北海道日本ハムファイターズの2026年春季キャンプでは、2月2日・7日・14日に紅白戦が実施された。国頭で行われたキャンプ初実戦では矢澤宏太が適時三塁打を放ち、吉田賢吾も2安打を記録。名護での2月7日の試合では、水谷瞬が2打席連続本塁打を放つ活躍を見せた。
さらに2月14日の紅白戦では、ドラフト1位の大川慈英や柴田獅子が実戦登板し、ドラフト5位の藤森海斗、ドラフト4位の半田南十も出場。台湾代表の古林睿煬と孫易磊による先発対決も組まれ、新庄剛志監督が見守るなかで若手と主力候補がアピールを繰り広げた。
【2026年の結果速報】日ハム紅白戦は2月2日・7日・14日に開催

2026年の日本ハム春季キャンプでは、二軍キャンプ地の国頭と一軍キャンプ地の名護で、それぞれ紅白戦が行われた。
最初の実戦は2月2日。国頭で開催された若手中心の試合では、紅組が2-1で白組を下した。続く2月7日の名護での一軍紅白戦は4-2で白組が勝利。2月14日の一軍紅白戦では、紅組が3-1で勝利している。
3試合を通して目立ったのは、矢澤宏太、水谷瞬、吉田賢吾らの打撃と、台湾代表の古林睿煬、孫易磊による投球だった。後半の試合では新人投手や若手野手にも出場機会が与えられ、開幕に向けた競争の幅が広がった。
なお、紅白戦は通常の公式戦とは異なる特別ルールで実施されている。勝敗だけでなく、打席内容、守備位置、投手の球速や制球、複数ポジションへの適応力なども確認したいところだ。
【日程・開催地】国頭キャンプと名護キャンプの紅白戦はどう違った?
2026年の春季キャンプは、2月1日から一軍が沖縄県名護市、二軍が沖縄県国頭村でスタートした。一軍は2月24日まで、二軍は2月23日までの日程で実施された。
2月2日の紅白戦は、二軍キャンプ地のかいぎんスタジアム国頭で開催された。一方、2月7日と14日は一軍キャンプ地のEnagicスタジアム名護が舞台となった。
この違いは、3試合の出場メンバーを理解するうえでも重要だ。2月2日は一軍・二軍の境界にいる若手や育成選手が中心で、新庄監督も名護から国頭へ足を運んで試合を視察。2月7日以降は一軍の主力候補や新加入選手を交えた実戦形式へと移っていった。
2026年の紅白戦日程- 2月2日(月):国頭・二軍キャンプ地。今季初実戦。
- 2月7日(土):名護・一軍キャンプ地。一軍初の紅白戦、13時開始予定。
- 2月14日(土):名護・一軍キャンプ地。1・2軍合同の紅白戦、13時開始予定。
2月7日は5イニング、2月14日は7イニングの特別ルールで予定されていた。実際のスコアもそれぞれの試合形式に沿って記録されている。
日本野球機構の2026年度春季キャンプガイドと球団公式のキャンプ日程でも、名護と国頭の二拠点体制が確認できる。日付だけでなく、どちらのキャンプ地で開催された試合なのかを区別することが、出場選手や中継情報を調べる際のポイントになる。
【スコア・スタメン一覧】2月2日・7日・14日の試合内容を比較
3試合の結果と先発メンバーを整理した。特に2月7日は水谷の本塁打、2月14日は新人選手の実戦デビューが大きな見どころとなった。
| 日付・開催地 | 結果 | 紅組スタメン | 白組スタメン | 主な注目点・投手 |
|---|---|---|---|---|
| 2月2日 国頭 |
紅組 2-1 白組 | 野村、矢澤、奈良間、今川、山県、宮崎、細川、進藤 | 明瀬、阪口、上川畑、吉田、星野、山口、藤田大、清水優、浜田 | 矢澤の適時三塁打、吉田2安打。松岡、畔柳、福田、松本、堀、宮内らが登板。 |
| 2月7日 名護 |
紅組 2-4 白組 | 矢澤、今川、万波、水野、阪口、吉田、有薗、進藤、上川畑 | 水谷、山県、清水優、田宮、奈良間、野村、西川、細川、星野 | 水谷が2打席連続本塁打。紅組先発・孫易磊、白組先発・古林睿煬。 |
| 2月14日 名護 |
紅組 3-1 白組 | 水谷、矢澤、カストロ、郡司、清宮、万波、水野、藤森、進藤 | 有薗、五十幡、浅間、野村、田宮、西川、半田、中島、山県 | 大川慈英、柴田獅子が実戦初登板。藤森が二塁打。先発は古林睿煬と孫易磊。 |
2月2日の先発メンバーと試合経過は日刊スポーツ、2月7日のスタメンと結果は球団公式キャンプレポートおよびスポーツ紙の報道、2月14日のメンバーと結果はスポーツ報知、スポニチ、道新スポーツなどの報道に基づく。
