2026年11月現在、高須クリニックの高須克弥院長は、2014年に発症した尿管がんをきっかけに、10年以上にわたるがん闘病を続けています。2018年には「全身がん」を公表し、2025年には頻尿や強い倦怠感など、日常生活にも影響する体調不良を明かしました。
さらに2026年5月14日には、自身のXで「何をしても現代治療では僕の癌が治らないことがわかった」と報告。「攻撃的緩和ケア」を始めると発信したことで、余命宣告を受けているのか、現在はどのような状態なのかに関心が集まっています。
ただし、がんが治癒しないことと、余命が6カ月以内であることは同じ意味ではありません。高須院長本人の発言、2025年の手術や体調、2026年の最新報道、医学的な終末期の考え方を整理すると、検索されている「余命」の実態が見えてきます。
【先に結論】高須院長のがん余命は何カ月?本人は余命宣告をどう語ったのか

最初に押さえておきたいのは、高須克弥院長の具体的な余命が、本人の公表によって何カ月と確定しているわけではないという点です。
2026年5月には、現代の治療ではがんを治せないという厳しい認識を本人が示しました。しかし、余命3カ月、6カ月、1年といった具体的な予測を公表したわけではありません。
2025年7月17日、余命宣告について本人が回答スポニチアネックスが2025年7月17日に報じたところによると、高須院長は自身のXで、フォロワーから寄せられた「余命宣告は受けましたか」という質問に回答しました。
その際、主治医による余命予測について、次のような考えを示しています。
「余命宣告は主治医がするのが慣例です」
加えて、予測より長く生きた場合には治療を担当した医師の実績になるという考えから、主治医は余命を短めに伝えるものだという独自の持論も展開しました。
続けて、自分については次のように説明しています。
「僕の主治医は僕ですから」
仕事場やゴルフコース、雀荘に出勤し続けていることも紹介し、自分の健康状態を自分なりに見極めながら生活している姿勢を示しました。
2025年10月には「余命宣告はさせない」と発言2025年10月10日、東京都内で著書『高須の遺言』の発売記念会見に出席した高須院長は、がんと余命宣告について改めて持論を語りました。
報道によると、余命宣告については「させない」という趣旨の発言をしており、医師から余命を告げられること自体に積極的ではない姿勢を示しています。
高須院長が重視しているのは、残された時間を数字で区切ることよりも、その時間に何ができるかという考え方です。
したがって、2025年の発言から読み取れるのは、本人が余命宣告を受け入れることに消極的であるという事実であり、余命が短いと医師から告げられたという確定情報ではありません。
【2014年から2026年まで】高須院長の腎盂・尿管がんと全身がんの闘病経緯
高須院長のがん闘病は、2018年の全身がん公表から始まったわけではありません。発端は2014年ごろに明らかになった尿管がんです。
その後、膀胱や腎臓などにもがんが確認され、複数回の手術や薬物療法を経験してきました。
腎盂がん・尿管がんとはどのような病気なのかここで、病名を整理しておきましょう。
腎臓で作られた尿は、腎盂に集まり、尿管を通って膀胱へ運ばれます。腎盂と尿管は上部尿路と呼ばれ、それぞれの場所にできるがんを腎盂がん、尿管がんといいます。
国立がん研究センターのがん情報サービスによると、腎盂がんと尿管がんは同じ組織型のがんであることが多く、まとめて「腎盂・尿管がん」として扱われます。
また、膀胱にも同じ尿路上皮から発生するがんができます。そのため、尿路の複数の場所にがんが発生したり、治療後に別の場所で再発したりすることがあります。
なお、腎盂がんと一般的な腎臓がん(腎細胞がん)は別の病気です。腎臓という同じ臓器に関係していても、発生する組織や性質が異なります。
高須院長のがん闘病・主要な出来事一覧| 時期 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2014年ごろ | 尿管がんの発症・発見 | 尿管がんをきっかけに長期の闘病が始まる |
| 2018年9月 | 全身がんを公表 | 膀胱・尿管・腎臓など複数部位のがんについて説明 |
| 2021年 | 積極的な治療に挑戦 | 抗がん剤を用いた治療などを実施 |
| 2023年4月 | 膀胱がんの手術 | 手術後も新たながん細胞が確認されたと報告 |
| 2024年4月 | がん手術 | 手術終了と術後の様子をSNSで発信 |
| 2025年7月 | 血尿による緊急入院と手術 | 7月24日に「大手術生還なう」と報告 |
| 2025年8月 | 膀胱の組織検査を報告 | 生検した複数箇所でがんが確認されたと発信 |
| 2025年10月 | 『高須の遺言』発売 | 体調不良や余命宣告への考えを会見で説明 |
