2026年11月現在、ABCテレビの長寿番組『おはよう朝日です』では、2025年から2026年にかけて大規模な出演者の入れ替えが続いている。なかでも大きな節目となったのが、11年間メインMCを務めた岩本計介アナウンサーの2026年3月27日付での卒業だ。後任には古川昌希アナウンサーが就任し、番組は新しい司会体制へ移行した。
ただし、卒業したメンバー全員が同じ理由で番組を離れたわけではない。澤田有也佳アナは産休、小西陸斗アナと福戸あやアナは担当番組の変更、岩本アナは11年間のメインMC生活に区切りをつけた。それぞれの卒業時期と、その後の活動を整理すると、ABCテレビが進めてきた番組再編の全体像が見えてくる。
【卒業メンバー一覧】おはよう朝日ですを離れた出演者と理由

『おはよう朝日です』の卒業メンバーを調べる際、最初に整理したいのが、番組そのものからの完全な離脱と、平日版から別番組への担当変更の違いだ。
2025年から2026年にかけて注目された主な卒業者は、岩本計介、澤田有也佳、小西陸斗、福戸あやの4人。それぞれ卒業の事情も、その後の活動も異なっている。
1. 岩本計介アナウンサー:2026年3月27日卒業岩本計介アナは、2015年3月30日から『おはよう朝日です』に出演。11年間にわたって関西の朝の顔として番組を支え、2026年3月27日の放送を最後に卒業した。
卒業は2025年11月16日、万博記念公園で開催された番組イベント「おは朝パーク2025」で発表された。突然の報告に会場では大きなどよめきが起こり、涙を見せる共演者や来場者もいたとABCテレビが伝えている。
後任には、同局の古川昌希アナが決定。岩本アナの退任は、番組のメインMC交代という大きな転換点になった。
2. 澤田有也佳アナウンサー:2025年5月30日卒業澤田有也佳アナは、産休に入るため2025年5月30日の放送をもって卒業した。
2025年2月に第1子の妊娠を報告し、3月以降は出演を金曜日中心に変更。4月11日には番組公式Xでも卒業日が発表され、5月30日には「澤田アナ卒業スペシャル」が放送された。
最終出演日には、以前共演していたお笑いコンビ・エルフの荒川もサプライズで登場。澤田アナは視聴者や番組関係者に感謝を伝え、産休へ入った。
2026年4月の岩本フェスにも育児休業中の出演者として登場し、岩本アナとの共演時代を振り返っている。番組を離れた後も、かつての共演者とのつながりは続いている。
3. 小西陸斗アナウンサー:2025年8月29日卒業小西陸斗アナは、2025年8月29日の放送をもって平日版を卒業した。
約5年間にわたって番組に出演し、スポーツや情報コーナーなどで活躍。2025年8月22日には番組公式Instagramを通じて、福戸あやアナとともに翌週の卒業が発表された。
ただし、小西アナはABCテレビを離れたわけではない。2025年9月からは『おはよう朝日土曜日です』や『おはよう朝日です祝日版』などを担当する新体制へ移行した。
4. 福戸あやアナウンサー:2025年8月29日卒業福戸あやアナも、小西アナと同じ2025年8月29日に平日版を卒業した。
翌9月からは『おはよう朝日土曜日です』に出演するほか、『newsおかえり』では木曜・金曜のサブキャスターを担当する体制となった。
つまり、福戸アナの卒業はアナウンサーとしての活動終了ではなく、ABCテレビ内で担当番組を移す人事上の変更だった。
この4人の動きを見ると、2025年から2026年にかけての卒業には、産休、番組間の人員配置、メインMCの世代交代という異なる背景があったことが分かる。
【岩本計介アナの卒業理由】11年間のメインMC生活に何があった?