なお、表の打順は原則として先発オーダーの順に記載している。2月2日は変則的な特別ルールで、紅組は8人、白組は9人の野手が先発した。
2月2日:国頭での初実戦は紅組が2-1で勝利2026年のキャンプ初実戦となった2月2日の紅白戦では、紅組が2-1で白組を破った。
白組は2回、吉田賢吾の右翼線への二塁打をきっかけにチャンスをつくり、山口が中前適時打を放って先制。対する紅組は3回、進藤の左前打で出塁した走者を置いて矢澤宏太が左中間を破る適時三塁打を放ち、1-1の同点とした。
さらに奈良間の二ゴロの間に矢澤が生還。紅組が2-1と逆転し、そのまま逃げ切った。
吉田は2打数2安打の好結果。今季から二塁への本格挑戦が注目されるなか、打撃でも存在感を示した。試合は単なる若手主体の練習ではなく、一軍と二軍の選手が混ざる競争の場となった。
2月7日:名護で水谷瞬が2打席連続ホームラン2月7日は名護で今キャンプ初となる一軍紅白戦が行われ、白組が4-2で勝利した。
試合の主役となったのは、水谷瞬だ。白組の1番・左翼で先発すると、初回に孫易磊から左越えの先頭打者本塁打。続く3回には紅組2番手の松本遼大から、中越えのソロ本塁打を放った。
2打席連続のアーチは、チームの2026年最初の本塁打としても話題になった。1本目は強風の影響も受けた打球だったが、2本目はバックスクリーン右へ運ぶ納得の一発。打撃の状態をアピールする結果となった。
試合結果は紅組2点、白組4点。球団公式キャンプレポートにも水谷の2本塁打が記録されており、2月7日の紅白戦を代表する出来事となった。
2月14日:紅組が3-1で勝利、新人選手も実戦デビュー2月14日の紅白戦は、紅組が3-1で白組に勝利した。1・2軍合同の実戦となり、これまで出場機会が限られていた新人選手や若手投手が名護のグラウンドに立った。
紅組では清宮幸太郎が適時二塁打を記録。白組の大川慈英はプロ初実戦で一軍打者と対戦し、柴田獅子も実戦登板を果たした。
野手ではドラフト5位の藤森海斗が柴田から二塁打を放ち、ドラフト4位の半田南十も先発出場。若手が一軍の投手や打者と対戦することで、春季キャンプの競争が一段と具体的になった試合だった。
【注目選手を分析】矢澤宏太・水谷瞬・吉田賢吾のアピール
2026年の紅白戦で打者のアピールを語るうえで外せないのが、矢澤宏太、水谷瞬、吉田賢吾の3人だ。それぞれ異なる試合で結果を残しており、注目すべきポイントも異なる。
矢澤宏太:国頭での適時三塁打が示した勝負強さ矢澤は2月2日の国頭キャンプ紅白戦で2番・中堅として先発出場。3回に左中間を破る適時三塁打を放ち、紅組の同点劇を演出した。
単打で走者を進めるだけでなく、長打で一気に試合の流れを変えたことが評価ポイントだ。さらに奈良間の内野ゴロで自らホームへ生還し、逆転の得点にもつなげた。
一方、2月7日には1番・中堅で出場したものの、古林睿煬との対戦では三ゴロ。2月14日には大川慈英との対戦で二ゴロに倒れている。
このように、紅白戦の成績は一試合だけで評価を決めるものではない。矢澤の場合は、2月2日に見せた長打力と走塁を、異なるタイプの投手との対戦でも発揮できるかが注目点となった。
水谷瞬:2打席連続本塁打で長打力をアピール2月7日の紅白戦で最も大きなインパクトを残したのは水谷瞬だった。
初回の本塁打は孫易磊の変化球を捉えた打球が風に乗って左翼席へ。3回の第2打席では松本遼大の変化球をバックスクリーン右へ運び、2打席連続本塁打を完成させた。
日刊スポーツの報道によると、水谷はこの試合で2打数2安打、2打点を記録。さらに第3打席では四球を選び、出塁面でも結果を残した。
1本目が風の影響を受けた打球だったことに対し、2本目は本人も納得する一発だったと報じられている。環境に左右されない長打力を示した点は、2月7日の大きな収穫だ。
ただし、春季キャンプの紅白戦で本塁打を2本打ったことだけで、シーズンを通じた成績を予測することはできない。今後は対外試合での対応力や、四球を含めた出塁の安定性も見ていきたい。
吉田賢吾:二塁挑戦と打撃の両面で存在感吉田賢吾は、2026年のキャンプで二塁への本格挑戦が注目されていた選手だ。
2月2日は白組の4番・二塁で先発し、2打数2安打。2月7日も紅組の6番・二塁で先発出場した。同じく二塁に挑戦する野村佑希も白組の6番・二塁に入り、ポジション争いを意識させる顔合わせとなった。
本来の捕手としての経験に加えて、二塁守備をどこまで実戦レベルに引き上げられるかは、起用の幅を考えるうえで重要なテーマとなる。
