東京・渋谷の代々木公園にあるバスケットコートは、都心では珍しいフルコート2面を備えた、ストリートバスケットボールの人気スポットです。ナイキジャパンが2005年に寄贈した施設で、北側Aコートと南側Bコートの2面を無料で利用できます。個人練習から仲間とのゲームまで楽しめる一方、人気の高さから混雑や利用者同士の譲り合いも課題になっています。
2026年11月6日時点では、公式案内により11月3日から11月9日まで両コートが利用休止となっています。通常の利用時間、イベントによる閉鎖、最寄り駅、更衣室・シャワーの有無、2026年に話題となった混雑問題まで、初めて訪れる人が知っておきたい情報を整理しました。
【場所はどこ?】代々木公園バスケットコートの北側A・南側Bとアクセス

代々木公園バスケットコートがあるのは、東京都渋谷区の代々木公園B地区です。園内の陸上競技場とサッカー場の間に位置しており、一般的な公園の遊具広場とは異なる、ストリートバスケットボール専用のプレイグラウンドとして整備されています。
コートは南北に2面並んでいます。北側がAコート、南側がBコートです。どちらもフルコートとしてプレーできる規模で、2面合計で4基のゴールが設置されています。
北側Aコートと南側Bコートの違い施設の基本的な規模や利用料金に大きな違いはありません。どちらも無料で開放されており、特定のコートだけが有料になる仕組みではありません。
ただし、イベントや大会の開催時には、A・Bの両方が同時に使用できなくなる場合があります。2026年11月の公式告知でも、北側Aコートと南側Bコートの両方が利用休止の対象として指定されました。
住所と最寄り駅所在地は東京都渋谷区神南2丁目の代々木公園内です。アクセスにはJR原宿駅や東京メトロの駅が便利です。
- JR山手線・原宿駅:公園の交通案内では徒歩約3分。
- 東京メトロ千代田線・代々木公園駅:徒歩約3分。
- 東京メトロ千代田線・副都心線・明治神宮前〈原宿〉駅:徒歩約3分。
- 小田急線・代々木八幡駅:徒歩約6分。
これらは公園の交通案内に掲載されている目安です。駅からコートまでの実際の所要時間は、入園する場所や園内の移動ルートによって変わります。
初めて訪れる場合は、原宿駅または明治神宮前駅を利用すると分かりやすいでしょう。休日は周辺道路も混雑するため、東京都の公園案内でも公共交通機関の利用が推奨されています。
【2026年最新】無料で使える?利用時間・予約方法・利用休止日
代々木公園バスケットコートの大きな魅力は、無料でプレーできることです。ALLDAYの公式案内でも、2005年に設置された2面のコートは無料開放され、誰でも自由に利用できる施設として紹介されています。
利用料金と予約の必要性通常の個人利用については、利用料金は無料です。一般的な体育館のような時間単位の利用料や、個人練習のための予約料金はありません。
また、利用者向けの案内では、通常のコート利用に事前予約は必要ないとされています。空いているスペースを利用する形式で、利用希望者同士が話し合いながらプレーするのが基本です。
ただし、無料だからといって自由に占有できるわけではありません。大会やイベントで管理者が利用を制限している場合は、一般利用できません。
代々木公園バスケコートの利用時間は何時から何時まで?ここは誤解されやすいポイントです。
代々木公園そのものは常時開園していますが、公園全体の開園時間とバスケットコートの利用時間は同じ意味ではありません。バスケットコートについて、公式案内に一律の開始時刻・終了時刻を定めた通常営業時間は掲載されていません。
2026年4月のJ-CASTニュースによる代々木公園サービスセンターへの取材では、コートは日中、時間制限なく利用できると説明されています。
一方、夜間の照明や安全面を含め、常に24時間プレーできると保証されているわけではありません。初めて利用する人は、明るい時間帯に訪れるのが無難です。
通常の利用時間や臨時の変更について確認したい場合は、代々木公園サービスセンター(03-3469-6081)に問い合わせる方法があります。
2026年11月の利用休止日を確認2026年11月6日現在、東京都公園協会の公式案内には、両コートの利用休止が掲載されています。
2026年11月3日(火・祝)~11月9日(月)は、第49回渋谷区くみんの広場「ふるさと渋谷フェスティバル2026」の準備、本番、撤去作業に伴い、北側Aコートと南側Bコートの両方が利用できません。
単にイベント当日だけが閉鎖されるのではなく、設営や撤去の期間も対象になっている点に注意が必要です。
また、2026年5月2日~4日にも、ALLDAY SPRING 2026の開催に伴って両コートの利用が制限されました。大会の雨天順延に備えた予備日も案内されており、イベントによっては当初の予定より休止期間が延びる可能性があります。