今回の卒業で最も検索されているのが、岩本計介アナがなぜ11年間続けた『おはよう朝日です』を離れたのかという疑問だ。
まず押さえておきたいのは、ABCテレビが発表した卒業告知では、個人的な退任理由や特定のトラブルが卒業の原因として説明されたわけではないという点だ。公表された事実は、11年間の出演を経て2026年3月27日で卒業し、後任を古川昌希アナが務めるというものだった。
岩本計介アナが歩んだ11年間岩本アナは2000年に朝日放送へ入社。当初はスポーツ実況を中心に経験を積んできたアナウンサーだった。
2015年3月30日、浦川泰幸アナからバトンを受け継ぐ形で『おはよう朝日です』のメインMCに就任。スポーツ実況で培った声の強さや現場対応力を生かしながら、情報番組の司会者として新しいキャリアを築いていった。
2020年10月には番組が2部構成に移行。岩本アナは主に6時台から8時までの第2部を担当し、ニュース、スポーツ、関西の地域情報など幅広いテーマを伝えた。
ABCマガジンの卒業直前インタビューでは、本人が11年間を振り返り、終わりの見えないマラソンを走ってきたような感覚だったと語っている。担当者が変わるたびに番組の形も変化し、放送時間も長くなるなかで、気づけば11年が経過していたという。
また、岩本アナを番組に推薦した恩人から10年間続けるように言われていたことも明かしている。10年を迎えた際には、その人物に報告したというエピソードも紹介された。
卒業の直接的な理由は公表されているのか岩本アナの卒業について、ABCテレビの公式発表や本人のインタビューから読み取れるのは、長期にわたるメインMC生活に区切りをつけ、新たな仕事へ進んだということだ。
2026年3月の卒業後、岩本アナはABCテレビの報道記者として活動を開始。大阪府警担当記者としてニュースの現場を取材する立場になった。
さらに2026年8月31日からは、夕方のニュース情報番組『newsおかえり』のメインMCに就任している。
注目すべきなのは、単に朝の番組から別の番組へ移ったのではなく、約4か月間の記者経験を経て、現場取材とスタジオ出演を組み合わせる新しい働き方に進んだことだ。
2026年8月の会見では、午前中に自分で取材し、午後からスタジオに戻るという提案を受けた際、本人がぜひ挑戦したいと考えたことを明かしている。
したがって、岩本アナの卒業を退社や芸能活動からの引退と結び付けるのは誤りだ。番組の顔から報道の現場へ、さらに現場経験を持つニュースキャスターへと、キャリアの軸を広げている。
卒業までの集大成となったヒマラヤ登山岩本アナの卒業を語るうえで欠かせないのが、最後の約4か月間に取り組んだヒマラヤ登山企画だ。
2025年11月の卒業発表時に、本人は11年間の集大成となる挑戦として、ヒマラヤ山脈のカラパタールを目指す企画を発表した。カラパタールは標高5,545メートルの地点にある。
2026年3月23日から27日までの卒業直前の1週間は、岩本アナに焦点を当てた特別な放送となり、登山企画の完結編や過去11年間の名場面が紹介された。
日々の情報番組で見せてきた親しみやすさだけでなく、体を張って挑戦する姿も最後の見どころになった。
【2025年から2026年の卒業・交代年表】出演者の変化を時系列で整理
『おはよう朝日です』の出演者変更は、単独の卒業発表が続いたというより、2025年春から段階的に進められた番組全体の再編だった。
特に澤田アナの産休、小西・福戸両アナの担当変更、古川・鷲尾両アナの加入、そして岩本アナの卒業という流れを追うと、交代の仕組みが理解しやすい。
| 時期 | 出来事・対象者 | 理由・その後 |
|---|---|---|
| 2025年3月 | 澤田有也佳アナの出演体制変更 | 妊娠に伴い金曜日中心の出演へ |
| 2025年5月30日 | 澤田有也佳アナ卒業 | 産休・育児休業へ |
| 2025年6月30日 | 新貝まゆアナ加入 | 月曜~木曜に出演、芸能・天気コーナーなどを担当 |
| 2025年8月22日 | 小西・福戸両アナの卒業発表 | 8月29日をもって平日版を卒業 |
| 2025年8月29日 | 小西・福戸両アナ卒業 | 土曜版や『newsおかえり』などへ担当変更 |
| 2025年9月1日 | 古川昌希・鷲尾千尋両アナ加入 | 平日版の新体制がスタート |
| 2025年11月16日 | 岩本計介アナ卒業発表 | 後任メインMCは古川昌希アナ |
| 2026年3月27日 | 岩本計介アナ最終出演 | 11年間のメインMC生活に幕 |
| 2026年3月28日 | 岩本フェス放送 | 卒業を祝う特別番組を生放送 |
| 2026年3月30日 | 古川昌希アナ新メインMC就任 | 新しい平日版の司会体制へ |
