100均のハンガーは、110円(税込)でも衣類の収納や洗濯を快適にする工夫が詰まっている。ダイソーでは公式ネットストアに掲載されている「ハンガー(5本)40cm」や、帽子の型崩れを防ぐ帽子ハンガーなどが購入候補になる。一方、セリアでは衣類が滑り落ちにくいノンスリップハンガーや、肩のラインに沿うアーチ型などが注目されている。
ただし、安さだけで選ぶと、肩幅が合わない、洗濯物には使いにくい、クローゼットの収納スペースが思ったほど増えないといった問題も起こる。大切なのは、洗濯用と収納用を区別し、衣類の種類やハンガーの形状、入数まで比較することだ。2026年11月時点の商品情報を手がかりに、ダイソーとセリアのおすすめ商品、種類別の特徴、すっきり片付く収納アイデアを紹介する。
【まず結論】100均のハンガーは何を基準に選ぶ?おすすめの判断ポイント

100均ハンガーを選ぶときに最初に考えたいのは、何を掛けるために使うのかという点だ。同じ衣類用ハンガーでも、洗濯物を干すためのものと、クローゼットで衣類を保管するためのものでは、求められる性能が異なる。
価格・本数・サイズの3点をチェックする最初に比較したいのは、税込価格、セット本数、横幅の3項目だ。
例えば、ダイソーの「ハンガー(5本)40cm」は110円(税込)。5本入りなので、1本あたり22円になる。家族分のハンガーをまとめて揃えたい人にとって、購入しやすい価格設定だ。
一方、セリアのノンスリップタイプには2本入りや3本入りの商品がある。こちらも110円の商品だが、1本あたりの価格は約36.7〜55円となる。通常のプラスチックハンガーより単価は高くても、滑りにくさや肩の形状に価値を感じるなら十分選択肢になる。
衣類の肩幅とハンガーの形状を合わせるハンガーの横幅は、衣類の肩幅に合っていることが重要だ。大きすぎると肩先が外側に押され、小さすぎると衣類の肩部分が垂れて型崩れにつながる場合がある。
一般的な成人用の衣類には約38〜42cm前後のハンガーが候補になるが、子ども服や小柄な人の衣類には細めのタイプが適している。購入時には、手持ちの服の肩幅を測っておくと失敗しにくい。
滑り止めが必要な衣類を見極める滑りやすいブラウス、襟ぐりが広いトップス、肩紐付きのキャミソールなどは、通常のプラスチックハンガーでは落ちやすい。
こうした衣類には、表面にコーティングが施されたノンスリップタイプや、肩部分に溝があるタイプが便利だ。反対に、Tシャツや普段着などを大量に掛けるなら、滑り止め機能よりも本数や価格を優先した方が合理的な場合もある。
【ダイソー】110円の5本組40cmと帽子ハンガーが注目される理由
ダイソーのハンガーは、ベーシックな衣類用から、帽子やズボン、タオルなど専用用途の商品まで幅広い。公式ネットストアのハンガー売り場にも複数の種類が掲載されており、用途に合わせて選べるのが特徴だ。
ハンガー(5本)40cmはまとめ買いに便利ダイソー公式ネットストアに掲載されている「ハンガー(5本)40cm」は、税込110円の商品だ。
公式商品情報によると、主な仕様は以下のとおり。
- 商品名:ハンガー(5本)
- 価格:110円(税込)
- 内容量:5本
- 商品サイズ:約40.5×0.4×20cm
- 材質:ポリプロピレン
- 原産国:日本
特に注目したいのは、5本で110円という価格だ。1本あたり22円なので、クローゼット内のハンガーを統一したい場合にも購入しやすい。
ポリプロピレン製のシンプルな構造は、普段着やシャツなどの一般的な衣類を掛ける用途に向いている。複雑な機能を必要とせず、同じ形のハンガーを揃えたい人には有力な候補だ。
ただし、滑り止め加工や特殊な肩形状を重視する場合は、別の専用タイプと比較したい。5本組という本数の多さだけで決めず、衣類との相性も確認しよう。
ダイソーの帽子ハンガーは型崩れ対策に便利もう一つ注目したいのが、ダイソー公式ネットストアで販売されている「帽子ハンガー」だ。
価格は110円(税込)、内容量は1個。公式商品情報に掲載されているサイズは約13.7×24.3×11.7cmで、材質はポリプロピレン100%となっている。
この商品の特徴は、帽子を掛けて収納できることに加え、複数の商品を連結して使用できる点だ。帽子を重ねて置く必要がなくなるため、収納場所を確保しながら取り出しやすくできる。
キャップや帽子を複数持っている人は、棚に積み重ねる方法と比較してみるとよい。帽子同士が重なりにくくなり、選びたいものを見つけやすくなる。
ほかにも用途別ハンガーが充実ダイソー公式のハンガー一覧には、次のような商品も掲載されている。
- セーター用ハンガー
- スカートハンガー
- ズボンハンガー
- スーツハンガー
- バスタオルハンガー
- スライド式バスタオルハンガー
- 回転ハンガー
- パーカーハンガー
これらの中には110円以外の商品もある。例えばバッグ収納ハンガーは220円、組み立て式ハンガーラックは770円の商品が公式一覧に掲載されている。100均だからすべての商品が110円というわけではない点には注意したい。
【セリア】滑りにくいノンスリップハンガーは何が違う?