| 2026年5月14日 | 攻撃的緩和ケアを表明 | 現代医療での治癒が難しいと本人が発信 |
| 2026年10月 | 仕事や日常生活の発信 | 病院での活動や日常の様子が報道される |
高須院長は2018年9月、自身のSNSで複数箇所にがんがあることを公表しました。
同年11月のスポニチアネックスの報道では、膀胱、尿管、腎臓などにがんが確認されていたことが紹介されています。
高須院長が使う「全身がん」という表現は、医学的な正式病名や病期ではありません。複数の部位にがんが存在する状態を、本人が分かりやすく表現したものです。
また、本人は2020年の日刊ゲンダイのインタビューでも、複数箇所にがんがある状態について説明しています。
ここで重要なのは、複数の臓器にがんがあることと、すべての病変が同じ仕組みで転移したことを同一視しないことです。実際の病変の性質や広がりは、病理検査や画像検査などによって個別に判断されます。
2021年から2024年も手術と治療を継続2021年には、抗がん剤を用いた積極的な治療に挑戦し、本人ががん細胞の減少を報告したこともありました。
しかし、その後もがん細胞の再発や新たな病変が確認され、治療は続きます。
2023年4月には膀胱がんの手術を受け、採取した組織から新たながん細胞が確認されたと報告。2024年4月にも手術を行い、終了後にはSNSで無事に手術を終えたことを伝えました。
このように、長期間にわたって治療の成果と再発を繰り返してきたことが、高須院長の闘病の特徴です。
【2025年10月の体調は最悪】頻尿・倦怠感・大手術の実態
2025年10月に大きな注目を集めたのが、高須院長自身が語った体調の悪化です。
2014年の発症から約11年が経過した2025年10月10日、6年ぶりの新刊『高須の遺言』の発売記念会見に出席。現在の体調について、率直な言葉で説明しました。
2025年7月には大量の血尿で緊急入院2025年7月22日、高須院長は自身のXで、膀胱がんに関連する大量の血尿が出たことを報告しました。
翌23日には昭和医科大学病院(当時の報道表記では昭和医大病院)に入院し、新しい手術に挑戦すると発信しています。
そして7月24日には、次の言葉で手術終了を報告しました。
「大手術生還なう」
加えて、丸1日間飲まず食わずで手術に臨んだことや、手術後の体力回復についても投稿しました。
この出来事は、長期闘病のなかでも身体への負担が大きかった局面の一つです。
2025年8月には膀胱の複数箇所でがんを確認2025年8月には、膀胱の組織診断報告書を自身のSNSで公開しました。
日刊スポーツなどの報道によると、膀胱の三角部、後壁、左右側壁、頂部という5か所から採取された検体について、がん細胞が確認されたと説明しています。
高須院長は生検結果について、がんが疑われる箇所を調べたところ、すべてがんだったという趣旨の報告をしました。
ただし、公開された病理所見には、採取した組織について浸潤が認められなかったという記述も含まれていました。したがって、検査でがんが確認されたことだけから、病変の深さや全身状態を一律に判断することはできません。
10月10日の会見で「体調は最悪」と告白2025年10月10日、講談社から発売された『高須の遺言』の記念会見で、高須院長は体調について次のように語りました。
「最悪。頻尿だし体はだるいし」
加えて、前日の夜も十分に眠れず、2時間おきに睡眠薬を飲んだことを明かしています。
会見では、がんについて「夢の大きい病気」という独特の表現も使用しました。
突然死とは異なり、病気と向き合う時間があることで、終活や今後の人生について考えられるというのが、その発言の背景です。
また、治療を続けることで余命を延ばせる可能性や、新しい治療法が登場するのを待つことへの期待も語っています。
『高須の遺言』はどのような本なのか『高須の遺言』は、講談社から2025年10月8日に発売された高須克弥氏の著書です。紙版は192ページで、6年ぶりの新刊として紹介されました。
自身の波乱に満ちた人生や美容医療の歩み、人生の最終章に対する考え方などを扱った一冊です。
発売記念会見では、本人が「生きているうちに出せて良かった」という趣旨の発言をしており、タイトルに関連して自身の遺言書についても言及しました。
遺言書は10年以上前に作成していたと説明し、書籍の印税については台湾の地震被災者への寄付を表明しています。
この本は、単に死を意識した出版物というより、長年の闘病と人生観を本人の言葉で残そうとした著作として位置づけられます。
【2026年最新情報】高須院長の現在と「攻撃的緩和ケアなう」の真意
2026年の高須院長の病状を考えるうえで、最も重要な出来事は5月14日の本人による発信です。
2026年5月14日「現代治療では治らない」と公表2026年5月14日、高須院長は自身のXで、がんが治療に抵抗して広がっている状況を説明しました。
その際、次のような厳しい言葉を発信しています。