| 2026年8月31日 | 岩本計介アナが『newsおかえり』MC就任 | 記者経験を生かした新たな活動へ |
この年表で重要なのは、2025年9月の人員変更と2026年3月のメインMC交代が、別々のタイミングで実施されたことだ。
2025年9月の段階では、岩本アナはまだ第2部のメインMCを担当していた。一方、古川アナは早朝の第1部や岩本アナのアシスタントなどを担当しながら、番組全体の進行に加わっていた。
その後、2026年3月に岩本アナが卒業し、3月30日から古川アナが新しいメインMCとして番組を引き継いだ。段階的な出演体制の変更を経て、後任への移行が進められた形だ。
【後任は古川昌希アナ】鷲尾千尋アナの復帰と新貝まゆアナの現在
岩本アナの後任としてメインMCに就任した古川昌希アナは、ABCテレビの情報・報道番組で長く経験を積んできたアナウンサーだ。
2012年から夕方の情報番組『キャスト』や後継番組『newsおかえり』などを担当。約13年にわたって夕方の情報番組に携わり、ニュースを伝える経験を積み重ねてきた。
古川昌希アナが後任に選ばれた背景2026年1月30日のABCテレビ社長会見では、岩本アナの功績への感謝とともに、古川アナが4月からメインMCを務める新体制が説明された。
会社側が評価したのは、古川アナが報道・情報番組で培ってきた伝える力だ。
これは、単に先輩アナウンサーの後任を決めたというだけではない。ニュースや社会問題を扱う朝の情報番組において、夕方の報道現場で経験を積んだ人材をメインMCに起用するという意味がある。
ABCマガジンによると、2026年3月30日から古川アナが新メインMCとしてスタート。番組では、岩本アナから受け継ぐものと新しい番組づくりの両立が意識されている。
鷲尾千尋アナは約2年ぶりに平日版へ鷲尾千尋アナは、2021年入社のABCテレビアナウンサー。以前にも『おはよう朝日です』の平日版を担当しており、2025年9月に再び出演する体制となった。
ABCテレビの2025年9月2日付の公式告知では、古川アナとともに新加入メンバーとして紹介されている。
2025年9月の新体制では、第2部のアシスタントを中心に担当。岩本アナや古川アナとの組み合わせで、番組の進行を支えた。
鷲尾アナの場合、まったく新しい番組に入ったというより、過去の出演経験を生かして再び平日版の中心メンバーに加わったという見方ができる。
新貝まゆアナは2025年6月から加入新貝まゆアナは2025年入社の新人アナウンサー。6月17日に『おはよう朝日です』で初鳴きを経験し、6月30日から正式にレギュラー出演を開始した。
当初は月曜日から木曜日に出演し、芸能コーナーやお天気リポーターを担当。番組への加入について、ABCテレビの公式発表では、入社前から番組に憧れていたことや、実際に出演してチームの一体感に感銘を受けたことが紹介されている。
2026年の新体制でも出演を続けており、岩本アナの卒業後に番組を支える若手アナウンサーの一人となっている。
2026年11月現在の出演者は?2026年11月5日(木)の放送情報では、前半の司会を小櫃裕太郎アナ、後半の司会を古川昌希アナが担当。アシスタントには新貝まゆアナと鷲尾千尋アナが名を連ねている。
また、番組には大石紗椰アナ、気象予報士の正木明、スポーツ担当者やコメンテーターなども出演している。
現在の『おはよう朝日です』は、岩本アナが一人で番組全体を引っ張っていた時期とは異なり、時間帯や曜日によって複数のアナウンサーが役割を分担する体制になっている。
【歴代MC交代の歴史】おはよう朝日ですはどう変わってきた?
『おはよう朝日です』は1979年4月2日にスタートしたABCテレビの長寿番組だ。関西ローカルの朝の情報番組として、ニュース、天気、スポーツ、芸能、地域情報などを伝え続けてきた。
その歴史を振り返ると、メインMCの交代は番組の方向性や時代ごとの視聴者ニーズを映す節目になっている。
宮根誠司アナから浦川泰幸アナ、そして岩本計介アナへ歴代MCのなかでも、宮根誠司、浦川泰幸、岩本計介という3人は、番組の印象を大きく形づくった存在だ。
宮根誠司は1990年から総合司会を担当し、2010年3月まで出演を続けた。関西らしいテンポのあるトークや出演者との掛け合いで番組の知名度を高めた時代でもある。
2010年には浦川泰幸アナへ交代。2015年3月30日には岩本計介アナがメインMCに就任した。
そして2026年3月30日、古川昌希アナが新しいメインMCとなった。
こうした交代の流れは、番組の伝統を守りながらも、局アナウンサーの経験や時代に合わせた情報発信のあり方を反映してきたものだ。
2020年の2部制移行が出演体制を変えた出演者の入れ替えを理解するうえで、2020年10月の2部構成への移行も重要だ。
