サイゼリヤの人気メニューを比較するとき、最初に整理しておきたいのがランキングの集計方法だ。
今回確認できた主な調査は、macaroniの読者投票と、ユーザー参加型サイト「みんなのランキング」の2種類。それぞれ投票時期も集計方法も異なる。
196票の読者投票と2889票の人気投票は何が違う?① macaroniの読者投票
2026年3月30日更新のmacaroniの記事では、次の調査概要が公表されている。
- 対象:macaroni読者
- 調査期間:2026年2月25日~3月11日
- 調査方法:macaroniランキングで投票を募集
- 総投票数:196票
この調査で1位になったのが小エビのサラダだ。25票を獲得し、ミラノ風ドリアの21票を上回った。
② みんなのランキングの人気投票
もう一つは、インフォニアが運営する「みんなのランキング」の調査だ。
2026年10月15日時点で2889票が集まり、その結果をオトナンサーが10月16日に紹介した。
上位5品は以下のとおり。
1. ミラノ風ドリア
2. 辛味チキン
3. 小エビのサラダ
4. バッファローモッツァレラのマルゲリータピザ
5. 若鶏のディアボラ風
こちらではミラノ風ドリアが1位となり、macaroniの調査とは異なる結果になった。
なお、「2889票」は2026年10月15日時点の累計投票数であり、2889人の投票者がいたという意味ではない。みんなのランキングでは、メニューを1~100点で評価する方式を採用している。10月22日更新時点の掲載ページでは、参加者1071人、投票数2920票となっており、集計が継続していることも分かる。
なぜ小エビのサラダとミラノ風ドリアで順位が逆転したのかこの違いは、単純にどちらがおいしいかという問題ではない。
macaroniの調査は、特定の食品メディアの読者が選んだお気に入りを反映している。前菜やサイドメニューを含め、日常的に注文したい一品が上位に来る可能性がある。
一方、みんなのランキングは、幅広いユーザーが複数のメニューを評価する仕組みだ。長年親しまれてきた看板商品への支持が順位に反映されやすい。
つまり、次のように読み分けると分かりやすい。
- 小エビのサラダ:読者投票で最も多く支持された前菜。
- ミラノ風ドリア:大規模な人気投票でトップになった看板商品。
- 辛味チキン:大規模投票で2位となったサイドメニュー。
どちらか一方だけを絶対的な全国人気ランキングとして扱うのは適切ではない。 投票結果と公式の紹介を組み合わせることで、人気の傾向がより明確になる。
【196票の結果】小エビのサラダが1位!読者が選んだTOP10

macaroniの196票調査でトップになったのは、小エビのサラダだった。
獲得票数は25票。2位のミラノ風ドリアに4票差をつけている。
196票調査のランキング結果| 順位 | メニュー | 得票数 |
|---|---|---|
| 1位 | 小エビのサラダ | 25票 |
| 2位 | ミラノ風ドリア | 21票 |
| 3位 | 柔らか青豆の温サラダ | 18票 |
| 4位 | 田舎風ミネストローネ | 17票 |
| 5位 | たまねぎのズッパ | 14票 |
| 5位 | エスカルゴのオーブン焼き | 14票 |
| 7位 | ムール貝のガーリック焼き | 13票 |
| 8位 | アロスティチーニ | 12票 |
| 9位 | ポップコーンシュリンプ | 10票 |
| 9位 | 辛味チキン | 10票 |
上位10品を見ると、興味深い傾向がある。
ドリアやチキンといったメイン料理だけでなく、サラダ、スープ、魚介料理、おつまみがバランスよくランクインしている。
1位:小エビのサラダ小エビのサラダは、プリッとしたエビの食感とレタスのシャキシャキ感が魅力。
macaroniの記事では、甘みのある小エビとサイゼリヤ特製ドレッシングの相性が紹介されている。
加えて、サイゼリヤ公式によれば、このメニューは1996年にシーフード系サラダとして登場した歴史ある商品だ。
冷たい海域で育った小エビを使用し、グリーンランドの工場で加工して日本へ直輸入しているという。単なる低価格サラダではなく、食材の調達にも特徴がある。
現在の通常店舗での価格は370円。サラダを先に注文したい人や、メイン料理に野菜を加えたい人に向いている。
2位:ミラノ風ドリア読者投票では21票を獲得したミラノ風ドリア。
ターメリックライスにホワイトソース、ミートソース、チーズを組み合わせた定番商品だ。