2月7日の試合前には野村と吉田がそろって早出の二塁守備練習に取り組んだことも報じられている。打撃成績だけでなく、守備位置への適応も紅白戦でチェックしたいポイントだった。
【投手陣と新人選手】古林睿煬・孫易磊・大川慈英・柴田獅子に注目
2026年の紅白戦では、野手だけでなく投手陣にも見どころが多かった。特に2月7日と14日は、台湾代表の先発候補と若手投手の実戦登板が重なり、投手層を確認する機会となった。
古林睿煬:2月7日の先発で最速152キロを記録古林睿煬は2月7日の名護での紅白戦で白組の先発を務めた。初回には矢澤を三ゴロに打ち取り、今川、万波には安打を許したものの、水野への四球で招いた満塁のピンチを阪口、吉田の連続三振で切り抜けた。
スポーツ報知の報道では、この日の最速は152キロ。台湾代表の投手としてWBCに向けた調整を進めるなか、日本ハムの打者との実戦対戦でも力強い投球を披露した。
2月14日にも紅組の先発として登板。試合では2イニングを担当する予定の投手リレーに組み込まれていた。
孫易磊:古林と並ぶ台湾代表の若手右腕孫易磊は2月7日に紅組の先発を務め、2月14日には白組の先発として登板した。
2月7日は水谷に初回先頭打者本塁打を許したものの、台湾代表の投手として150キロを超える球速を記録。古林とともに先発マウンドに立ったことで、両投手の状態を実戦形式で比較できる機会となった。
2月14日も先発を担当し、その後は大川慈英、柴田獅子らへと投手リレーが続いた。先発としての調整と、シーズンを見据えた投球の精度が今後の注目点となる。
大川慈英:ドラフト1位投手がプロ初実戦2月14日に大きな注目を集めたのが、ドラフト1位の大川慈英だ。白組の2番手として3回から登板し、プロ初実戦のマウンドに上がった。
最速150キロの直球で矢澤宏太を二ゴロに打ち取った一方、カストロに中前打を許し、2死から清宮幸太郎に適時二塁打を浴びた。結果は1回2安打1失点だった。
その後、万波中正をカットボールで空振り三振に仕留めている。失点という結果だけでなく、一軍の強打者を相手にどのような球を投げられたかが、今後の課題を見極める材料になった。
柴田獅子:151キロを記録し、二年目の実戦登板柴田獅子も2月14日に実戦初登板を果たした。2024年ドラフト1位で、投打の可能性を持つ選手として注目されている。
4回からマウンドに上がり、ストレートは151キロを記録。常谷を一ゴロ、藤森を左翼線への二塁打、進藤を二ゴロ、星野を見逃し三振に抑えた。
特に藤森に二塁打を許した場面は、後述する新人野手のアピールにもつながった。柴田にとっては一軍打者との実戦経験を積む機会であり、投球の強さや変化球の精度をさらに磨く段階にある。
藤森海斗・半田南十:新人野手も先発出場2月14日の紅白戦では、ドラフト5位の藤森海斗が紅組の8番・DH、ドラフト4位の半田南十が白組の7番・DHとして先発出場した。
藤森は4回の第2打席で柴田の148キロの直球を捉え、三塁線を破る二塁打を記録。速球への対応を課題として練習してきた成果を、実戦で示した。
北海道文化放送の報道によると、試合後、新庄監督は藤森の打撃について次のように評価した。
「150キロ近いスピードボールを芯に当てるのは難しいと思うが、たいしたものだ」
プロの投手が投げる速球に対して、強いスイングで結果を残したことは藤森にとって大きな経験となった。半田も先発出場しており、高卒新人の実戦対応を確認する機会になった。
【放送・配信情報】日ハム紅白戦はGAORAとファイターズMIRUで視聴
2026年春季キャンプの紅白戦を映像で確認したい場合、主な選択肢はCS放送のGAORA SPORTSと球団公式動画配信サービスのファイターズMIRUだった。
GAORA SPORTSの放送時間GAORA SPORTSでは「ティーバイティーガレージ presents ファイターズキャンプLIVE 2026」として、名護での一軍キャンプを連日生中継。紅白戦も放送スケジュールに組み込まれていた。
- 2月7日:12時30分~16時00分、第3部で紅白戦予定。
- 2月14日:12時30分~16時30分、第3部で紅白戦。
いずれも試合時間を含むキャンプ中継枠として案内されていた。CS放送の視聴環境や契約内容は、利用するサービスによって異なる。
