大相撲の力士の給料は、番付によって大きく異なります。2026年11月現在、横綱の月給は300万円、大関は250万円、関脇・小結は180万円、前頭は140万円、十両は110万円です。一方、幕下・三段目・序二段・序ノ口の力士には月給がなく、本場所ごとに場所手当が支給されます。
加えて、2027年1月の初場所からは、力士の月給や場所手当、勝星金、勝ち越し金、優勝賞金などの待遇が改定されます。幕内優勝賞金は従来の1,000万円から2,000万円へ倍増することも決まりました。ここでは、番付別の収入、力士褒賞金と懸賞金の違い、実際の年収、引退時に受け取るお金まで、2026年の最新事情を整理します。
【結論】相撲の給料は番付でどう変わる?関取と幕下以下の決定的な違い
大相撲の報酬制度を理解するうえで、最初に押さえたいのが「関取」と「力士養成員」の違いです。
関取とは、十両以上の番付に所属する力士を指します。横綱、大関、関脇、小結、前頭、十両が該当し、日本相撲協会から毎月決まった給与を受け取ります。
これに対して、幕下、三段目、序二段、序ノ口は力士養成員という扱いです。こちらは一般的な月給制ではなく、本場所ごとに支給される養成員場所手当が基本になります。
この違いは、単に収入額が違うというだけではありません。十両へ昇進すると、月給制への移行に加えて、待遇面でも大きな変化が生じます。
十両昇進が収入を大きく変える理由幕下と十両の間には、番付上の一段階以上の意味があります。
十両に昇進すると関取として扱われ、月給が支給されるほか、付き人が付く、化粧まわしを着用して土俵入りを行う、場所中の待遇が変わるなど、相撲界での生活が大きく変化します。
一方、幕下以下は原則として相撲部屋で共同生活を送り、関取の身の回りの世話を担当することもあります。稽古だけでなく、部屋での役割も重要な修業の一部です。
つまり、十両昇進は競技上の出世であると同時に、経済的な生活基盤が変わる大きな境界線なのです。
【番付別一覧】横綱・大関・三役・十両から序ノ口までの給料比較
2026年11月場所までの月給と場所手当を比較すると、番付による収入格差がはっきり分かります。
以下は、2026年11月までの現行額と、2027年1月場所から適用される改定後の金額をまとめたものです。年間換算は、関取については月給12か月分、幕下以下については年6場所分の場所手当だけを計算しています。
| 番付 | 2026年の月給・場所手当 | 2026年の年換算 | 2027年1月以降 | 2027年の年換算 |
|---|---|---|---|---|
| 横綱 | 月300万円 | 3,600万円 | 月330万円 | 3,960万円 |
| 大関 | 月250万円 | 3,000万円 | 月275万円 | 3,300万円 |
| 関脇・小結 | 月180万円 | 2,160万円 | 月200万円 | 2,400万円 |
| 前頭・平幕 | 月140万円 | 1,680万円 | 月155万円 | 1,860万円 |
| 十両 | 月110万円 | 1,320万円 | 月120万円 | 1,440万円 |
| 幕下 | 1場所16万5,000円 | 99万円 | 1場所18万円 | 108万円 |
| 三段目 | 1場所11万円 | 66万円 | 1場所12万円 | 72万円 |
| 序二段 | 1場所8万8,000円 | 52万8,000円 | 1場所9万5,000円 | 57万円 |
| 序ノ口以下 | 1場所7万7,000円 | 46万2,000円 | 1場所8万2,000円 | 49万2,000円 |
※金額は万円単位での比較。幕下以下の年換算には勝星金、勝ち越し金、優勝賞金などを含みません。関取の年換算も月給のみで、賞与や各種手当、賞金などは別です。2027年の金額は2026年7月30日の日本相撲協会の理事会で決定した改定内容に基づきます。日刊スポーツ、デイリースポーツの報道を参照。
横綱の給料は月300万円から330万円へ2026年現在、横綱の月給は300万円です。単純に12か月分を計算すると3,600万円になります。