サイゼリヤ公式によると、もともとは従業員のまかないから生まれたメニュー。社内で評判になったことをきっかけに、1983年に商品化された。
ホワイトソースはオーストラリア産の生乳を使い、ミートソースにはオーストラリア産のチルド牛肉を使用している。
現在の通常店舗での価格は320円。食事の中心になる一皿を手頃な価格で注文したい人に適している。
3位:柔らか青豆の温サラダ3位には18票で柔らか青豆の温サラダが入った。
見た目はシンプルだが、青豆の甘みと半熟卵、チーズのコクを楽しめる一品だ。
特徴的なのは、早採りした「ベビーピー」を使っていること。
サイゼリヤ公式によると、アメリカのレストランで食べたグリーンピースの甘さに感動したことが開発のきっかけだった。1996年に付け合わせとして登場し、2003年から温野菜として提供されている。
現在の通常店舗価格は210円。少しずつ複数の料理を楽しみたい人にもおすすめだ。
4位以下にも個性派メニューが並ぶ4位は田舎風ミネストローネ。野菜の旨みとトマトの酸味を楽しめるスープだ。
5位はたまねぎのズッパとエスカルゴのオーブン焼きが同率で並んだ。
特にエスカルゴのオーブン焼きは、ガーリックバターの風味を楽しめるメニュー。手頃な価格で普段とは違う料理を試せることも魅力になっている。
7位のムール貝のガーリック焼き、8位のアロスティチーニも含め、上位にはお酒と一緒に楽しめる料理が目立つ。
9位の辛味チキンは10票。大規模投票では2位に入っていることから、調査対象によって評価が変わる代表例といえる。
【2889票の結果】ミラノ風ドリアが人気No.1!大規模投票TOP5
2026年10月15日時点の2889票を集計したランキングでは、ミラノ風ドリアが1位を獲得した。
2位は辛味チキン、3位は小エビのサラダ。4位にはマルゲリータピザ、5位には若鶏のディアボラ風が入った。
1位:ミラノ風ドリア2つの調査で安定して上位に入ったのが、このメニューだ。
みんなのランキングの投票コメントでは、ホワイトソースとミートソースの組み合わせ、価格に対する満足感、ほかの料理と一緒に注文しやすい量が評価されている。
サイゼリヤ公式も「誰もが好きな人気No.1メニュー」と紹介している。
この表現は公式の商品紹介における位置付けであり、2889票のランキングとは別の根拠だ。両方で支持されていることが、ミラノ風ドリアの強さを示している。
2位:辛味チキン辛味チキンは、ピザやパスタと並んで注文される人気のサイドメニュー。
商品名に「辛味」と付いているが、実際には辛さを抑えたマイルドな味付けが特徴だ。
サイゼリヤ公式によれば、1996年の登場時はアメリカのバッファローウイングを参考にした辛味と酸味のある料理だった。その後、幅広い人が楽しめるように味付けを改良したという。
表面はカリッと、中は柔らかくジューシーに仕上げた手羽中チキンで、食事の一品にも、おつまみにも使いやすい。
3位:小エビのサラダ小エビのサラダは2889票のランキングでも3位。
macaroniの196票調査では1位だったことを考えると、調査が異なっても継続的に上位へ入るメニューだ。
特に、エビの食感、ドレッシングの風味、サラダとしての食べやすさが魅力になっている。
4位:バッファローモッツァレラのマルゲリータピザ4位はバッファローモッツァレラのマルゲリータピザ。
トマトソースとモッツァレラチーズを楽しめる定番ピザだ。
投票コメントでは、ファミリーレストランで本格的なピザを手頃に楽しめる点が評価されていた。
5位:若鶏のディアボラ風5位は若鶏のディアボラ風。
皮の香ばしさとジューシーな鶏肉、上にのった野菜のソースが特徴だ。
大規模投票では、肉のボリュームとソースの組み合わせが評価されている。
このように2889票のランキングは、ドリアを筆頭に、チキン、サラダ、ピザ、肉料理という構成になった。
【価格・カロリー比較】2026年11月の公式メニューでコスパを検証
人気ランキングを参考にするなら、価格も見逃せない。
2026年は10月29日にサイゼリヤが価格改定を実施した。メニュー全般で平均6%の値上げとなり、看板商品であるミラノ風ドリアも300円から320円に変更されている。
この改定は、食材不足や原価上昇などを背景とするもの。都市部やレジャー施設周辺の一部24店舗では、平均10%の改定となった。
人気メニュー4品の最新価格とカロリー2026年11月5日時点で確認できる通常店舗の税込価格を整理した。
| メニュー | 価格(税込) | カロリー |
|---|---|---|