ファイターズMIRUのライブ配信球団公式のファイターズMIRUでも春季キャンプのライブ配信が実施された。球団が2026年1月15日に公表した配信日程では、2月7日と14日はともに10時からの配信予定となっていた。
練習風景から実戦までを追いたいファンにとって、公式配信は便利な選択肢だった。GAORAの放送と配信開始時間が異なるため、試合のプレーを中心に見たい場合は各日の番組編成も確認したい。
無料配信は紅白戦本編と区別して確認GAORA SPORTSは、キャンプ中継の第1部についてスカパー!無料放送およびGAORA公式YouTubeでの無料配信を案内していた。ただし、紅白戦本編が組まれた第3部と第1部は別枠である。
そのため、YouTubeで無料視聴できるキャンプ中継が、そのまま紅白戦の全編中継を意味するわけではない。視聴する際は番組の部構成を確認する必要がある。
また、2月2日の試合は国頭のファームキャンプで実施された。ファイターズMIRUの公式配信日程では同日は名護の「練習日」と記載され、7日・14日の「紅白戦予定」とは区別されている。2月2日の試合そのものの中継有無については、この配信日程だけでは判断できない。
2026年11月現在、これらの日程はすでに終了している。過去の映像を見たい場合は、ファイターズMIRUやGAORAの見逃し配信・再放送の提供状況を各サービスで確認したい。
【よくある質問】日ハム紅白戦2026に関するFAQ
Q1:2026年の日ハム紅白戦はいつ開催されましたか?
A1:主な紅白戦は2月2日、7日、14日に開催されました。2日は二軍キャンプ地の国頭、7日と14日は一軍キャンプ地の名護で実施されています。
Q2:2026年2月2日の紅白戦の結果は?
A2:紅組が2-1で白組に勝利しました。矢澤宏太が3回に同点適時三塁打を放ち、吉田賢吾も2安打を記録しました。
Q3:水谷瞬が2本塁打を打ったのはいつですか?
A3:2026年2月7日の名護での紅白戦です。白組の1番・左翼で出場し、初回と3回に2打席連続本塁打を記録しました。
Q4:古林睿煬と孫易磊は紅白戦で先発しましたか?
A4:はい。2月7日と14日の紅白戦で両投手が先発しました。7日は孫が紅組、古林が白組、14日は古林が紅組、孫が白組の先発を務めています。
Q5:吉田賢吾は紅白戦でどのような活躍をしましたか?
A5:2月2日の国頭での紅白戦では2打数2安打を記録しました。2月7日も二塁手として先発出場し、打撃と二塁守備の両面で注目されました。
Q6:2026年の紅白戦はどこで放送・配信されましたか?
A6:GAORA SPORTSとファイターズMIRUが主な視聴手段でした。2月7日と14日は球団公式配信で10時開始予定、GAORAではそれぞれ12時30分から紅白戦を含む第3部が編成されていました。
Q7:2月14日の紅白戦で注目された新人選手は誰ですか?
A7:ドラフト1位の大川慈英、ドラフト4位の半田南十、ドラフト5位の藤森海斗が注目されました。また、2024年ドラフト1位の柴田獅子も実戦登板し、151キロを記録しています。
2026年の北海道日本ハムファイターズ春季キャンプで行われた紅白戦は、2月2日が紅組2-1、2月7日が白組4-2、2月14日が紅組3-1という結果になった。
打者では、2月2日に適時三塁打を放った矢澤宏太、2月7日に2打席連続本塁打を記録した水谷瞬、2打数2安打の吉田賢吾が存在感を示した。
投手陣では古林睿煬と孫易磊の台湾代表コンビが先発。さらに大川慈英と柴田獅子が実戦登板し、藤森海斗や半田南十といった新人選手にも貴重な出場機会が与えられた。
紅白戦を見る際に大切なのは、スコアだけで選手の評価を決めないことだ。打者なら打球の質、選球眼、走塁、投手への対応力。投手なら球速だけでなく制球、変化球、ピンチでの投球内容を確認したい。
新庄剛志監督が国頭まで足を運んで若手を視察した2月2日の試合から、名護での一軍合同実戦となった2月14日まで、2026年の紅白戦は選手たちの競争を映し出す場となった。水谷の長打力、矢澤の打撃と走塁、吉田の二塁挑戦、そして新人投手・野手の実戦経験は、シーズンを追ううえでも押さえておきたいポイントだ。
春季キャンプの紅白戦は、開幕時の序列を確定させる試合ではない。しかし、選手の状態や起用の可能性を読み取るうえで、貴重な判断材料になる。2026年のファイターズを振り返る際にも、2月の実戦で誰が何を示したのかを整理しておく価値は大きい。