2026年11月5日、西川遥輝はエスコンフィールド北海道で会見し、保有するFA権を行使せず、日本ハムに残留することを発表した。
今季の成績だけを見れば、他球団への移籍や現役引退を考えても不思議ではない状況だった。しかし、西川はもう一度ファイターズでプレーする道を選んだ。
残留表明で明らかになった古巣への覚悟西川は会見で、球団から再び契約の打診を受けたことへの感謝を述べた。
今季は十分な結果を残せなかったにもかかわらず、もう1年プレーしてほしいと伝えられたことについて、ありがたさと申し訳なさの両方を感じていると語った。
加えて、古巣への思いについては、次のように説明している。
「ファイターズで骨を埋める気持ちでいる」
他球団への移籍を考えていないことも明言した。
この発言から読み取れるのは、単なる契約更新ではなく、日本ハムで現役生活を全うしたいという本人の意志だ。
2021年にノンテンダーで退団した経緯を考えれば、今回の残留はキャリアの中でも特別な意味を持つ。
2027年の契約と年俸は?11月5日の報道によると、西川は現状維持となる推定年俸2000万円で契約を更改した。
| 項目 | 2026年11月時点の情報 |
|---|---|
| 所属球団 | 北海道日本ハムファイターズ |
| 2027年 | 残留・現役続行 |
| FA権 | 行使せず |
| 年俸 | 推定2000万円 |
| 背番号 | 7 |
| 年齢 | 2027年シーズン中に35歳 |
| 来季の目標 | 通算1500安打・350盗塁 |
成績が振るわなかった選手に対して、球団がもう1年の契約を提示したことも今回のポイントだ。
ただし、球団が契約を提示した具体的な内部評価や起用方針までは公表されていない。少なくとも、2027年も選手としてプレーする機会が与えられたことは確かな事実である。
【2027年の目標】通算1500安打・350盗塁は達成できる?

西川が2027年に掲げている目標は、通算1500安打と350盗塁という2つの節目だ。
NPBの公式記録によると、2026年シーズン終了時点の通算成績は次のとおり。
通算記録と2027年の到達目標
通算安打1,438本
目標:1,500本
残り62本
通算盗塁345個
目標:350個
残り5個
NPB公式通算記録・2026年シーズン終了時点。
盗塁については、あと5個で350盗塁に到達する。
西川は2026年終了時点で345盗塁を記録しており、NPBの現役選手の通算盗塁ランキングではトップに立っている。
一方、1500安打までは62本が必要だ。
こちらは盗塁以上に、試合への出場機会と打撃の安定が求められる。2026年は25試合で12安打だったため、来季は一軍で継続的に打席に立つことが大前提になる。
2024年にはヤクルトで80安打を記録しており、出場機会を確保できれば、62安打という目標は決して非現実的な数字ではない。
ただし、2026年の打率.194という結果を踏まえると、安打数だけを目標にするのではなく、打撃フォームの安定と出塁能力の維持が重要になる。
新庄監督との関係が2027年の鍵になる新庄剛志監督による打撃改造は、2026年に西川が取り組んだ大きな挑戦だった。
しかし、フォーム変更の成果がシーズン成績に十分反映されたとは言い難い。
2027年に向けては、次の3点が評価のポイントになる。
- 打撃フォームの定着: 新しい打法と従来の打撃技術をどう融合させるか。
- 一軍出場機会の確保: 若手外野手との競争の中で、継続的に起用される結果を出せるか。
- 走塁能力の維持: 345盗塁という実績を支えた判断力とスタートの技術を生かせるか。
特に重要なのは、過去の西川に戻ることだけを目指さないことだ。
34歳で打撃フォームを変えた経験を、35歳のシーズンでどう生かすか。新庄監督の指導を受け入れた挑戦を、実戦で結果に結び付けられるかが注目される。
