2026年2月の侍ジャパンの壮行試合は、宮崎と名古屋の2会場で計4試合が実施されました。大会名は「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026」。宮崎では福岡ソフトバンクホークス、名古屋では中日ドラゴンズと対戦しています。
試合日程と最終スコアは次のとおりです。日本野球機構(NPB)と侍ジャパン公式サイトの試合記録でも確認できます。
2月22日・ソフトバンク戦(宮崎)
2月23日・ソフトバンク戦(宮崎)
2月27日・中日戦(名古屋)
2月28日・中日戦(名古屋)
4試合の結果は侍ジャパンの3勝1敗。初戦は13得点の猛攻でスタートしましたが、翌日のソフトバンク戦では無得点に終わりました。名古屋では2連勝を飾り、本大会に向けて打線と投手陣の調整を進めています。
【ソフトバンク戦スタメン】2月22日・23日の打順と先発投手
宮崎でのソフトバンク2連戦では、牧秀悟、佐藤輝明、森下翔太のクリーンアップを維持しながら、捕手や遊撃手、外野の守備位置を変更しました。
2月22日:初戦は近藤健介が1番、佐藤輝明が4番2月22日の初戦は、侍ジャパンの2026年代表チーム結成後、最初の実戦となりました。井端弘和監督は近藤健介を1番、周東佑京を2番に配置し、3番牧秀悟、4番佐藤輝明、5番森下翔太という攻撃的な打線を組みました。
先発投手はオリックス・バファローズの曽谷龍平。捕手には坂本誠志郎が入り、9番一塁にはサポートメンバーの中山礼都が起用されました。
侍ジャパンのスタメン
| 打順 | 守備 | 選手 |
|---|---|---|
| 1番 | 右翼 | 近藤健介 |
| 2番 | 中堅 | 周東佑京 |
| 3番 | 二塁 | 牧秀悟 |
| 4番 | 三塁 | 佐藤輝明 |
| 5番 | 左翼 | 森下翔太 |
| 6番 | DH | 牧原大成 |
| 7番 | 遊撃 | 源田壮亮 |
| 8番 | 捕手 | 坂本誠志郎 |
| 9番 | 一塁 | 中山礼都 |
| 先発 | 投手 | 曽谷龍平 |
試合ではソフトバンクに先制を許したものの、初回に4点を奪って逆転。佐藤輝明が5打点を記録し、坂本誠志郎と森下翔太も本塁打を放ちました。
試合は激しい雨で一時中断した後に再開され、7回裏の侍ジャパンの攻撃中に再び降雨が強まってコールドゲームとなりました。最終スコアは13-3。初実戦で打線の破壊力を示した試合です。
2月23日:小園海斗と若月健矢がスタメン入り翌23日の第2戦では、前日の打線の中心を維持しつつ、下位打線を入れ替えました。
近藤健介は1番、周東佑京は2番、牧秀悟は3番、佐藤輝明は4番、森下翔太は5番と、上位5人の打順は前日と同じです。一方、7番遊撃には小園海斗、8番捕手には若月健矢が入りました。
先発投手は埼玉西武ライオンズの篠原響。篠原は侍ジャパンのサポートメンバーとして参加していた選手です。
侍ジャパンのスタメン
| 打順 | 守備 | 選手 |
|---|---|---|
| 1番 | DH | 近藤健介 |
| 2番 | 右翼 | 周東佑京 |
| 3番 | 二塁 | 牧秀悟 |
| 4番 | 三塁 | 佐藤輝明 |
| 5番 | 左翼 | 森下翔太 |
| 6番 | 中堅 | 牧原大成 |
| 7番 | 遊撃 | 小園海斗 |
| 8番 | 捕手 | 若月健矢 |
| 9番 | 一塁 | 中山礼都 |
| 先発 | 投手 | 篠原響 |