| ミラノ風ドリア | 320円 | 556kcal |
| 小エビのサラダ | 370円 | 196kcal |
| 辛味チキン | 320円 | 295kcal |
| 柔らか青豆の温サラダ | 210円 | 215kcal |
価格は2026年10月29日以降の公式掲載価格を基準とし、カロリーは2026年10月更新の公式栄養情報を参照した数値。店舗や販売条件によって異なる場合がある。
コスパ重視ならどのメニューがおすすめ?単純に価格と満足感を比較すると、それぞれに異なる強みがある。
ミラノ風ドリア:主食としてのコスパが魅力
320円でご飯とソース、チーズを一度に楽しめる。556kcalあるため、食事の中心として選びやすい。
小エビのサラダ:軽めの食事や追加注文に向いている
370円で196kcal。サラダとしては食べ応えがあり、メイン料理と組み合わせやすい。
辛味チキン:肉料理を手頃に追加できる
320円で295kcal。おつまみとしても、メイン料理にもう一品加えたい場合にも使いやすい。
柔らか青豆の温サラダ:低価格で栄養面も意識したい人向け
210円で215kcal。半熟卵とチーズのコクがあり、メイン料理だけでは物足りないときに便利だ。
サイゼリヤのカロリーランキングで気を付けたいこと人気と低カロリーは同じ意味ではない。
今回の4品で比較すると、小エビのサラダが196kcalで最も低く、柔らか青豆の温サラダが215kcal、辛味チキンが295kcal、ミラノ風ドリアが556kcalとなる。
一方、メイン料理としての満足感を求めるなら、カロリーが高いこと自体は必ずしもマイナスではない。
また、サラダにドレッシングを追加したり、ドリアに別の料理を組み合わせたりすれば、食事全体のカロリーは変わる。
公式の栄養成分情報では、商品ごとのエネルギーや食塩相当量を確認できる。ダイエット中や塩分を意識している人は、単品の順位だけでなく注文全体で判断したい。
【目的別おすすめ】サイゼリヤで失敗しないメニューの選び方
人気ランキング上位の料理はどれも魅力的だが、食べたいものは利用シーンによって変わる。
ここでは、2026年の投票結果と公式メニューの特徴をもとに、選び方を整理する。
初めて行くならミラノ風ドリアサイゼリヤの定番を体験したいなら、ミラノ風ドリアがおすすめ。
1983年の商品化から続く看板メニューで、公式も人気No.1として紹介している。
価格とボリュームのバランスを重視する人に向いている。
ただし、サラダやパスタなど複数の料理を楽しみたい場合は、ドリアだけで満腹にならないよう注文量を調整するとよい。
野菜や魚介を楽しみたいなら小エビのサラダ小エビのサラダは、196票の読者投票で1位になった実績がある。
エビの甘みと野菜の食感を楽しめるため、肉料理やドリアと組み合わせるのにも適している。
ただし、サラダ単品でしっかり食事を済ませたい人には、主食を別に注文するほうが満足感を得やすい。
お酒や軽食なら辛味チキン辛味チキンは、辛さが控えめで、食べやすい味付けが特徴。
友人との食事や、ピザ・パスタを中心にした注文に一品追加したいときに向いている。
名前から強い辛さを想像している人には、実際のマイルドな味付けが意外に感じられるかもしれない。
野菜を一品追加したいなら柔らか青豆の温サラダ青豆の自然な甘みと半熟卵の組み合わせを楽しみたいなら、柔らか青豆の温サラダが候補になる。
210円という価格も魅力だ。
グリーンピースが苦手な人でも、チーズや卵のコクと一緒に食べることで印象が変わる可能性がある。
口コミだけで選ばないための判断基準人気投票には、投票者の好みや利用頻度が反映される。そのため、ランキングの順位だけで注文を決める必要はない。
次のような基準で選ぶと、満足度の高い注文につながる。
- 価格重視: 予算内で主食や副菜を組み合わせられるか。
- ボリューム重視: 主食・肉料理・サイドメニューの量が適切か。
- カロリー重視: 1品だけでなく、食事全体のエネルギー量を確認する。
- 味の好み重視: チーズ系、トマト系、魚介系、肉料理など好みの方向性を選ぶ。
- 複数人での食事: ピザやサイドメニューなど、シェアしやすい料理を取り入れる。
この判断基準を使えば、ランキング上位の商品にこだわらず、自分に合ったメニューを選べる。
【サイゼリヤの人気メニューランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のサイゼリヤ人気メニューランキング1位は何ですか?