「何をしても現代治療では僕の癌が治らないことがわかった」
加えて、今後については次のように表明しました。
「今日からかっちゃん主導の攻撃的緩和ケアを始める」
この投稿は、従来のようにがん細胞をなくすことだけを目指す治療から、病気と共存しながら生活の質を維持する方向へ、本人の意識が変化したことを示す重要な発信です。
ただし、ここでいう「攻撃的緩和ケア」は高須院長自身が用いた表現です。医学的な病期や余命を示す正式な診断名ではありません。
緩和ケアは治療を完全に諦めることなのか緩和ケアという言葉には、終末期や最期の時間というイメージが伴うことがあります。しかし、医学的には必ずしもそのような意味ではありません。
厚生労働省は、緩和ケアについて、がんと診断されたときから身体的・精神的な苦痛を和らげ、患者と家族の生活の質を高めるための支援と位置づけています。
つまり、緩和ケアはがん治療が終わった後だけに行われるものではなく、抗がん剤治療などと並行して提供されることもあります。
高須院長の場合、2026年5月の発言は、現代医療による治癒が難しいという本人の認識を示したものです。今後の具体的な治療内容や薬剤、予後については、本人からの詳細な公表がない限り断定できません。
2026年10月にも活動する姿が報道された2026年10月3日のテレビ朝日NEWSの報道では、高須院長が10月2日にパートナーの漫画家・西原理恵子氏と質店を訪れた様子を自身のXに投稿したことが紹介されました。
また、10月3日には病院で看護師と撮影した動画を公開し、「生涯現役なう」と活動を続ける姿勢を示したと報じられています。
この情報から分かるのは、2026年10月にも本人が日常生活や仕事に関する発信を続けていたということです。
ただし、SNS上で元気そうに見えることと、医学的に病状が改善していることは別問題です。反対に、治療が難しいと本人が語ったことだけで、直ちに余命が数カ月と判断することもできません。
2026年11月6日時点では、治癒が難しいという本人の発信は確認できる一方、具体的な余命や医師による予後の数値は公表されていません。
【末期がんの定義】余命6カ月という基準は高須院長にも当てはまる?
高須院長の病状を調べる人が特に気にしているのが、「全身がんで治療が難しいなら末期がんなのではないか」という疑問です。
ここでは、がんの進行、治癒の可能性、終末期の判断、余命予測を分けて考える必要があります。
末期がん=必ず余命6カ月というわけではない一般的に、末期がんとは、病気が進行し、治癒を目指す治療による回復が難しく、生命予後が限られている状態を指す文脈で使われます。
ただし、日本国内で「末期がん」を一律に余命6カ月と定めた統一的な医学上の定義が存在するわけではありません。
日本老年医学会の「高齢者の人生の最終段階における医療・ケアに関する立場表明2025」でも、終末期やエンドオブライフについて、確立した統一的定義は存在しないと説明されています。
同資料では、研究上の便宜的な基準として、期待余命6カ月以内や1年以内を用いる研究が多いことにも触れています。
つまり、余命6カ月という数字は、研究や臨床上の一つの目安として用いられることはあっても、すべての末期がん患者に当てはまる絶対的な基準ではありません。
「治らない」と「余命が短い」は別の医学的判断がんの治癒が難しいと判断された場合でも、患者の状態やがんの進行速度、治療への反応、合併症などによって、その後の経過には大きな違いがあります。
例えば、治癒を目指す治療が難しくなった後も、病気の進行を抑えたり、症状を軽くしたりする医療を受けながら生活するケースがあります。
したがって、高須院長が2026年5月に「治らない」と発信したことは重大な病状の変化ですが、それだけで余命6カ月以内と判断することはできません。
主治医の余命予測はどのように決まるのか主治医が余命を予測する際には、がんの種類や広がりだけでなく、全身状態、臓器の機能、症状、治療への反応など、さまざまな情報が検討されます。
また、余命予測は未来を正確に言い当てるものではありません。患者ごとに病気の進み方が異なるため、予測には一定の幅があります。
日本老年医学会の2025年の立場表明でも、人生の最終段階に関する判断では、本人の意向を尊重しながら、医療・ケアチームが医学的な妥当性を踏まえて意思決定を支援することが重視されています。
高須院長は2025年7月に余命宣告について独自の持論を述べ、2025年10月にも宣告を受けない姿勢を示しました。そのため、本人が具体的な余命を公表していない以上、第三者が数字を決めつけることはできません。
【プロの結論】高須院長のがん闘病から分かる3つの要点
高須院長の10年以上にわたる闘病を振り返ると、単に病状の進行だけを追っても、本人の現在を正しく理解することはできません。
特に重要なのは、次の3点です。