この試合では、前日と異なり近藤が指名打者、周東が右翼、牧原が中堅に配置されました。打順だけでなく守備位置にも変化が見られます。
結果は侍ジャパンが2安打に抑えられ、0-4で敗戦。投手陣では篠原に続き、隅田知一郎、髙橋宏斗、北山亘基、佐藤柳之介らが登板しました。
2試合を比較すると、井端監督が中軸の並びを固定しながら、複数の選手に異なる守備位置や役割を経験させていたことが分かります。
【中日戦スタメン】2月27日・28日の打順と先発投手
名古屋で開催された中日ドラゴンズとの2連戦では、宮城大弥と伊藤大海が先発を担当しました。野手では近藤、周東、牧、佐藤、森下の上位5人が引き続き打線の中心を担っています。
2月27日:宮城大弥が先発、佐藤輝明が先制3ラン2月27日の第1戦は、1番近藤健介、2番周東佑京、3番牧秀悟、4番佐藤輝明、5番森下翔太という並びでした。
先発はオリックスの宮城大弥。捕手には若月健矢が入り、同じオリックス所属のバッテリーが組まれました。9番一塁にはサポートメンバーの佐々木泰が起用されています。
侍ジャパンのスタメン
| 打順 | 守備 | 選手 |
|---|---|---|
| 1番 | 右翼 | 近藤健介 |
| 2番 | 中堅 | 周東佑京 |
| 3番 | 二塁 | 牧秀悟 |
| 4番 | 三塁 | 佐藤輝明 |
| 5番 | 左翼 | 森下翔太 |
| 6番 | DH | 牧原大成 |
| 7番 | 遊撃 | 源田壮亮 |
| 8番 | 捕手 | 若月健矢 |
| 9番 | 一塁 | 佐々木泰 |
| 先発 | 投手 | 宮城大弥 |
試合の最大の見どころは、初回に飛び出した佐藤輝明の先制3ランです。1死一、二塁の場面で中日の柳裕也から本塁打を放ち、試合の流れを侍ジャパンに引き寄せました。
さらに2回にはサポートメンバーの佐々木泰がソロ本塁打。宮城は3回を1安打無失点でまとめ、後続の投手陣につなぎました。
曽谷龍平も途中登板し、2イニングを投げています。最終的に侍ジャパンが5-3で勝利しました。
2月28日:伊藤大海が先発、佐々木泰は7番に昇格中日との第2戦では、先発投手が宮城大弥から伊藤大海に変更されました。
野手の注目点は、クリーンアップの打順が変わらなかったことです。牧秀悟が3番、佐藤輝明が4番、森下翔太が5番という並びを維持。前日に本塁打を放った佐々木泰は9番から7番へと打順を上げました。
侍ジャパンのスタメン
| 打順 | 守備 | 選手 |
|---|---|---|
| 1番 | 左翼 | 近藤健介 |
| 2番 | 中堅 | 周東佑京 |
| 3番 | DH | 牧秀悟 |
| 4番 | 三塁 | 佐藤輝明 |
| 5番 | 右翼 | 森下翔太 |
| 6番 | 二塁 | 牧原大成 |
| 7番 | 一塁 | 佐々木泰 |
| 8番 | 遊撃 | 源田壮亮 |
| 9番 | 捕手 | 坂本誠志郎 |
| 先発 | 投手 | 伊藤大海 |
守備位置にも変更がありました。近藤は右翼から左翼、森下は左翼から右翼へ移動。牧は二塁から指名打者となり、牧原が中堅から二塁へ移っています。
また、捕手は若月健矢から坂本誠志郎に交代しました。伊藤大海と坂本誠志郎のバッテリーで試合に臨んだ点も特徴です。
試合は初回に牧のソロ本塁打、2回には森下のソロ本塁打が飛び出しました。5回には5点を奪って試合を優位に進め、7-3で勝利。2連戦を連勝で締めくくりました。
【4試合のスタメン比較表】近藤・周東・牧・佐藤・森下の打順はどう変わった?