訪問前には、東京都公園協会の「代々木公園・お知らせ一覧」で最新情報を確認してください。特に大型連休や秋のイベントシーズンは、通常営業を前提に出発しないことが大切です。
【歴史と関係者】ナイキジャパンの寄贈からALLDAY、2022年改修まで
代々木公園バスケットコートが単なる無料のスポーツ施設と異なるのは、日本のストリートボール文化と深く結びついている点です。
その始まりは2003年にさかのぼります。公園に簡易ゴールを持ち込んでプレーしていた大学生グループをナイキジャパンの社員が見かけたことが、コート整備につながるきっかけになりました。
その後、2005年にナイキジャパンが東京都立代々木公園にフルコート2面を寄贈。公園で誰もがバスケットボールを楽しめる環境が生まれました。
2005年から続くALLDAYとは?コートの歴史を語るうえで欠かせないのが、5対5のストリートバスケットボール大会「ALLDAY」です。
大会は2005年にスタートしました。コートを寄贈するだけでなく、継続的にプレーヤーが集まり、交流できる場所にするという考えが背景にあります。
ALLDAYの公式サイトによると、現在は年齢、性別、国籍、競技経験などを問わないオープンエントリー形式で開催され、1大会につき約80チーム、約800人の選手と数千人の観客が集まる規模に成長しています。
2026年春には記念すべき第50回大会が開催されました。2024年にはウィメンズトーナメントも新設され、男子中心だったストリートボール大会の枠を広げています。
代々木公園バスケットコートの主な歴史| 時期 | 出来事 | 意味・影響 |
|---|---|---|
| 2003年 | 大学生が簡易ゴールでプレー | 公園バスケの環境整備につながるきっかけ |
| 2005年2月20日 | ナイキジャパンがフルコート2面を寄贈 | 北側・南側の本格的なコートが誕生 |
| 2005年 | ALLDAYがスタート | ストリートボールの交流と大会文化が形成される |
| 2009年 | 最初の大規模改修 | コートの補修とシンボルマークの整備 |
| 2022年夏 | リノベーションプロジェクト開始 | 利用者や企業、団体からクラウドファンディングで支援を募集 |
| 2022年10月~秋 | コートとゴールを全面改修 | 新しいYOYOGI PARK PLAYGROUNDへ刷新 |
| 2024年 | ウィメンズトーナメント新設 | 大会の参加カテゴリーを拡大 |
| 2026年 | ALLDAY第50回大会開催 | 長年続くストリートボール文化の節目 |
2009年の改修については、ナイキジャパンとメディコム・トイによるPLAYGROUND DESIGN PROJECTが記録されています。2005年の寄贈からわずか4年後にも、コートの補修とデザインの見直しが行われていました。
2022年の改修は利用者自身の支援によって実現2022年には、経年劣化したコートを再生するため「YOYOGI PARK PLAYGROUND Renovation Project」が始動しました。
このプロジェクトを進めたのは、一般社団法人PICK UP PLAYGROUNDなどの関係者です。行政の通常の補修だけに頼るのではなく、利用者や企業、チーム、個人からクラウドファンディングを通じて資金を集める方式が採用されました。
施工を担当した前田道路の実績資料によれば、2022年秋にコートとゴールの全面改修が実施されています。PICK UP PLAYGROUNDのプロジェクト記録でも、2022年10月に新しいコートへ生まれ変わったことが報告されています。
改修の意義は、単に床面をきれいにしたことだけではありません。長年プレーしてきた人たちが、自分たちの活動場所を自ら支える仕組みを作ったことにあります。
【混雑状況と利用ルール】2026年に話題となったコート占有問題の実態
無料で本格的なバスケットボールを楽しめる代々木公園のコートは、平日・休日を問わず利用者が集まる人気スポットです。特に休日や天候のよい日、大会開催前後は利用希望者が増えやすくなります。
ただし、公式のリアルタイム混雑情報や時間帯別の利用者統計は公表されていません。実際の混雑は曜日、天候、イベントの有無によって変わります。
2026年4月、少年らのSNS投稿が議論に2026年4月には、代々木公園のバスケットコートをめぐる利用者間のトラブルがSNSで話題になりました。
J-CASTニュースが4月13日に報じたところによると、少年らが動画を投稿し、大人や外国人の利用者がコートを占有していて、子どもたちがプレーできないと訴えました。動画では、注意されたり、暴言を受けたりしたという主張も紹介されています。
一方、代々木公園サービスセンターは、現場を確認した時点では特定の利用者による占有状況を確認できなかったと説明しています。