加えて、力士褒賞金、懸賞金、優勝賞金、三賞賞金などが加わる可能性があります。人気と実力を兼ね備え、懸賞の多い取組で勝ち続ける横綱であれば、基本給以外の収入も大きくなります。
2027年1月からは月給が330万円となり、年間の基本給換算は3,960万円です。従来と比べて年間360万円の増額になります。
大関・三役・平幕の給与格差大関の月給は250万円で、2027年から275万円に引き上げられます。
関脇と小結は三役と呼ばれ、2026年は月180万円、2027年からは200万円です。大関と三役の間には、現行で月70万円、改定後も月75万円の差があります。
前頭は幕内力士のうち、三役に含まれない平幕の力士です。月給は140万円から155万円に上がります。
幕内に所属しているだけでも高い給与水準ですが、横綱や大関とは基本給に加えて待遇面にも違いがあります。
十両の月給は110万円。幕下との境界線が大きい十両の月給は2026年現在110万円です。2027年からは120万円となります。
幕下の場所手当は1場所16万5,000円です。年6場所をすべて幕下で過ごしたとしても、場所手当だけなら年間99万円になります。
十両の月給は1か月で110万円ですから、幕下の年間場所手当を1か月にも満たない期間で上回る計算です。
この数字からも、十両昇進が力士にとってどれほど大きな目標なのかが分かります。
【十両未満は無給なのか?】幕下・三段目・序二段・序ノ口の収入実態
「幕下以下の力士は無給」という説明は、半分正しく、半分誤解を招きます。
確かに、幕下以下には十両以上のような毎月の給与はありません。しかし、相撲協会から場所手当が支給され、さらに成績に応じた勝星金や勝ち越し金も受け取ります。
場所手当は本場所ごとに支給される幕下以下の力士には、年6回開催される本場所ごとに養成員場所手当が支給されます。
2026年11月場所までの金額は、幕下16万5,000円、三段目11万円、序二段8万8,000円、序ノ口7万7,000円です。
この金額は、同じ段の中で何枚目に位置しているかではなく、所属する段によって決まります。
年6場所の合計では、幕下99万円、三段目66万円、序二段52万8,000円、序ノ口46万2,000円です。ここに成績に応じた奨励金や優勝賞金などが加わります。
勝星金と勝ち越し金の仕組み場所手当以外にも、幕下以下には成績に応じた報酬があります。
代表的なのが、1勝ごとに加算される勝星金と、勝ち越した星数に応じて加算される勝ち越し金です。
例えば、幕下の力士が6勝1敗だった場合、2026年の金額で計算すると次のようになります。
- 場所手当:16万5,000円
- 勝星金:3,500円×6勝=2万1,000円
- 勝ち越し金:8,000円×5点=4万円
- 合計:22万6,000円
同じ6勝1敗でも、2027年1月以降は場所手当18万円、勝星金4,000円、勝ち越し金1万円に変更されます。
その場合は18万円+2万4,000円+5万円となり、1場所の合計は25万4,000円です。
このように、幕下以下でも勝ち星を重ねることが収入の増加につながります。2027年の改定では、こうした成績連動型の報酬も引き上げられます。
相撲部屋の衣食住が生活を支える幕下以下の力士の現金収入は限られていますが、一般的な一人暮らしの生活費をそのまま負担するわけではありません。
日本相撲協会の新弟子向け入門案内では、衣食住は相撲部屋で用意すると説明されています。部屋によって細かな運営方法は異なりますが、住居や食事を共同生活の中で確保できることは、現金収入の少ない養成員にとって大きな支えです。
ただし、自由に使える現金が少ないことに変わりはありません。個人的な買い物や交際、将来のための貯蓄などには制約が生まれやすく、経済的に余裕のある生活とは異なります。
したがって、「無給だから生活できない」と決めつけるのも、「衣食住があるから困らない」と考えるのも正確ではありません。生活基盤は部屋に支えられていますが、現金収入には厳しい格差があります。
【給料以外の収入】力士褒賞金・懸賞金・優勝賞金の違い
大相撲の力士の収入は、基本給や場所手当だけではありません。成績や取組の注目度によって受け取れる報酬もあります。