A1:調査によって異なる。macaroniの196票の読者投票では小エビのサラダが1位。2026年10月15日時点の2889票を集計した「みんなのランキング」ではミラノ風ドリアが1位だった。
Q2:サイゼリヤの公式人気No.1メニューは何ですか?
A2:サイゼリヤ公式が「人気No.1メニュー」と紹介しているのはミラノ風ドリア。1983年に商品化された看板メニューだ。
Q3:小エビのサラダはなぜ人気なのですか?
A3:プリッとした小エビ、レタスの食感、特製ドレッシングの組み合わせが特徴。196票の読者投票で1位を獲得し、別の2889票の調査でも3位に入っている。
Q4:辛味チキンは本当に辛いですか?
A4:強い辛さが特徴の料理ではない。サイゼリヤ公式によれば、登場当初より辛味を抑え、幅広い人が楽しめるマイルドな味付けに改良されている。
Q5:2026年11月のミラノ風ドリアの値段はいくらですか?
A5:通常店舗では税込320円。2026年10月29日の価格改定で、従来の300円から20円値上がりした。一部の地域価格店舗では330円となる場合がある。
Q6:サイゼリヤでカロリーが低い人気メニューは何ですか?
A6:今回比較した人気4品では、小エビのサラダが196kcalで最も低い。柔らか青豆の温サラダは215kcal、辛味チキンは295kcal。ミラノ風ドリアは556kcalだ。
Q7:サイゼリヤの最新メニューと価格はどこで確認できますか?
A7:サイゼリヤ公式サイトのメニューブックと商品紹介ページで確認できる。店舗によって価格や取り扱い商品が異なる場合があるため、来店前に確認しておきたい。
2026年のサイゼリヤ人気メニューランキングを比較すると、小エビのサラダとミラノ風ドリアの2品が特に強い支持を集めている。
196票のmacaroni読者投票では小エビのサラダが25票で1位。2889票を集めた「みんなのランキング」の2026年10月15日時点の集計では、ミラノ風ドリアが1位、辛味チキンが2位、小エビのサラダが3位となった。
サイゼリヤ公式もミラノ風ドリアを人気No.1メニューとして紹介しており、看板商品としての存在感は大きい。一方、小エビのサラダは異なる調査でも上位に入り、幅広い利用者から支持されている。
価格面では、2026年10月29日の改定後、ミラノ風ドリアは320円、小エビのサラダは370円、辛味チキンは320円、柔らか青豆の温サラダは210円となった。
【プロの結論】
サイゼリヤの人気を読み解くうえで大切なのは、単純な順位ではなく、複数の調査で繰り返し上位に登場する料理を見極めることだ。看板商品の安定した支持を知りたいならミラノ風ドリア、読者のリアルな推しメニューを知りたいなら小エビのサラダ、サイドメニューの満足感を重視するなら辛味チキンが有力な選択肢になる。
ランキングはあくまで注文の参考情報。価格、カロリー、食べたい量を考えながら、自分だけのお気に入りの組み合わせを見つけることが、サイゼリヤをより楽しむ方法だ。
主な情報源・調査資料
- サイゼリヤ公式サイト「人気メニュー」「商品紹介」「アレルゲン・カロリー塩分情報」
- macaroni「2026年最新 サイゼリヤの人気メニューランキング」
- みんなのランキング「サイゼリヤメニューランキング」
- オトナンサー「サイゼリヤメニュー人気ランキング」(2026年10月16日)
- ライブドアニュース(2026年10月16日)
- Impress Watch、FNNプライムオンライン(2026年10月の価格改定報道)
価格・ランキングの確認基準日:2026年11月5日。価格は通常店舗の税込表示を基本とする。