「Break the KAT-TUN」が開催されたのは、2025年11月8日(土)。会場は千葉県千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムだった。
最大の特徴は、グループがすでに解散していたことだ。KAT-TUNは2025年3月31日をもって正式に解散しており、今回の公演は通常の活動再開や再結成ツアーではなく、解散後に実現した特別なラストパフォーマンスだった。
公演は午後5時に開演。約3万人の観客とオンライン配信の視聴者に向け、約3時間にわたって全51曲を披露した。KAT-TUNにとって初の屋外スタジアム公演でもあり、グループの歴史を振り返る特別なステージとなった。
公演概要一覧
公演名
Break the KAT-TUN
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2025年11月8日(土) |
| 会場 | ZOZOマリンスタジアム |
| 開場 | 15:00 |
| 開演 | 17:00 |
| 終演予定 | 20:00 |
| 出演 | 亀梨和也・上田竜也・中丸雄一 |
| 公演時間 | 約3時間 |
| 披露曲数 | 全51曲 |
| 観客数 | 約3万人 |
| 公演形態 | 一夜限りの特別公演 |
公演情報は地域向け開催案内および報道資料に基づく。
今回の演出で印象的だったのは、KAT-TUNらしい海賊船をモチーフにしたステージ構成だ。
スクリーンには大海原を進む船や過去のライブ映像が映し出され、炎、火花、スモークなどの演出が楽曲の世界観を盛り上げた。デビュー前の映像や歴代シングルのミュージックビデオも取り入れられ、単なるヒット曲の披露にとどまらない内容となった。
ライブレポートでは、終盤の花火やシャンパンファイトも紹介されている。約25年間の活動を華やかに締めくくる、スタジアム公演ならではのスケール感が特徴だった。
【解散理由と経緯】KAT-TUNはなぜ2025年3月31日に解散したのか

KAT-TUNの解散が正式に発表されたのは2025年2月12日。STARTO ENTERTAINMENTが公式サイトで、同年3月31日をもってグループを解散すると公表した。
発表では、2024年4月から同社との契約のもとで活動を続けていたKAT-TUNについて、約1年間にわたってメンバーと協議した結果、2025年4月1日以降はグループ名を下ろし、それぞれの道を選ぶことがメンバーにとってより良いと会社として判断したと説明している。
「KAT-TUNの看板を下ろし、それぞれの道を選ぶ形の方が今後のメンバーにとってより良いと会社として判断いたしました」
これはSTARTO ENTERTAINMENTの2025年2月12日付公式発表の一節だ。発表内容から読み取れるのは、単なる一人の退所に伴う自動的な解散ではなく、メンバーと事務所が話し合いを重ねたうえで決めたグループとしての区切りだったということだ。
亀梨和也・上田竜也・中丸雄一の解散後の進路解散と同時に発表されたのが、3人の所属に関する変更だった。
- 亀梨和也:2025年3月31日の契約満了をもってSTARTO ENTERTAINMENTを退所。
- 上田竜也:グループ解散後も個人として同社との契約を継続。
- 中丸雄一:グループ解散後も個人として同社との契約を継続。
つまり、3人が同じ所属先に残って活動を続ける形ではなく、それぞれ異なる環境で個人活動へ進むことになった。
日刊スポーツの関係者取材による報道では、解散は亀梨の退所決断だけが直接的な原因だったわけではなく、メンバー間と事務所の協議を経た総合的な判断だったと伝えられている。解散理由を亀梨一人の退所に限定する理解は正確ではない。
KAT-TUN解散までの重要な年表結成から解散、そして解散後の最後の公演までを時系列で整理すると、次のようになる。
この年表で注目したいのは、解散発表から実際の最後のライブまで約9か月、解散日からは約7か月の時間があったことだ。解散をもってファンとの接点を完全に断つのではなく、最後に3人でステージに立つ機会が設けられた。
【全51曲を完全掲載】KAT-TUNラストライブのセットリスト一覧
「Break the KAT-TUN」の大きな見どころは、全51曲という充実したセットリストだ。
デビュー曲「Real Face」をはじめ、歴代シングルの表題曲、ジュニア時代からファンに親しまれてきた楽曲、ライブで存在感を放ってきた人気曲まで幅広く選ばれた。
日刊スポーツ、JOYSOUND音楽ニュース、Storm Labelsの公式収録曲情報でも、51曲の構成が確認できる。以下が公演の曲順だ。
本編セットリスト(1〜42曲)
BREAK THE KAT-TUN
ENCORE
本編42曲にアンコール9曲を加えた全51曲。オープニングの「OVERTURE」は映像作品のトラックリストに記載されているが、歌唱曲51曲には含まれない。
歴代シングルを網羅した選曲の意味今回のセットリストは、単に人気曲を集めたベスト盤的な構成ではない。