特に重要なのが、力士褒賞金、懸賞金、優勝賞金の3種類です。それぞれ支給条件も計算方法も違います。
力士褒賞金は過去の実績が積み重なる報酬力士褒賞金は、一般に「持ち給金」と呼ばれる仕組みに基づいて支給されます。
番付に載ると基本となる3円が設定され、その後の成績によって支給標準額が積み上がっていきます。
- 勝ち越し1点につき50銭加算
- 平幕力士が横綱に勝つ金星で10円加算
- 幕内優勝で30円加算
- 幕内全勝優勝で50円加算
この支給標準額を4,000倍した金額が、各本場所で支給されます。
例えば、持ち給金が60円なら、60円×4,000倍で1場所24万円です。これが本場所ごとに支給されるため、年間6場所を通じて受け取ることになります。
重要なのは、過去の勝ち越しや金星などの実績が積み重なっていく点です。負け越したからといって、通常の成績加算分がそのまま消えるわけではありません。
なお、力士褒賞金の支給対象は十両以上の関取です。幕下以下では勝星金や勝ち越し金という別の仕組みが設けられています。日本相撲協会の説明する給金相撲の仕組みや、過去の裁判記録にも、この褒賞金制度の計算方法が示されています。
懸賞金は1本7万円。力士が受け取る現金は3万円懸賞金は、企業や団体が特定の取組に対して提供する賞金です。
日本相撲協会の公式案内によると、懸賞をかけられるのは幕内の取組に限られます。1本の金額は7万円(税込み)です。
ただし、7万円全額が勝った力士の手元に入るわけではありません。
- 3万円:勝利力士が土俵上で受け取る現金
- 3万円:納税充当金として本人名義で協会が預かる金額
- 1万円:協会の事務経費
つまり、懸賞旗が10本掲げられた取組に勝てば、力士がその場で受け取る現金は30万円です。これとは別に30万円が納税充当金として預けられます。
人気力士同士の注目カードや優勝争いに関わる一番では、多くの懸賞が集まることがあります。勝利数だけでなく、どのような取組で勝つかも収入に影響する仕組みです。
この内訳は日本相撲協会の公式サイト「懸賞について」および公式クイズでも説明されています。
優勝賞金は番付ごとに金額が違う本場所で優勝した力士には、所属する段に応じた優勝賞金が支給されます。
2026年現在の賞金と、2027年1月場所からの改定後の金額は次のとおりです。
- 幕内優勝:1,000万円から2,000万円
- 十両優勝:200万円から300万円
- 幕下優勝:50万円から70万円
- 三段目優勝:30万円から50万円
- 序二段優勝:20万円から30万円
- 序ノ口優勝:10万円から20万円
幕内優勝賞金は、従来の1,000万円から2,000万円へと倍増します。賞金の改定は1994年以来33年ぶりです。
加えて、殊勲賞・敢闘賞・技能賞の三賞についても、1賞あたり200万円から300万円に引き上げられます。
優勝賞金は優勝したときだけ、三賞は選考によって受賞したときだけ受け取れるものです。毎月の給料とは違い、確実に得られる収入ではありません。
褒賞金と懸賞金は何が違う?両者は名前が似ていますが、性質はまったく異なります。
- 力士褒賞金:過去の勝ち越しや金星、優勝などの実績を積み重ねて支給される報酬。
- 懸賞金:企業や団体が提供し、懸賞の付いた幕内取組で勝利した力士が受け取る賞金。
- 優勝賞金:本場所で優勝した力士に支給される賞金。
長年勝ち越しを積み上げてきた力士は力士褒賞金が大きくなり、注目の取組で勝つ力士は懸賞金を多く獲得できます。優勝争いに加われば、さらに優勝賞金や三賞も収入に加わる可能性があります。
【力士の年収と引退後】横綱から幕下までの収入格差と退職金の実態
相撲の給料を調べる際に注意したいのが、月給と年収を同じものとして扱わないことです。
例えば、横綱の月給300万円を12倍した3,600万円は、あくまで月給だけの年間換算です。実際の収入には、力士褒賞金、懸賞金、優勝賞金、三賞賞金、各種手当などが加わる場合があります。
番付別の年収はどのように考えるべきか関取の基本給を12か月分で計算した場合、横綱は3,600万円、大関は3,000万円、三役は2,160万円、平幕は1,680万円、十両は1,320万円です。