同センターは、多くの人が利用する共有スペースであることを踏まえ、譲り合って使ってほしいと呼びかけました。また、職員が見回りを行い、特定の利用者が長時間使い続けて待機者がいる場合には、その都度注意していると説明しています。
この報道から読み取れるのは、問題を単純に年齢や国籍で分類するのではなく、共有施設における利用時間とスペースの配分が重要だということです。
利用時に守りたい譲り合いのルールコートには、誰もが使える共有スペースであり、ほかの利用者と譲り合うよう求める注意書きが掲示されています。
予約制ではないため、混雑時には利用者同士のコミュニケーションが欠かせません。気持ちよくプレーするため、次の点を意識しましょう。
- 長時間の独占を避ける:待っている人がいる場合は、プレー時間やコートの使い方を調整する。
- 5対5のゲームでは周囲を確認する:両面を使うような大きなゲームを行う場合は、ほかの利用者の利用機会を考える。
- 順番待ちを尊重する:すでにゲームをしている人がいる場合は、無理に割り込最初に、参加方法を確認する。
- 初参加の場合は声をかける:ピックアップゲームへの参加を希望するなら、チームの代表者や周囲の人に確認する。
- 危険なプレーを避ける:シュート練習中の人や小さな子どもがいる場合は、接触事故に注意する。
- 相手への敬意を忘れない:年齢、性別、国籍、競技レベルにかかわらず、互いに尊重する。
なお、これらは円滑な利用のための実践的なマナーです。すべての利用者に共通する公式の試合形式や、勝ち残り方式が定められているわけではありません。
混雑を避けるならいつ行くべき?混雑を避けたい場合は、週末の昼間や大型イベントの開催日を避け、平日の比較的早い時間帯を狙うのが現実的です。
また、利用者が少ない時間帯を選んでも、必ず空いているとは限りません。到着して混雑していた場合には、無理にゲームへ参加せず、待つか、空いているスペースで安全にシュート練習をするなど、状況に応じた判断が必要です。
大会開催日は通常利用とイベント利用が切り替わることがあるため、混雑予測よりも先に公式の利用休止情報を確認しましょう。
【評判・口コミ】代々木公園バスケコートは初心者でも楽しめる?設備も検証
代々木公園バスケットコートの評判を整理すると、無料でフルコートを使えること、アクセスのよさ、利用者同士の交流が大きな魅力です。一方で、人気施設ならではの混雑や、ストリートバスケ特有のゲームの雰囲気に戸惑う人もいます。
利用者の体験談から見える魅力バスケットボール情報サイト「すぽろぐ」の2024年の現地紹介記事では、幅広い年齢層や男女のプレーヤーが集まり、ピックアップゲームが行われている様子が紹介されています。
同記事で紹介されたゲームは11点先取で、勝利したチームがコートに残る方式でした。これは取材時の一例であり、常に同じルールで運営されているという意味ではありません。
こうした自主的なゲームは、知らない人と交流できるストリートコートならではの魅力です。個人練習だけでなく、実戦形式のプレーを楽しみたい人にも適しています。
初心者でも利用できる?基本的には初心者でも利用できます。特定のチームへの所属や競技登録が必要な施設ではなく、シュート練習などの個人利用も可能です。
ただし、経験者が集まって試合をしている時間帯には、プレースピードや接触の強さに戸惑う可能性があります。初めて参加する場合は、まず周囲の雰囲気を確認し、ゲームに参加できるか声をかけてみるとよいでしょう。
経験者同士のゲームに無理に入るより、空いているゴールでシュート練習を始めるほうが安全です。
更衣室・シャワー・レンタル設備はある?遠方から訪れる人が気になるのが、着替えやシャワーの設備です。
バスケットコートの施設情報を掲載する「すぽろぐ」では、更衣室なし、シャワーなし、レンタル品なしと紹介されています。体育館やスポーツクラブのような設備を期待して訪れると、準備に困る可能性があります。
そのため、次のものを持参しておくと便利です。
- バスケットボールシューズ
- バスケットボール
- タオルと着替え
- 飲料水やスポーツドリンク
- 汗を拭くためのウェットタオル
- 貴重品を管理できる小さなバッグ
特に夏場は熱中症対策が欠かせません。屋外コートのため、日差しや気温、雨天による路面状況にも注意してください。
代々木公園バスケットコートが向いている人・向いていない人おすすめできる人
- 無料で本格的なフルコートを利用したい人
- ストリートバスケやピックアップゲームを楽しみたい人
- 都心からアクセスしやすい練習場所を探している人
- さまざまなレベルのプレーヤーと交流したい人
別の施設を検討したほうがよい人
- 確実に貸し切りで練習したい人
- 決まった時間に必ずコートを使いたい人
- 更衣室やシャワーなどの設備が必要な人
- 利用者が多い環境や自主的なゲーム形式が苦手な人
無料であることだけでなく、施設の利用スタイルが自分に合っているかを考えることが大切です。