初期のKAT-TUNを象徴する「GOLD」「WILDS OF MY HEART」「SHE SAID...」から、デビュー期の「Real Face」「SIGNAL」、3人体制で発表された「Roar」「We Just Go Hard feat. AK-69」まで、異なる時代の楽曲が一つの公演に集約されている。
また、「ハルカナ約束」や「FIGHT ALL NIGHT」など、デビュー前からの歴史を知るファンにとって思い入れの深い楽曲も組み込まれた。KAT-TUNの活動期間を年代順に振り返るだけでなく、ファンとの共有記憶を呼び起こす選曲だったことが分かる。
【最後の曲は何?】「Real Face#2」に込められたKAT-TUNの歴史
デビュー曲「Real Face」と最後の「Real Face#2」検索する人が特に気になっているのが、KAT-TUNのラストライブで最後に歌われた曲だ。
答えは「Real Face#2」。2006年3月22日に発売されたデビュー曲「Real Face」とつながる楽曲であり、最後のステージを締めくくるのにふさわしい選曲だった。
「Real Face」はKAT-TUNの代表曲であり、デビュー当時の6人時代を象徴する作品でもある。それを最後にもう一度、3人のKAT-TUNとして表現したことには、単なる懐古以上の意味がある。
始まりを象徴する曲を、最後のパフォーマンスにつなげる。約20年の時間を経て、同じ楽曲のタイトルが新たな意味を持つ構成になった。
6人時代の「Real Face」で実現した特別な演出公演中盤の「Real Face」では、6人時代のオリジナル音源が使用された。赤西仁、田中聖、田口淳之介の歌声も含まれ、ステージ上では6人それぞれのメンバーカラーを意識した照明演出が取り入れられた。
モデルプレスやリアルサウンドのライブレポートでは、過去の映像やメンバーの立ち位置を想起させる演出が紹介されている。現在の3人だけで過去を切り離すのではなく、かつて一緒に活動したメンバーも含めてグループの歴史を表現した場面だった。
この演出が印象的なのは、KAT-TUNという名前が6人の頭文字を由来として誕生したグループだからだ。メンバー構成が変わっても、過去の活動や楽曲が消えるわけではない。その歴史を最後の公演に取り込んだ点に、今回のライブの独自性がある。
3人が最後に見せたKAT-TUNらしさアンコール終盤には「ハルカナ約束」を披露し、最後の「Real Face#2」へとつないだ。
リアルサウンドのレポートでは、終盤の3人のあいさつや、観客との一体感、花火、シャンパンファイトなども紹介されている。亀梨和也はKAT-TUNについて、自分にとってのプライドや美学、誇りだったという趣旨の言葉を残した。
そして最後は、亀梨の歌い出し、中丸のボイスパーカッション、上田のラップという3人の個性を生かしたパフォーマンスで幕を閉じた。
【2026年最新】KAT-TUNラストライブのBlu-ray・DVD発売日と購入情報
「Break the KAT-TUN」はライブ当日の記録だけで終わらず、Blu-ray・DVDとして映像化された。
Storm Labelsの公式ディスコグラフィーによると、発売日は2026年3月22日。KAT-TUNのデビュー20周年と同じ日付に設定されている。
Blu-ray・DVDの商品仕様
Break the KAT-TUN
2026年3月22日発売8,800円
税込・Blu-ray / DVD共通
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Blu-ray | LCNC-0089 |
| DVD | LCNC-0090〜0091 |
| DVD仕様 | 2枚組 |
| 価格 | 各8,800円(税込) |
| 仕様 | 三方背デジパック |
| 封入特典 | 64ページ予定のライブフォトブックレット |
| 販売形態 | FAMILY CLUB STORE ONLINE限定 |
| 収録内容 | 「Break the KAT-TUN」ライブ本編 |
Storm Labels公式商品情報に基づく。
※公式の商品仕様・収録内容には変更の可能性がある旨が記載されている。
映像作品は一般的な店頭流通商品とは異なり、ファミクラストアオンライン限定の期間限定販売だった。
JOYSOUND音楽ニュースが2025年11月17日に報じた販売情報によると、注文受付期間は2025年11月17日から2026年1月9日まで。2026年11月現在、公式商品ページでは注文受付終了と案内されている。
そのため、これから購入を検討する場合は、公式ストアでの通常注文が継続していると考えないことが大切だ。中古市場などで探す場合も、商品番号、Blu-rayかDVDか、付属ブックレットの有無を確認したい。
映像作品で注目したいポイントこの作品の価値は、51曲を収録していることだけではない。
- 約3時間に及ぶ一夜限りの公演を映像で振り返れる。
- 6人時代を想起させる「Real Face」の演出を記録できる。
- 本編42曲とアンコール9曲の全51曲を楽しめる。
- 64ページ予定のライブフォトブックレットが付属する。