1. 全身がんという表現だけで余命は判断できない全身がんは正式な病期分類ではありません。複数部位のがんの存在や転移を説明する表現であり、病気の広がりや治療可能性は個々の検査結果によって判断されます。
高須院長についても、2018年の公表、2025年の組織診断、2026年の本人発信をそれぞれ区別して理解する必要があります。
2. 緩和ケアは生きる時間の質を重視する医療2026年5月の「攻撃的緩和ケアなう」という発信は、治癒だけを目標としない新たな生活の方向性を示しています。
緩和ケアの本来の目的は、痛みや身体的不調、精神的な負担を軽減し、本人が望む生活をできるだけ維持することです。
治療を諦めるという単純な話ではなく、何を優先して残された時間を過ごすのかという、医療と人生観の両方に関わる選択です。
3. 本人の発言と医学的な診断を分けて受け取る高須院長は、自身の体調や治療について積極的にSNSやメディアで発信してきました。そのため、本人の言葉から闘病の実態を知ることができます。
一方、「体調は最悪」「現代治療では治らない」「攻撃的緩和ケア」といった言葉は、それぞれ異なる意味を持っています。
読者が情報を見極める際には、次の基準が参考になります。
- 余命については、本人または主治医による具体的な公表があるか。
- 病状については、発言の日時と報道された検査・手術の経緯が一致しているか。
- 緩和ケアについては、治療の終了と混同していないか。
- SNSの写真や動画だけで、医学的な回復や悪化を決めつけていないか。
高須院長の発信は、長期間の闘病と人生の終盤をどう生きるかという問題を考えるうえで、興味深い事例です。しかし、本人の死生観をすべてのがん患者に当てはめることはできません。それぞれの患者に適した医療と意思決定が必要です。
【高須院長のがん余命】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:高須院長の余命はあと何カ月ですか?
A1:2026年11月現在、本人が具体的な余命を公表した事実は確認できません。2026年5月には現代医療での治癒が難しいと発信していますが、余命6カ月などの具体的な数字は公表されていません。
Q2:高須院長は末期がんなのでしょうか?
A2:本人は全身がんを公表し、2026年には治癒が難しいと説明しています。ただし、末期がんという医学的な判断には患者の状態や予後などの情報が必要であり、本人の発言だけで具体的な病期を確定することはできません。
Q3:高須院長は腎盂がんと尿管がんの両方を患っているのですか?
A3:報道では尿管がんを発端として、腎臓や膀胱など複数部位のがんが伝えられています。本人は2026年4月、自身のがんの原発巣は尿管だという見解も発信しています。腎盂がんと腎臓がんは医学的に異なるため、区別が必要です。
Q4:2025年10月に高須院長が体調最悪と語った理由は何ですか?
A4:頻尿、身体のだるさ、睡眠不足などを本人が明かしています。会見では睡眠薬を2時間おきに飲んだことも説明しました。
Q5:攻撃的緩和ケアとは何ですか?
A5:2026年5月14日に高須院長が自身のXで使用した表現です。現代医療での治癒が難しいと判断したうえで、がんと共存しながら人生を続けるという本人の考えを示しています。緩和ケア自体は、身体的・精神的な苦痛を和らげ、生活の質を高める医療です。
Q6:『高須の遺言』はいつ発売されましたか?
A6:講談社から2025年10月8日に発売されました。高須院長が10年以上にわたる闘病や自身の人生観について綴った著書です。
Q7:2026年現在も高須院長は仕事を続けていますか?
A7:2026年10月3日の報道では、病院での活動や日常の様子をSNSで発信したことが伝えられています。ただし、活動を続けていることと医学的な病状の改善は別の問題です。
高須克弥院長のがん闘病は、2014年の尿管がんを発端に、2018年の全身がん公表、2025年の緊急手術や体調悪化、そして2026年5月の攻撃的緩和ケアの表明へと続いています。
2025年10月には「体調は最悪」と語りながらも、『高須の遺言』を出版。2026年には現代医療による治癒が難しいと明かし、がんと共存する方向性を示しました。
一方、2026年10月にも活動する様子が報じられており、具体的な余命については公表されていません。
今回の情報を整理すると、重要なのは次の3点です。
- 余命:具体的な残りの期間は公表されていない。
- 病状:本人は2026年5月に現代医療での治癒が難しいと発信している。
- 現在:攻撃的緩和ケアを表明しながら、仕事や日常生活に関する発信も続けている。
高須院長の闘病を理解するには、「全身がんだから余命は短い」「緩和ケアだから最期が近い」といった単純な判断ではなく、本人の発言と医学的な意味を分けて考えることが大切です。
10年以上にわたって病気と向き合い、治療や仕事、出版活動を続けてきた高須院長。2026年以降も、本人がどのような人生の選択を発信していくのかが注目されます。