | AMラジオを持っている人 | 受信エリアに注意 |
| FM93.0 | 首都圏でワイドFMを使いたい人 | 対応受信機が必要 |
| radiko無料版 | 放送エリア内でスマホを使う人 | 通信量が発生する |
| radikoエリアフリー | 他地域のニッポン放送を聴きたい人 | 有料プランが必要 |
| Netflix | 試合映像も楽しみたい人 | 本戦の映像配信サービスへの加入が必要 |
1.全国30局だから、どの地域でもニッポン放送を無料で聴けるわけではない
全国ネットワークは各地域の参加局を通じた放送体制だ。radiko無料版で全国の放送局を自由に選べるわけではない。
2.radikoで聴けるから通信料も無料というわけではない
radikoの基本機能は無料でも、スマートフォンで利用する場合はデータ通信が発生する。長時間聴くならWi-Fi環境を利用すると安心だ。
3.2026年3月の放送を現在も再生できるわけではない
radikoの無料タイムフリーは過去7日以内、有料タイムフリー30でも過去30日以内が対象だ。2026年11月現在、3月の中継を通常のタイムフリーで聴くことはできない。
ラジオ中継を選ぶ際は、放送局のネットワーク、地域の聴取条件、配信期間の3点を確認することが大切だ。
【WBCラジオ中継ニッポン放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:WBC 2026の日本代表戦はニッポン放送で聴けましたか?
A1:聴けた。ニッポン放送が制作する「2026 ワールドベースボールクラシック 実況中継」が2026年3月6日から放送され、日本代表戦を実況生中継した。全国のネットワーク局でも放送された。
Q2:WBCのラジオ中継は何時から始まりましたか?
A2:試合によって異なる。3月6日は18時30分、3月7日は18時、3月8日は19時、3月10日は18時30分からだった。試合開始はいずれも19時だった。
Q3:WBCのラジオ中継は全国30局すべてで聴けましたか?
A3:全国30局がネットワークに参加したが、各試合の中継局数は17~25局だった。すべての局が毎試合同時に放送したわけではない。
Q4:radikoなら無料でWBCを聴けましたか?
A4:自分の現在地が対象エリア内であれば、無料のライブ機能で聴取できた。別地域のニッポン放送を聴く場合は、エリアフリー機能を利用する有料プランが必要だった。
Q5:2026年11月現在、WBCの実況をradikoで聴けますか?
A5:3月の放送は無料タイムフリーの7日間、有料タイムフリー30の30日間という配信期間を過ぎているため、通常のradikoでは聴けない。
Q6:ニッポン放送の周波数は何MHzですか?
A6:AMは1242kHz、FMは93.0MHz。FM93.0MHzはワイドFM対応ラジオで受信できる。ただし、受信可能地域には制限がある。
Q7:WBC 2026はテレビでも無料視聴できましたか?
A7:本戦はNetflixによる独占映像配信で、地上波・BS・CSのテレビ放送は予定されていなかった。ラジオではニッポン放送などによる音声中継を楽しめた。
2026年のWBCでは、ニッポン放送が制作する「2026 ワールドベースボールクラシック 実況中継」が3月6日からスタートした。
全国30局のネットワークを通じて日本代表の試合を届ける放送体制は、ラジオならではの野球観戦の魅力を改めて示すものだった。
今回の重要事項を振り返ると、次のとおりだ。
- 2026年3月6日からニッポン放送が日本代表戦を実況生中継。
- 全国30局のネットワークを構築。ただし各試合の参加局数は17~25局。
- radikoでも同時配信され、対象エリア内なら無料で聴取可能だった。
- 本戦の映像配信はNetflix、ラジオ実況はニッポン放送が担当。
- 2026年11月現在、3月の中継は通常のradikoタイムフリーでは再生できない。
野球中継の価値は、映像だけでは決まらない。 実況アナウンサーの言葉、解説者の分析、球場の空気を伝える音声には、ラジオならではの魅力がある。
ニッポン放送の「ショウアップナイター」が長年培ってきた中継技術と、全国ネットワークを生かした2026年WBCの放送体制は、今後の国際大会におけるラジオ中継を考えるうえでも注目すべき事例となった。
主な参考資料:ニッポン放送「WBC中継情報」「ニッポン放送制作のWBCラジオ中継 全国30局で生中継」、2026 WORLD BASEBALL CLASSIC公式サイト「東京プール放送・配信予定」、radiko公式ヘルプ・サービス案内。