一方、幕下以下は場所手当だけで年間46万2,000円から99万円程度となります。ここに勝星金や勝ち越し金、各段の優勝賞金などが加算されます。
ただし、これらの金額をそのまま実際の年収とみなすことはできません。
関取でも、番付が年間を通じて一定とは限りません。大関から三役へ降格したり、平幕から十両へ陥落したりすれば、給与水準が変わります。また、懸賞金や優勝賞金は個々の力士の成績と人気によって大きく変動します。
そのため、インターネット上で紹介される「横綱の年収は約4,800万円」「幕下の年収は100万円未満」といった数字は、何を含めて計算したかを確認する必要があります。固定給だけの年額なのか、賞与や手当、褒賞金まで含めた推定額なのかで、結果は大きく変わります。
引退時には力士養老金や勤続加算金がある現役を引退するときにも、力士には一定の金銭的な制度が設けられています。
一般に「力士の退職金」と呼ばれるものですが、正式な制度上は力士養老金や勤続加算金などの名称が使われます。
十両以上の関取を経験した力士には、最高位や関取としての在位実績などに応じた力士養老金が支給されます。また、在位した番付や場所数に応じて勤続加算金が加わる仕組みもあります。
横綱や大関については、特別功労金が関係する場合もあります。ただし、具体的な支給額や個別の算定内容を一律の退職金として紹介することはできません。
幕下以下の力士についても、引退時には「力士養成員の引退に関する餞別」という制度上の取り扱いがあります。関取だけが引退時にお金を受け取れるわけではありません。
また、現役時代の懸賞金のうち、納税充当金として本人名義で協会が預かる分も、毎日の取組で積み重なる要素です。
引退後の生活は現役時代と大きく変わる力士の引退後は、相撲協会に残る道と、相撲界を離れて新しい仕事に就く道に分かれます。
協会に残る場合は、年寄名跡を取得して親方になる道のほか、若者頭や世話人などとして相撲界を支える仕事もあります。ただし、親方になるには年寄名跡などの条件があり、すべての引退力士が協会に残れるわけではありません。
相撲界を離れた場合は、ちゃんこ料理の経験を生かした飲食業、体力を生かせる仕事、師匠や後援会の紹介による就職など、進路はさまざまです。
特に幕下以下で引退した力士の場合、若い時期から相撲に専念していたため、一般企業での就業経験が少ないこともあります。現役時代には相撲部屋が担っていた住居や食事の確保も、自分自身で考える必要が出てきます。
引退時に受け取るお金だけで、その後の生活が保障されるわけではありません。現役時代の貯蓄や資格取得、引退後の仕事探しなども重要な課題になります。
【2027年最新改定】力士の月給・場所手当・奨励金はどう変わる?
2026年7月30日、日本相撲協会は理事会で力士の給与や手当、優勝賞金などの改定を発表しました。適用開始は2027年1月の初場所です。
関取の給与改定は2019年以来8年ぶりとなり、月給はおおむね10%前後引き上げられます。幕下以下の養成員場所手当も6〜9%程度の増額となります。
2027年からの場所手当・勝星金・勝ち越し金幕下以下の力士に関係する改定内容も重要です。
場所手当の改定額
- 幕下:16万5,000円から18万円
- 三段目:11万円から12万円
- 序二段:8万8,000円から9万5,000円
- 序ノ口以下:7万7,000円から8万2,000円
勝星金の改定額(1勝あたり)
- 幕下:3,500円から4,000円
- 三段目:3,000円から3,500円
- 序二段・序ノ口以下:2,500円から3,000円
勝ち越し金の改定額(勝ち越し1点あたり)
- 幕下:8,000円から1万円
- 三段目:6,500円から8,500円
- 序二段・序ノ口以下:5,500円から7,500円
注目したいのは、基本的な場所手当だけでなく、勝ち星や勝ち越しによる報酬も増額されることです。
幕内優勝賞金は2,000万円に倍増今回の改定で特に注目を集めたのが、幕内優勝賞金の引き上げです。
2026年までの1,000万円から、2027年1月場所以降は2,000万円になります。