【初めて行く人向け】訪問前のチェックリストと問い合わせ先
代々木公園バスケットコートを初めて訪れる場合、事前に確認しておきたい要点は大きく分けて4つあります。
1.公式のお知らせを確認するまず東京都公園協会の代々木公園公式ページを確認します。利用休止日、工事、イベントに伴う変更などが掲載されます。
特にALLDAYなどの大会では、設営日や撤去日も一般利用が制限される場合があります。
2.混雑を考えて時間を選ぶ初めてなら、利用者が比較的少ない平日の日中が候補です。休日に訪れる場合は、コートが混雑している可能性を考慮して、待ち時間にも余裕を持たせましょう。
3.設備がないことを前提に準備する更衣室やシャワー、レンタル品がないため、運動できる服装とシューズを準備しておくことが大切です。水分補給や着替えも忘れないようにしましょう。
4.問い合わせ先を控えておく通常利用や施設の状況については、代々木公園サービスセンターに問い合わせることができます。
- 施設名:都立代々木公園バスケットコート
- 管理窓口:代々木公園サービスセンター
- 電話番号:03-3469-6081
- 所在地:東京都渋谷区神南2丁目・代々木公園B地区
- 料金:無料
- コート:北側Aコート・南側Bコート
- 予約:通常の一般利用は不要
大会やイベントによる休止については、個別の告知に記載された問い合わせ先が異なる場合もあります。11月の渋谷区くみんの広場に関する休止案内では、渋谷区くみんの広場実行委員会事務局が問い合わせ先として指定されています。
【代々木公園バスケットコート】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:代々木公園バスケットコートは本当に無料ですか?
A1:はい。北側Aコートと南側Bコートは通常の一般利用について無料で開放されています。事前予約も原則不要ですが、大会やイベントによる利用制限には注意してください。
Q2:代々木公園バスケットコートは24時間利用できますか?
A2:公園自体は常時開園ですが、コートの24時間利用が公式に保証されているわけではありません。2026年4月の報道では、サービスセンターが日中は時間制限なく利用できると説明しています。夜間利用については事前に管理窓口へ確認するのが安心です。
Q3:北側Aコートと南側Bコートはどちらも無料ですか?
A3:はい。どちらも無料で利用できるフルコートです。ただし、イベント開催時には2面同時に利用休止となる場合があります。
Q4:初心者や子どもでも利用できますか?
A4:通常の一般利用に競技経験やチーム所属の条件はありません。初心者や子どもも利用できます。ただし、混雑時には経験者のゲームが行われていることもあるため、周囲の安全を確認しながら利用してください。
Q5:更衣室やシャワーはありますか?
A5:コート専用の更衣室やシャワーはないと施設情報で紹介されています。運動できる服装で訪れ、着替えやタオルなどを自分で準備しておきましょう。
Q6:2026年11月6日はバスケットコートを利用できますか?
A6:利用できません。2026年11月3日から11月9日まで、第49回渋谷区くみんの広場の準備・開催・撤去に伴い、北側Aコートと南側Bコートの両方が利用休止となっています。
代々木公園バスケットコートは、ナイキジャパンが2005年に寄贈したフルコート2面を無料で利用できる、東京を代表するストリートバスケットボールスポットです。北側Aコートと南側Bコートがあり、原宿駅や代々木公園駅などからアクセスしやすい立地も魅力です。
2022年には利用者や企業、団体の支援による大規模改修が実現し、2026年にはALLDAYの第50回大会を迎えました。長年にわたって育まれてきたストリートボール文化は、現在もこの場所の大きな特徴となっています。
一方、2026年4月には利用者間のトラブルが報道され、混雑時の譲り合いが改めて課題になりました。また、イベント開催時には設営・撤去を含めて一般利用が休止されることがあります。
特に2026年11月6日現在は、11月9日まで両コートが利用できません。訪問を予定している人は、11月10日以降についても最新の公式告知を確認してから出発してください。
【プロの結論】代々木公園バスケットコートを上手に活用する要点は、「無料だからいつでも使える」と考えないことです。利用休止情報を確認し、混雑時には譲り合い、設備の不足を踏まえて準備する。この3点を押さえれば、初心者から経験者まで、東京のストリートバスケ文化を楽しめる場所になります。
公共のコートを長く守っていくためにも、利用者一人ひとりが次に使う人のことを考えたプレーを心がけたいところです。
編集時の参照資料
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