ここまでの4試合を一覧にすると、侍ジャパンの打線には明確な共通点があります。近藤健介と周東佑京が1・2番を担当し、牧秀悟、佐藤輝明、森下翔太が3~5番を担う形が継続しました。
一方、下位打線や守備位置、先発投手には試合ごとの変更がありました。各日のスタメンを比較すると、次のようになります。
出典:侍ジャパン公式試合記録、NPB試合速報、各試合のスタメン発表。
近藤健介・周東佑京は全4試合で1・2番近藤健介と周東佑京は、4試合を通じて打順が変わりませんでした。近藤が1番、周東が2番という構成です。
ただし、近藤は右翼、指名打者、左翼と守備位置が変化しています。周東も中堅と右翼を担当しました。打順を固定する一方で、選手の守備負担やチーム編成に応じて配置を調整した形です。
牧秀悟・佐藤輝明・森下翔太はクリーンアップを維持今回の4試合で特に注目したいのが、3番牧、4番佐藤、5番森下という並びです。
この3人はソフトバンク戦から中日戦まで同じ打順を任されました。佐藤は4番としてソフトバンク戦で5打点を記録し、中日との初戦でも先制3ランを放っています。
森下もソフトバンク戦と中日戦で本塁打を記録。牧も2月28日の中日戦で先制本塁打を放ちました。単に名前を並べるだけでなく、実際の試合で中軸の選手が得点に直結する働きを見せています。
【先発投手・サポートメンバー】曽谷龍平、宮城大弥、伊藤大海の役割
野手の打順と同じくらい注目されたのが、先発投手の起用です。4試合では曽谷龍平、篠原響、宮城大弥、伊藤大海の順に先発マウンドを任されました。
曽谷龍平:2月22日の初戦を担当オリックス所属の曽谷龍平は、2月22日のソフトバンク戦で先発しました。代表結成後の初実戦で先発を任され、試合では勝利投手となっています。
その後の中日戦でも登板し、2月27日は2イニングを投げました。先発だけでなく、複数の登板機会を通じて状態を確認された投手の一人です。
宮城大弥:中日戦初戦で3回無失点宮城大弥は2月27日の中日戦で先発。2月22日のソフトバンク戦では途中登板を経験しており、名古屋では先発として起用されました。
中日戦では3回を1安打無失点。安定した投球で試合を作り、チームの5-3の勝利に貢献しました。捕手の若月健矢とのオリックス所属バッテリーにも注目が集まりました。
伊藤大海:2月28日の中日戦で先発日本ハム所属の伊藤大海は、2月28日の中日戦で先発を担当しました。2月22日のソフトバンク戦でも2番手として登板しており、複数の試合を通じて実戦調整を進めています。
2月28日の試合では、坂本誠志郎とバッテリーを組みました。試合は侍ジャパンが7-3で勝利。宮城とは異なる投手を先発に据えることで、投手陣の実戦機会を確保しています。
サポートメンバーとは?代表選手との違い2026年の強化試合で見落とせないのが、サポートメンバーの存在です。
サポートメンバーとは、代表チームの活動を補うために招集され、侍ジャパンのユニホームを着用して試合や合宿に参加する選手です。WBCの正式な出場選手とは区別して扱われます。
2026年2月の公式発表では、宮崎や名古屋の試合に参加するサポートメンバーが複数発表されました。具体的には次の選手が挙げられます。
- 中山礼都(巨人)
- 篠原響(西武)
- 佐々木泰(広島)
- 山本大斗(ロッテ)
- 石上泰輝(DeNA)
- 湯浅大(巨人)
- 松本健吾(ヤクルト)
- 東松快征(オリックス)
実際に中山礼都は2月22日、23日に9番一塁で出場。篠原響は23日の先発投手を務め、佐々木泰は27日に9番一塁、28日に7番一塁で起用されました。
また、27日の中日戦では佐々木が本塁打を放ち、山本大斗も途中出場から適時打を記録しています。サポートメンバーは単なる練習要員ではなく、試合の戦力としても貢献しました。
【MLB組が出場しない理由】大谷翔平・鈴木誠也らはなぜ欠場?