【プロの結論】西川遥輝の日本ハム復帰は再起とキャリア完結への挑戦
西川遥輝の2026年を評価する際、単純に打率.194という数字だけで判断するのは適切ではない。
日本ハムでの全盛期、楽天での苦戦、ヤクルトでの再起と戦力外通告。そして5年ぶりの古巣復帰。今回の残留表明は、こうしたキャリアの積み重ねの先にある決断だった。
編集上、特に押さえておきたい要点は3つある。
1. 復帰の原点は栗山英樹CBOへの信頼
ヤクルトから戦力外通告を受けた後、西川が日本ハムへの復帰を求めたことは、今回の経緯を理解するうえで重要だ。過去の実績だけでなく、本人の強い希望と、栗山氏の復活への期待が再契約につながった。
2. 2026年は成功ではなく、再スタートの年
25試合、打率.194という成績は、主力復帰という観点では厳しい。しかし、打撃改造に挑戦し、シーズン終盤にも一軍でプレーした。2027年に結果を出せるかどうかで、今回の復帰の評価も変わってくる。
3. 2027年は数字と役割の両方が問われる
350盗塁は残り5個、1500安打は残り62本。記録達成は大きな目標だが、それ以上にチームの勝利に貢献できる選手であることが求められる。
西川にとって日本ハムは、かつて輝いた場所であると同時に、もう一度自分の価値を証明する場所になった。
西川遥輝の日本ハム復帰に関するよくある質問(FAQ)
Q1:西川遥輝は2026年に日本ハムへ復帰したのですか?
2025年12月2日に日本ハムとの契約合意が発表され、12月8日にエスコンフィールドHOKKAIDOで入団会見を行いました。2021年以来、5年ぶりの古巣復帰です。
Q2:西川遥輝が日本ハムに復帰した理由は何ですか?
2025年にヤクルトから戦力外通告を受けた後、日本ハム時代の恩師である栗山英樹CBOに復帰を願い出たことがきっかけです。本人も、最後に野球をするなら日本ハムという思いを明かしています。
Q3:西川遥輝の2026年の成績は?
一軍25試合に出場し、打率.194、12安打、1本塁打、6打点、2盗塁でした。出塁率は.351です。
Q4:西川遥輝はFA権を行使せず日本ハムに残留したのですか?
はい。2026年11月5日にエスコンフィールド北海道で会見し、FA権を行使しないことと、2027年も日本ハムでプレーすることを表明しました。
Q5:西川遥輝は2027年も現役を続けますか?
はい。2027年の契約が決まり、現役続行となりました。来季はプロ17年目のシーズンで、通算1500安打と350盗塁を目指します。
Q6:西川遥輝の通算安打と盗塁は何個ですか?
2026年シーズン終了時点で、通算1438安打、345盗塁です。1500安打まで62本、350盗塁まで5個となっています。
Q7:西川遥輝は日本ハムを退団した後、どの球団に所属していましたか?
2022~2023年は東北楽天ゴールデンイーグルス、2024~2025年は東京ヤクルトスワローズに所属していました。その後、2025年12月に日本ハムへ復帰しました。
西川遥輝と日本ハムの関係は、2021年の退団で終わったわけではなかった。
楽天、ヤクルトでの4年間を経て、2025年12月に5年ぶりの復帰。2026年は25試合、打率.194と苦しい結果に終わったものの、11月5日にFA権を行使せず残留することを表明した。
2027年に向けた目標は、通算1500安打と350盗塁。特に350盗塁はあと5個という目前の記録だ。
ただ、記録達成だけが西川の価値ではない。かつて日本ハムの主力として培った経験、走塁技術、出塁能力を、現在のチームでどう生かすかが問われている。
2027年は、西川遥輝が古巣への復帰を結果で証明するシーズンになる。
かつて背負った背番号7を再び身にまとい、エスコンフィールドでどのようなプレーを見せるのか。35歳を迎えるベテラン外野手の挑戦は、まだ続いている。