セリアのハンガーを選ぶ際に注目したいのが、滑りにくさを重視したノンスリップシリーズだ。一般的なプラスチックハンガーでは落ちやすい衣類を、安定して掛けたい人に向いている。
ノンスリップハンガー アーチ型は肩のラインに注目セリアの「すべりにくいノンスリップハンガー アーチ型」は、シャツやカーディガンなどに使える商品として紹介されている。
2026年に公開された商品レビューでは、2本入りで110円(税込)のタイプが紹介された。アーチ状の形状によって衣類の肩部分を支え、滑り落ちにくくすることが特徴だ。
特にカーディガンや襟ぐりが広いトップスは、一般的なハンガーでは片側だけが落ちてしまうことがある。こうした衣類を掛ける機会が多い人には、滑り止め付きのアーチ型が便利だ。
3本入りのノンスリップタイプは収納効率も魅力「すべりにくいノンスリップハンガー 3P」も候補になる。2026年のGLAMによる商品レビューでは、110円(税込)で3本入りの商品として紹介されている。
表面のコーティングによって衣類が滑り落ちにくく、細身の形状でクローゼットのスペースを圧迫しにくい点が特徴だ。
薄手のブラウスや襟ぐりが広いカットソーなど、通常のハンガーでは安定しにくい衣類を収納したい場合に適している。
溝付きタイプは肩紐のある服に便利セリアには、肩紐を掛けやすい溝付きのノンスリップハンガーも紹介されている。
キャミソールやタンクトップなど、肩紐が細い衣類は、通常のハンガーに掛けると滑り落ちやすい。肩部分に溝があれば、紐を引っ掛けて安定させやすくなる。
ただし、ノンスリップ加工の商品がすべて洗濯物干しに適しているわけではない。特定の雲形ノンスリップハンガーについては、商品レビューで濡れた衣類や屋外での使用に向かないと紹介されている。クローゼット用と洗濯用は分けて考えたい。
【100均ハンガー比較】ダイソーとセリアの商品・価格・用途一覧
ここまで紹介した商品を、価格、入数、特徴、向いている用途で整理した。価格だけでなく、1本あたりのコストと機能を比較することがポイントだ。
| 商品・販売店 | 価格・入数 | 特徴 | おすすめの用途 |
|---|---|---|---|
| ダイソー ハンガー(5本)40cm | 110円・5本 | PP製、約40.5cm幅、1本22円 | 普段着、まとめ買い |
| ダイソー 帽子ハンガー | 110円・1個 | 帽子を掛けて収納でき、連結可能 | キャップ、帽子の整理 |
| セリア ノンスリップハンガー アーチ型 | 110円・2本 | アーチ形状、滑りにくい仕様 | シャツ、カーディガン |
| セリア ノンスリップハンガー 3P | 110円・3本 | コーティング付き、細身の設計 | ブラウス、カットソー |
| ダイソー ハンガーストッカー | 110円・1個 | 最大10本のハンガーを収納可能 | 余ったハンガーの整理 |
※価格・入数は各商品が紹介された時点の商品情報に基づく。店舗や時期によって取り扱い、仕様、在庫状況が異なる場合がある。
コスパで比較するとダイソーの5本組が有利単純に1本あたりの価格を比較すると、ダイソーの5本組40cmは22円。セリアのアーチ型2本入りは55円、ノンスリップ3本入りは約36.7円になる。
ただし、ここで注意したいのは、価格が安いほど優れているわけではないということだ。
通常の衣類を大量に掛けるならダイソーの5本組が合理的だが、滑り落ちやすい服を収納するなら、セリアのノンスリップタイプの方が使い勝手の面で満足できる可能性がある。
つまり、価格重視ならダイソー、衣類の形状や滑りにくさを重視するならセリアという使い分けが基本になる。
【洗濯・クローゼット別】衣類用ハンガーの種類と失敗しない選び方
ハンガーは形状や材質によって得意な用途が異なる。洗濯物干しとクローゼット収納を同じ基準で選ぶと、使いにくさを感じる場合がある。
プラスチックハンガー:普段着やまとめ買い向けプラスチック製は軽量で扱いやすく、複数本を揃えやすいのが特徴だ。Tシャツや普段着など、日常的に着る衣類を収納する用途に向いている。
ダイソーの5本組40cmのように、110円で複数本購入できる商品は、家族分をまとめて揃えたい場合にも便利だ。