番組の放送時間を5時から8時までとし、早朝の第1部と、6時前後からの第2部で出演者や進行の役割を分ける形になった。
この仕組みによって、複数のアナウンサーがMCやアシスタントを担当する機会が増えた。曜日別の出演や時間帯別の担当変更も行われるようになり、番組の人員配置は以前より柔軟になっている。
2025年から2026年にかけての変更も、この構造の延長線上にある。岩本アナの卒業は大きな節目だったが、番組全体の運営は一人の司会者に依存しない体制へと変化している。
【プロの結論】今回の卒業ラッシュから見えるABCテレビの狙い今回の出演者交代で注目すべきなのは、単純な世代交代ではなく、アナウンサーの経験や専門性に応じた配置転換が行われていることだ。
例えば、古川アナは夕方の報道・情報番組で培った経験を朝の番組に持ち込む。一方、岩本アナは朝の番組で長年培った視聴者との距離感を保ちながら、記者経験を経て夕方のニュース番組に戻ってきた。
この動きは、テレビ局におけるアナウンサーのキャリア形成という点でも興味深い。
従来は、情報番組の司会者、報道記者、スポーツ実況担当者といった役割が比較的明確に分かれていた。しかし、現場取材の経験を持つキャスターがニュースを伝えることで、スタジオ内の情報だけに頼らない番組づくりが可能になる。
岩本アナが2026年8月から『newsおかえり』で午前中の記者活動と夕方のメインMCを組み合わせることになったのも、その変化を象徴する事例だ。
『おはよう朝日です』にとっても、古川アナを中心とした新体制は、長年培ってきた関西の朝の親しみやすさと、ニュースを伝える専門性を両立させるための新しい挑戦といえる。
【よくある質問】おはよう朝日ですの卒業に関するFAQ
Q1:岩本計介アナはいつ『おはよう朝日です』を卒業しましたか?
A1:2026年3月27日(金)の放送が最後の出演となった。2015年3月30日から11年間、番組のメインMCを務めた。
Q2:岩本計介アナの卒業理由は何ですか?
A2:ABCテレビから発表された卒業告知では、特定の個人的事情やトラブルが理由として説明されたわけではない。卒業後は報道記者として大阪府警担当などの現場取材を経験し、2026年8月31日から『newsおかえり』のメインMCに就任している。
Q3:岩本計介アナの後任は誰ですか?
A3:ABCテレビの古川昌希アナウンサー。2026年3月30日から新メインMCとして番組を担当している。
Q4:澤田有也佳アナはなぜ卒業したのですか?
A4:第1子の出産に伴う産休に入るため。2025年5月30日の放送が最終出演日となり、卒業スペシャルも放送された。
Q5:小西陸斗アナと福戸あやアナはABCテレビを退社したのですか?
A5:退社ではない。2025年8月29日に平日版を卒業した後、小西アナは『おはよう朝日土曜日です』などへ、福戸アナは同番組や『newsおかえり』などへ担当が変更された。
Q6:鷲尾千尋アナは『おはよう朝日です』に復帰したのですか?
A6:2025年9月から平日版に再び出演する体制となった。以前から同番組の出演経験があり、古川昌希アナとともに新体制を支えている。
Q7:岩本計介アナの卒業特番はいつ放送されましたか?
A7:2026年3月28日(土)午後2時30分から午後4時25分まで、ABCテレビで『おはよう朝日です特別番組 岩本フェス~あとは頼むで古川さん 新しい朝へいってらっしゃい~』が生放送された。約2,500人のファンが会場に集まったとABCマガジンが報じている。
『おはよう朝日です』の2025年から2026年にかけての卒業・交代を整理すると、出演者それぞれに異なる事情があったことが分かる。
澤田有也佳アナは出産に伴う産休、小西陸斗アナと福戸あやアナは担当番組の変更、そして岩本計介アナは11年間務めたメインMCからの卒業だった。
とりわけ岩本アナの2026年3月27日の卒業は、番組の歴史に残る大きな節目となった。翌日の岩本フェスでは、長年の共演者や視聴者が集まり、古川昌希アナへのバトンタッチが描かれた。
その後、岩本アナは報道記者として現場を経験し、8月31日からは『newsおかえり』のメインMCとして新たな役割を担っている。一方、『おはよう朝日です』では古川アナを中心に、小櫃裕太郎アナ、鷲尾千尋アナ、新貝まゆアナ、大石紗椰アナらが番組を支えている。
卒業という言葉だけを見ると、出演者との別れに目が向きがちだ。しかし、今回の一連の変更は、ABCテレビの情報番組全体における人材配置やキャリア形成の変化でもある。
1979年から続く『おはよう朝日です』が、長年の伝統をどのように引き継ぎ、新しい出演者たちと関西の朝を作っていくのか。今後も古川アナを中心とした新体制の進化に注目したい。