- グループ解散後に実現した最後のパフォーマンスを保存できる。
特に、現地に行けなかったファンや配信を見逃したファンにとって、映像作品は最後のステージを追体験できる貴重な記録となる。
【デビュー20周年の節目】2026年3月22日に全曲音楽配信も解禁
2006年のデビューから20年、全楽曲が配信対象に2026年3月22日は、KAT-TUNのCDデビュー20周年にあたる日だ。
Storm Labelsは同日、KAT-TUNの全楽曲の音楽配信を開始した。対象は2006年3月22日発売のデビューシングル「Real Face」から、2023年2月15日発売のアルバム「Fantasia」まで。
公式発表によれば、配信対象は全シングル29作品、全アルバム13作品。これまでCDや過去の音源を中心に聴いていたファンも、主要な音楽配信サービスを通じて楽曲を楽しめるようになった。
配信が始まった歴代シングル29作品デビュー20周年の配信解禁で対象となったシングルは次の通りだ。
KAT-TUN 全シングル29作品
シングルだけでなく、オリジナルアルバムやベストアルバムも配信対象となった。
- Best of KAT-TUN
- cartoon KAT-TUN Ⅱ You
- KAT-TUN Ⅲ - QUEEN OF PIRATES -
- Break the Records -by you & for you-
- NO MORE PAIИ
- CHAIN
- 楔-kusabi-
- come Here
- KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY BEST "10Ks!"
- CAST
- IGNITE
- Honey
- Fantasia
これにより、2006年のデビューから2023年のアルバムまで、KAT-TUNの主要な音楽作品をまとめて聴ける環境が整った。
ラストライブと20周年の音楽配信はどうつながる?2025年11月の「Break the KAT-TUN」と2026年3月の音楽配信解禁は、異なる形でKAT-TUNの歴史を残す出来事だ。
ライブ映像作品は、3人が最後にステージに立った瞬間を記録するもの。一方、音楽配信は、グループの楽曲をこれからも聴き続けられるようにするものだ。
解散によってグループとしての活動は終了したが、作品そのものが過去のものとして閉じられたわけではない。20周年という節目に全楽曲が配信されたことは、KAT-TUNの音楽が新しい世代のリスナーにも届く機会を広げた。
【プロの結論】KAT-TUNのラストライブが残したものとは
「Break the KAT-TUN」を振り返る際、最も重要なのは、これを通常の解散コンサートと同じ枠組みで理解しないことだ。
一般的には、グループの解散日と最後のライブ開催日は一致するとは限らない。しかしKAT-TUNの場合、2025年3月31日に法的・組織的な活動の区切りをつけた後、メンバーの希望を受けて11月8日に最後の公演が実現した。
この時間差こそが今回の公演を特別なものにしている。
3つの視点から見るラストライブの意義1. グループの歴史を否定せず、すべてをステージに取り込んだこと
6人時代の「Real Face」をオリジナル音源で披露した演出は、メンバーの変遷を含めたKAT-TUNの歴史を表現したものだった。現在の3人と過去の3人を対立させるのではなく、グループの歴史の一部として同じステージに位置づけた点に意味がある。
2. 51曲という選曲で、活動期間全体を振り返ったこと
デビュー曲や代表的なシングルだけでなく、ジュニア時代の楽曲やライブで愛されてきた楽曲まで含めた構成は、一般的なヒット曲中心の公演とは異なる。KAT-TUNを長く応援してきたファンにとって、それぞれの時代を思い出す機会になった。
3. 解散後も音楽作品が残り続けること
2026年3月22日の全曲配信とライブ映像作品の発売は、グループ活動の終了と作品の継承が別の問題であることを示している。活動は終わっても、楽曲や映像を通してKAT-TUNの歴史に触れることはできる。
こんな人におすすめの作品・楽しみ方| 読者のタイプ | おすすめの楽しみ方 |
|---|---|
| 長年のHyphen | 51曲の曲順を追いながら思い出を振り返る |
| 6人時代のファン | 「Real Face」の演出と歴代映像に注目する |
| 3人体制からのファン | 「Roar」「Fantasia」期の楽曲を聴き直す |
| ライブ未参加の人 | Blu-ray・DVDで公演を鑑賞する |
| 最近KAT-TUNを知った人 | 20周年配信で歴代シングルから聴き始める |
一方、ライブのMCや現場の雰囲気を重視する人は、音源だけでなく映像作品を選ぶ方が公演の全体像をつかみやすい。逆に、楽曲を中心に楽しみたい人には2026年の全曲配信が便利だ。
【KAT-TUNラストライブ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:KAT-TUNのラストライブはいつ開催されましたか?