ただし、肩部分の幅や厚みは商品によって違う。厚手の衣類や重いアウターには、耐荷重や形状を確認したうえで、より頑丈な専用品を選びたい。
ノンスリップハンガー:滑りやすい衣類向け表面に滑り止め加工が施されたタイプは、ブラウス、カーディガン、肩紐付きの服などに適している。
衣類がハンガーから落ちるたびに掛け直す手間を減らせるため、毎日使うクローゼットの整理に役立つ。
一方、滑り止めの素材や形状によって使い心地は違う。細い肩紐には溝付き、肩の跡が気になる衣類にはアーチ型というように、衣類に合わせて選ぼう。
ワイヤーハンガー:薄さと省スペース性を重視ワイヤーハンガーは薄く、複数本を並べても場所を取りにくい。限られたクローゼットのスペースを活用したい場合に候補となる。
ただし、細いワイヤーは衣類の肩部分に負担が集中しやすい。長期間保管するニットや重量のある衣類には、肩幅の広いハンガーや専用品を選ぶ方が安心だ。
クリップ・ズボン用ハンガー:ボトムスの整理に便利ズボンやスカートを畳まずに収納したい場合は、クリップ付きやバータイプのハンガーが便利だ。
ダイソーの公式商品には、クリップの幅を衣類に合わせて調整できるズボンハンガーなども掲載されている。スラックスやスカートをまとめて収納するなら、専用タイプを使うことで探しやすくなる。
洗濯物干しハンガー:濡れた衣類に対応するものを選ぶ洗濯物を干す場合は、衣類が濡れた状態でも使える商品かどうかを確認する必要がある。
洗濯用として選ぶ際には、次のポイントを確認したい。
- 水濡れに対応した材質か
- 物干し竿に安定して掛けられるか
- 濡れた衣類の重量に耐えられるか
- 衣類が乾きやすい形状か
- 屋外で使う場合、日光や風への注意事項が記載されているか
例えば、ダイソーにはスライド式バスタオルハンガーやパーカーハンガーなどがある。タオルを広げて干したい場合や、パーカーのフード部分を乾かしたい場合など、一般的なハンガーでは対応しにくい用途に適している。
特に注意したいのは、クローゼット専用のノンスリップハンガーを、そのまま屋外の洗濯物干しに流用しないことだ。商品ごとの使用上の注意を優先しよう。
【ハンガー収納アイデア】100均グッズでクローゼットをすっきり整理
ハンガーを購入しても、使っていないものが大量に残っていたり、形状がバラバラだったりすると、かえって収納しにくくなる。大切なのは、衣類だけでなくハンガー自体の収納方法も整えることだ。
1. ハンガーの色と種類を揃えるクローゼットをすっきり見せる基本は、ハンガーの色と形を統一することだ。
白、黒、グレーなど、落ち着いた色に揃えると、衣類の色が違っても全体に統一感が生まれる。
ただし、すべてを同じ形にする必要はない。シャツ用、ボトムス用、アウター用など、用途ごとに形を揃えると、見た目と使いやすさを両立できる。
2. ダイソーのハンガーストッカーを活用する余ったハンガーの保管場所に困っているなら、ダイソーの「ハンガーストッカー クローゼット用」が候補になる。
公式商品情報では、税込110円、最大10本まで収納可能とされている。サイズは約4.8×1×43cmで、クローゼット内のハンガー整理に使える商品だ。
使用していないハンガーをまとめておけば、必要なときに取り出しやすく、クローゼットの中でハンガー同士が絡まる問題も軽減できる。
3. 帽子は専用ハンガーで縦方向に収納する帽子は棚に重ねて収納すると、下にあるものを取り出しにくくなることがある。
ダイソーの帽子ハンガーのように、連結できる商品を利用すれば、縦方向の空間を使って整理しやすい。帽子を種類や使用頻度で並べておくと、外出前の準備もスムーズになる。
4. 衣類を季節と使用頻度で分類するクローゼットの収納効率を上げるなら、衣類を季節ごとに分類するのも有効だ。
毎日着る服は取り出しやすい位置に、季節外の衣類は端や上段にまとめる。加えて、シャツ、パンツ、アウターというように種類別に並べれば、必要な服を探す時間を短縮できる。
使用頻度の低い衣類まで常にハンガーに掛ける必要はない。ニットなど型崩れしやすい衣類は畳んで保管する方法も取り入れたい。
5. ハンガーの本数を必要以上に増やさないハンガーを統一するとクローゼットが整いやすくなる一方、必要以上に本数を増やすと衣類を詰め込みすぎる原因になる。