十両優勝は300万円、幕下優勝は70万円、三段目優勝は50万円、序二段優勝は30万円、序ノ口優勝は20万円に変更されます。
三賞の賞金も各300万円となり、殊勲賞、敢闘賞、技能賞の価値も高まります。
日刊スポーツなどの報道によると、日本相撲協会は物価上昇などを背景に、力士の待遇改善を進める考えを示しています。賞金の改定は1994年以来33年ぶりで、長く据え置かれてきた報酬体系を見直す動きです。
なぜ2027年に待遇改善が実施されるのか今回の改定の背景には、物価上昇と相撲協会の収益状況があります。
2026年7月の報道では、入場券収入やグッズ販売などによる協会の収益が待遇改善の財源として説明されています。力士への還元に加えて、健康管理や国技館の維持なども改定の背景にあります。
力士は日々の稽古や本場所の取組を通じて、身体に大きな負担をかけています。収入面の改善は、現役力士の生活を支えるだけでなく、将来の入門希望者にとっても相撲界の魅力を考える材料になります。
特に幕下以下は、十両昇進までの経済的な格差が大きい世界です。場所手当や勝ち越し金の増額は、関取を目指して競技を続ける力士にとって、少しでも収入を確保する助けになります。
【相撲の給料に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:相撲の力士で一番給料が高いのは誰ですか?
A1:番付上の給与が最も高いのは横綱です。2026年11月現在の月給は300万円で、2027年1月からは330万円になります。さらに力士褒賞金や懸賞金、賞金などが加わるため、実際の収入は力士ごとに異なります。
Q2:幕下以下の力士は本当に無給なのですか?
A2:月給制ではありませんが、完全な無収入ではありません。幕下なら2026年現在、1場所16万5,000円の場所手当が支給されます。さらに勝星金、勝ち越し金、優勝賞金などもあります。年6場所を幕下で過ごした場合、場所手当だけで年間99万円です。
Q3:相撲の懸賞金は1本いくらですか?
A3:懸賞金は1本7万円です。そのうち勝利力士が土俵上で現金として受け取るのは3万円で、3万円は納税充当金、1万円は協会の事務経費となります。懸賞をかけられるのは幕内の取組です。
Q4:十両と幕下では年収にどれほど差がありますか?
A4:2026年の基本給・場所手当だけで比較すると、十両は月110万円、年間換算1,320万円です。幕下は1場所16万5,000円で、年6場所の合計は99万円です。ただし、どちらも賞金やその他の手当を含まない比較です。
Q5:2027年から横綱の給料はいくらになりますか?
A5:2027年1月場所から月330万円になります。現行の300万円から30万円の増額です。大関は275万円、三役は200万円、前頭は155万円、十両は120万円に変更されます。
大相撲の給料は、十両以上の関取と幕下以下の力士養成員で大きく異なります。2026年現在、横綱の月給は300万円、十両は110万円ですが、幕下以下には月給がなく、場所手当や勝星金、勝ち越し金が主な収入になります。
また、力士褒賞金は過去の成績が積み上がる報酬、懸賞金は企業や団体が提供する取組ごとの賞金、優勝賞金は本場所の優勝者に支給される報酬です。それぞれの仕組みを分けて考えることで、力士の収入の実態が見えてきます。
2027年1月からは、関取の月給だけでなく幕下以下の場所手当や成績連動型の報酬も増額されます。幕内優勝賞金が2,000万円に倍増することも、今回の改定の大きなポイントです。
【プロの結論】
相撲の給料を正しく比較するには、月給だけでなく、場所手当、褒賞金、懸賞金、優勝賞金、引退時の給付まで分けて考える必要があります。
特に重要なのは、十両昇進が収入と待遇を大きく変える境界線であること、そして幕下以下にも成績に応じた報酬が存在することです。力士の収入は番付だけで決まるのではなく、長年の実績、取組の成績、人気、優勝回数などによっても変わります。
2027年の待遇改定によって力士の経済環境がどこまで改善されるのか。今後は、関取だけでなく、将来の関取を目指す幕下以下の力士にも注目したいところです。