2026年の侍ジャパン強化試合では、大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚、菊池雄星、菅野智之らMLB所属選手の出場についても関心が集まりました。
特に2月27日・28日の中日戦では、大谷らメジャー組が球場入りして練習に参加していたにもかかわらず、試合には出場しませんでした。
MLB組が出場できなかったのは大会規定によるもの理由は、試合の管轄とWBCに関連する出場規定です。
2月22日・23日のソフトバンク戦と、27日・28日の中日戦は、NPB管轄の壮行試合として開催されました。日刊スポーツの報道によると、MLB所属選手が出場できるのは、WBC主催者の管轄となる3月2日からの公式強化試合以降とされていました。
つまり、大谷翔平らが中日戦に出場しなかったのは、単純なコンディション不良や監督の戦術的判断による欠場ではありません。大会の規定によって出場機会が制限されていたのです。
大谷は試合前の練習には参加し、バッティング練習などで調整を続けました。試合に出られない状況でもチームに合流し、本大会に向けた準備を進めていました。
3月2日のオリックス戦から出場機会が解禁MLB組の実戦出場が可能になるのは、3月2日のオリックス戦からでした。
侍ジャパンにとって2月の4試合は、NPB所属選手を中心に実戦での連携や選手の状態を確認する段階です。その後、MLB所属選手が合流し、WBC主催の強化試合でチーム全体の最終調整に進むという流れでした。
したがって、2月のスタメンに大谷翔平がいなかったことを理由に、代表メンバーから外れていたと判断するのは誤りです。登録選手であることと、その日の試合に出場できることは別の問題です。
【侍ジャパンのメンバー一覧とスタメンの違い】確認すべき3つのポイント
侍ジャパンの情報を調べる際、混同しやすいのが「代表メンバー」「サポートメンバー」「スタメン」の3つです。それぞれ意味が異なります。
代表メンバーは大会に登録された選手代表メンバーとは、WBCなどの国際大会に出場するために選ばれた選手のことです。投手、捕手、内野手、外野手など、チーム全体の構成を示します。
2026年2月26日には、松井裕樹がコンディション不良で出場を辞退し、中日ドラゴンズの金丸夢斗が追加選出されました。このように、代表メンバー自体も大会前に変更される場合があります。
スタメンは試合ごとに発表される先発選手スタメンは、特定の試合で最初から出場する選手の組み合わせです。
代表メンバーに選ばれていても、全試合で先発出場するわけではありません。投手の登板順、捕手との組み合わせ、相手チームとの相性、守備位置、コンディションなどを考慮して試合ごとに決定されます。
サポートメンバーは正式代表とは別枠サポートメンバーは、代表チームの活動を支えるために参加する選手です。2026年2月の試合では、サポートメンバーがスタメンに入ったり、先発投手を務めたりするケースもありました。
そのため、スタメン発表に名前が載っているからといって、必ずしもWBCの正式な登録選手とは限りません。
情報を確認するときは、侍ジャパン公式サイトの「出場選手一覧」と、各試合の「先発オーダー」を分けて見ることが大切です。
【侍ジャパン強化試合スタメン2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年2月のソフトバンク戦で侍ジャパンの4番を務めた選手は誰ですか?
A1:佐藤輝明です。2月22日と23日の両試合で4番・三塁として出場しました。22日の初戦では5打点を記録し、13-3の勝利に大きく貢献しました。
Q2:2026年の中日戦で先発した侍ジャパンの投手は誰ですか?
A2:2月27日は宮城大弥、2月28日は伊藤大海です。宮城は初戦で3回1安打無失点の投球を見せました。
Q3:大谷翔平や鈴木誠也が2月の強化試合に出場しなかったのはなぜですか?
A3:NPB管轄の壮行試合とWBC主催の公式強化試合で出場条件が異なっていたためです。MLB組は2月のソフトバンク戦・中日戦には出場できず、3月2日のオリックス戦から出場可能となりました。
2026年2月の侍ジャパン強化試合は、ソフトバンク戦2試合、中日戦2試合の計4試合が行われ、最終成績は3勝1敗でした。
打線の中心は、近藤健介と周東佑京の1・2番、牧秀悟、佐藤輝明、森下翔太の3~5番という構成です。特に佐藤は4番として存在感を発揮し、森下や牧も本塁打で結果を残しました。
先発投手は曽谷龍平、篠原響、宮城大弥、伊藤大海と試合ごとに変更。サポートメンバーも積極的に起用され、代表メンバーだけでは見えない選手層の厚さが示されました。
2026年のスタメン情報を確認する際に押さえておきたいのは、次の3点です。
- 近藤・周東・牧・佐藤・森下の上位打線は4試合を通じて基本的に固定されていた。
- 下位打線や守備位置、先発投手は試合ごとに変更されていた。
- サポートメンバーとMLB所属選手には、正式代表メンバーとは異なる出場事情があった。
侍ジャパンの実力を正しく把握するには、代表選手一覧だけでなく、実際の試合で誰が何番を打ち、どの投手が先発したのかまで確認することが欠かせません。2026年の2月の壮行試合は、井端ジャパンの選手起用とチーム編成を読み解くうえで、重要な実戦データとなりました。