まず現在持っている衣類の枚数を把握し、実際に吊るして収納する服の分だけ揃えることが大切だ。使っていないハンガーはストッカーにまとめ、不要なものは整理するとよい。
【プロの結論】100均ハンガーは安さよりも用途との相性で選ぶ
100均ハンガーを上手に使うためには、すべての商品を同じ基準で評価しないことが重要だ。
ダイソーの5本組40cmは、一般的な衣類をまとめて収納したい人に向いている。110円で5本入りという価格は、日常使いのハンガーを増やすうえで魅力的だ。
帽子を複数持っている人には、連結できるダイソーの帽子ハンガーが候補になる。帽子専用の収納方法を取り入れることで、棚に積み重ねる収納とは違った整理ができる。
一方、セリアのノンスリップハンガーは、滑りやすい衣類を安定して収納したい人に向いている。特にアーチ型や溝付きタイプは、通常のハンガーでは対応しにくい衣類に使い分けやすい。
購入をおすすめしたい人と、慎重に選びたい人を整理すると次のようになる。
- ダイソーの5本組がおすすめ:普段着が多く、まとめ買いと価格を優先したい人。
- ダイソーの帽子ハンガーがおすすめ:帽子の型崩れや置き場所に悩んでいる人。
- セリアのノンスリップタイプがおすすめ:ブラウスやカーディガンなど、衣類の滑り落ちが気になる人。
- 専用品を検討したい人:重量のあるコートや高価な衣類を長期間保管したい人。
- 洗濯用を別に選びたい人:屋外干しや濡れた衣類への対応を重視する人。
110円という価格は魅力だが、長期間使用する衣類や重量のある服には、耐久性や形状をより重視した商品が適している場合もある。用途に応じて100均商品と専門メーカーの商品を使い分けることが、結果的に無駄な買い替えを減らすことにつながる。
【ハンガー100均】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ダイソーのハンガー5本組40cmは110円で購入できる?
A1:ダイソー公式ネットストアに掲載されている「ハンガー(5本)40cm」は110円(税込)だ。1本あたり22円で、材質はポリプロピレン。商品サイズは約40.5×0.4×20cmとなっている。店舗によって取り扱いや在庫状況は異なる。
Q2:セリアの滑りにくいハンガーは洗濯物干しにも使える?
A2:商品によって用途が異なる。ノンスリップハンガーは主にクローゼットでの衣類収納に向いた商品がある。特定の雲形タイプは濡れた衣類や屋外での使用に適さないと紹介されているため、洗濯用として購入する場合はパッケージの使用条件を確認しよう。
Q3:ダイソーとセリアのハンガーはどちらがおすすめ?
A3:一般的な衣類を安くまとめて収納したいなら、5本組などのセット商品があるダイソーがおすすめ。滑りにくさやアーチ形状など、衣類に合わせた機能を重視するならセリアのノンスリップタイプが候補になる。どちらが優れているかは、掛ける衣類によって変わる。
Q4:100均のハンガーはすべて110円?
A4:すべてが110円というわけではない。ダイソー公式ネットストアには220円や770円の商品も掲載されている。購入時には税込価格とセット本数を確認することが大切だ。
Q5:ハンガーをすっきり収納するにはどうすればいい?
A5:使用するハンガーの色や種類を揃え、余ったものはハンガーストッカーなどでまとめる方法がおすすめ。ダイソーのクローゼット用ハンガーストッカーは最大10本まで収納できる。必要な本数だけを手元に置くことも、整理整頓のポイントだ。
100均のハンガーは、110円という手頃な価格だけでなく、用途に合わせた種類の豊富さが魅力だ。
ダイソーの5本組40cmは、普段着をまとめて収納したい人に適している。帽子ハンガーは帽子の整理に役立ち、連結できる構造も便利だ。セリアの滑りにくいノンスリップハンガーは、ブラウスやカーディガンなど、衣類が落ちやすい場合に検討したい。
また、洗濯物干し用とクローゼット収納用を区別し、衣類の肩幅や重量、素材に合った商品を選ぶことも欠かせない。
最初からすべてのハンガーを買い替える必要はない。まずは使用頻度の高い衣類から、ダイソーのベーシックタイプとセリアのノンスリップタイプを使い分けてみるとよいだろう。
価格、本数、形状、収納効率。この4つを基準に選べば、100均の商品でも使いやすく、見た目にも整ったクローゼットを目指せる。