A1:2025年11月8日(土)に千葉県のZOZOマリンスタジアムで開催されました。公演名は「Break the KAT-TUN」で、解散から約7か月後の一夜限りの公演でした。
Q2:KAT-TUNラストライブのセットリストは全何曲ですか?
A2:本編42曲、アンコール9曲の合計51曲です。デビュー曲「Real Face」や「ハルカナ約束」など、歴代の人気曲が披露されました。
Q3:KAT-TUNの最後の曲は何ですか?
A3:最後に披露されたのは「Real Face#2」です。デビュー曲「Real Face」とつながる楽曲で、亀梨和也・上田竜也・中丸雄一の3人による最後のパフォーマンスを締めくくりました。
Q4:KAT-TUNの解散日はいつですか?
A4:2025年3月31日です。STARTO ENTERTAINMENTが2025年2月12日に公式発表しました。メンバーと事務所が約1年間協議した結果、それぞれの道を選ぶことになりました。
Q5:KAT-TUNのラストライブのBlu-ray・DVD発売日はいつですか?
A5:2026年3月22日です。Blu-rayと2枚組DVDがそれぞれ8,800円(税込)で発売されました。64ページ予定のライブフォトブックレットが付属するファミクラストアオンライン限定商品です。注文受付期間は2026年1月9日までで、現在は終了しています。
Q6:KAT-TUNの全楽曲は現在サブスクで聴けますか?
A6:はい。2026年3月22日のデビュー20周年から、全シングル29作品と全アルバム13作品の音楽配信が開始されました。「Real Face」から「Fantasia」までの作品が各種音楽配信サービスで聴けます。
Q7:KAT-TUNは解散後に再結成したのですか?
A7:いいえ。「Break the KAT-TUN」は再結成や通常のグループ活動再開ではなく、2025年3月31日の解散後に開催された特別なラストライブです。Storm Labelsの公式商品説明でも、グループ解散後のライブ開催という異例の形で行われた最後のパフォーマンスと説明されています。
KAT-TUNのラストライブ「Break the KAT-TUN」は、2025年11月8日にZOZOマリンスタジアムで開催された、解散後の特別な一夜だった。
全51曲のセットリストには、6人時代から3人体制までの歴史が凝縮され、最後の曲「Real Face#2」で約25年間のグループ活動に区切りがつけられた。
さらに2026年3月22日にはデビュー20周年を迎え、ライブ映像作品の発売と全シングル・アルバムの音楽配信解禁という新たな展開も実現した。
解散日は2025年3月31日、ラストライブは同年11月8日、映像作品の発売日は2026年3月22日。この3つの日付を押さえておけば、KAT-TUNの解散から最後のパフォーマンス、そして20周年までの流れを正確に理解できる。
グループとしての航海は終わっても、51曲のステージと数々の作品は残り続ける。「Real Face」から「Real Face#2」へ。KAT-TUNの歴史を振り返るうえで、「Break the KAT-TUN」は欠かせない公演となった。
主な情報源:STARTO ENTERTAINMENT公式発表、Storm Labels公式ディスコグラフィー・音楽配信発表、FAMILY CLUB ONLINE、日刊スポーツ、ORICON NEWS、モデルプレス、リアルサウンド、JOYSOUND音楽ニュース。